疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

「愛と死の青春」 丘けい子

2013年10月23日 | Weblog
「愛と死の青春」は、大昔に、週間マーガレットに連載されていた漫画である。

ネットで検索していたら、ふとしたことで復刻版で読むことが出来た!!


中学1年くらいだろうか・・生まれて初めて『少女マンガ』なるものを読んだのは!!

そこで出会ったのが「愛と死の青春」でした。






なんというのだろうか・・・「純愛」ですか?

それも、主人公笑子の恋人の達也が、不治の病に侵され死ぬまでの青春を描いている。

最初は、仲の良い無邪気な関係だった笑子と達也が、

達也の病魔を通して、お互いに離れられない深い絆で結ばれていく・・・。



しかも、この漫画の最終回、笑子は、死んだ達也の遺灰を抱いて、

約束通りその灰を海に流すというだけで終わらず、

自分の命まで海に捨ててしまう・・入水自殺して死んでしまうという・・・。

このラストに、当時中学生だった俺は、大変な衝撃を受けたのしでした。




2人の会話が、中学3年くらいでは、凄く生き生きしていて面白かったし、

カラッとした軽妙なやり取りが、友達っぽくてとても良かったのです。


それから高校生へ、やがて大学生になった頃の笑子がとても大人びていて、

俺は、「わあ~~、笑子が大人の女性になったんだな~」って(笑)

丘けい子さんていう漫画家は、そういう描写が非常に上手かった。

それで、このラストですから、もうとんでもなくびっくりだったんですね。




大昔の少女漫画だから、絵も内容も古くなって見れないだろうなと思いきや、

そう抵抗がなかったから凄い(笑)ちゃんと読めるのも驚きました。


このラストをちょっとだけ載せておきます。

自分にとっての少女マンガのバイブル的作品「愛と死の青春」最終回です。



















「愛と死の青春」をはじめから通して読みたい方はこちら。

http://okworld.sakura.ne.jp/rensai/index.shtml


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昨日の稽古 昼と夜。 | トップ | 今夜の戦(いくさ) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これは 懐かしい作品を (ゆぶ☆)
2013-10-23 08:56:36
はっきり 覚えてませんし マーガレット系で 育ってないのですが 丘けい子先生は 少女フレンドにも 何か 掲載されていたかな
この ストーリーは 今の若者も ドラマで 感動している

恋空 セカチュー 1リットルの涙と 同じく 恋人のどちらかが 若くで 不治の病で 亡くなるという…

でも 後追いまでは いきませんね

まさに 純愛

返信する
ゆぶ☆様 (トリトン)
2013-10-23 09:15:01
早速のコメント、ありがとうございます。

もし自分が不治の病で死んでいくとしたら、
彼女には「自分の分まで生きてくれ!」と念を押しておきます。
現実にはやっぱり死んで欲しいとは思わない。
まあ、そういう人も今時いないでしょうが・・。

この笑子のキャラクターですね。
あっけらかんとしているかと思えば、すごく感じやすかったりする・・こういう子はいいですね。
達也も言いたいことをはっきり言うタイプですし、
2人はテニスの上手な似た者同士ですが、
この明瞭コンビに悲劇が覆いかぶさってくるドラマ作りがスゴイです。

今読むとまた違った感想が出てきますが、
それでも、こういう純愛ドラマには筆舌に尽くせない「感動」があります。

返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事