続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

ご都合主義のいいかげんな政権には未来を任せられない

2018年11月23日 | 選挙で勝つことしか考えていない


何度も当欄で訴えてきているがこれほどいい加減な政権はない。既に森友・加計問題で疑惑に包まれたままで
何一つ真相解明しようとしない不遜な態度で政権担当能力・資格を失っている安倍政権。
今の国会運営の様を見てももうレームダック状態である。無能な閣僚のオンパレードにも手を打てない。

消費増税が話題になっているがことここに至っての5%還元策には聞いてあきれる。一体何のための消費税増税なのか。
財政健全化への一助の策である筈。それなのに全く訳の解らない還元策でいったいどうしたいのか意味不明の策。
政権としては2度も先延ばしした消費税増税でこれ以上延期すれば公約違反と言われ、野党からの追及に困るし、政権
遂行能力を問われるのを恐れてのことだろう。しかし来年に参院選挙を控えて有権者にはいい顔をしたい。本当に我が国の
財政状況や行く末を憂える能力があるなら堂々と説明して消費税増税を敢行すればいいのではないか。全く筋が通らない。

自分たち政権側の都合だけで政策を考え、しかもその時その時に自分たちに都合の良いことを公言したりしているから
後で矛盾が生じる。その結果現実の消費の現場で起こりうる業者や消費者にとっての不便さや混乱などは全部知らん顔。
小手先の還元策などで誤魔化そうとすれば一層複雑になってその為に又財源が必要となる。こんなことなら消費税増税を
止めた方がよっぽど国民の為になるし、還元策や補助金などでの無駄な財政出動が不要になってスッキリする。
こんな大事な税に係る政策については国会でもっと徹底的に議論して貰わないと困る。ましてやプレミアム商品券や還元策
などという軽々しいアイデア、それもオリンピックの終わる9月までとか政策を弄んでるとしか言いようがない。

そもそも何故消費税を増税するのか?増税が必要なのか?いったいどれくらい増税すれば財政がどれくらい健全化に向かうのか
数値も策も何も説明が無いままに我々国民に増税を迫るのはおかしな話である。それに消費税だけに的を絞って増税を議論する
事自体片手落ちと言わざるを得ない。我が国の消費税率は欧米諸国などに比べて低いと言うが、それはその国の税体系全体の
中で議論する必要がある。我が国にはいったい何種類の税金が存在するのか、その全体像をつまびらかに国民に開示し、どの
部分が諸外国に比べて違うのか、又税全体が少ないのか多いのか議論しなければ説得力は無い。

現に消費税率は低いかもしれないが、じゃ所得税、住民税、土地の取得税や固定資産税、都市計画税、他にも印紙税や自動車
に関する多種の税金などの多寡はどうなのか。国会ではそういう議論が全くない。情けない限りである。こんな状況が生まれるのも
全ては一党長期政権のなせるところである。こんないい加減な「自分ファースト」で選挙に勝つ事だけが目的の政権に我々の大事な
税金や将来を任せる訳にはいかない。消費税2%など増税しなくても無駄使いを減らせば充分足りる筈。皆で怒りましょう。


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