続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

島本町議会の議員定数16人から14人に削減されました

2012年12月03日 | 議員活動
去る11月16日の臨時議会にて賛成多数で可決されました。
提案議員は(川嶋、伊集院、清水、平井議員)の4名で、
賛成8(川嶋、伊集院、清水、菅、藤原、東田、山口、平井議員)
反対6(外村、河野、平野、戸田、冨永、高山議員)でした。

提案理由は「町を挙げて行財政改革に取り組む中、住民にのみ負担
を強いるのではなく、議会自らが改革の範を示すべきと考えて」との
ことでした。特別委員会でもっと議論してから12月議会で採決しても
いいのではないかと動議も出しましたが否決しての強行採決でした。

今回の唐突な提案にはびっくりしました。何故なら、議員定数の削減
は民意を反映させるために選挙で議員を選ぶという民主主義の根幹に
かかわる選択ですから、対話集会など充分な意見吸い上げをしてから
慎重に行うべきものです。

一般論として議員定数の削減という声は巷にありますが、それは偏に議員
の存在価値や有難味を実感できないことへの裏返しとしての有権者の怒り
の表れです。又衆参合わせて700人以上もいる国会議員や100人規模の都市
の議会と同じ扱いをするのも危険です。議員定数の削減は有権者にとって
民意を反映させる機会の損失につながる。

私は議員自らが身を切ると言うのなら議員定数の削減ではなくて報酬
の削減を優先すべきだと主張しました。今回の定数削減で単純に試算
すると12.5%の財政削減効果がありますが、報酬に換算すれば33万円
から28万8750円になるだけです。
この水準は現状の大阪府下の能勢町、田尻町、忠岡町などと同程度で
決して遜色はありません。
その点議員報酬の削減は議員自らの責任で誰にも迷惑を及ぼさない
「自己完結型」の身の削り方であり、健全な民主主義維持のためには
こちらを選択すべきであります。皆さんはどうお考えでしょうか。



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