昨日10日から開会中の12月会議に第75号議案として町の事務分掌条例の改正案が提案され、同時に組織
機構の見直し案が示された。
提案理由は「住民福祉の維持・向上を目指し、事務事業を迅速かつ効率的に遂行するため」とのこと。
合わせて平成18年４月以降見直しして来なかったし、又その間に職員の数も258人から240人に減ったこと
により機動的な組織にする必要があることも理由として挙げられた。
本日の審議過程では組織機構の見直し案に対して各議員から多くの指摘があったが、特に論点が集中した
のは現状民生部が所管する「子ども支援課」を旧教育委員会事務局の見直し後の組織である「教育こども部」
に移管し、「子育て支援課」とする点にあった。要するに保育所と幼稚園運営に係る子育て行政を一本化
するということですが、「何故教育委員会に持って行くのか」という点の根拠や合理性、メリットが多くの
議員にとって充分な理解と納得が出来なかった。一本化すること自体には異論は出なかったが役場が担う
行政事務の中でも最重要の「子育て」を何故町長直轄でない組織の教育委員会事務局に所管させるのか、むしろ
幼稚園行政を新組織名称の「健康福祉部」（旧民生部）に持ってきて一本化する方がより良いのではないか
との意見が続出した。
私は保護者や子育ての現場の意見をどれだけ聞いたのか？などと質問したがどうも拙速で怪しい感がしたし、
他にも今回の組織機構見直し案はかなり大掛かりなもので急ぐことは無い、じっくり冷静に考える方が良い。
そこで最後に私が「委員会付託して更に詳細の審議をしよう」という動議を提案し、私を含めて８人の賛同を得た。
結局後日「総務建設水道常任委員会」にて他の論点も含め更に慎重な審議をすることとなった。
更に本日急に第８７号議案として200万6千円追加の一般会計補正予算案が提案され、明日審議することとなった。
この議案こそ理解に苦しむ補正予算案である。詳細は又明日以降に報告します。
関心ある方は是非明日議会傍聴に来て下さい。
