疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

一人稽古。

2011年12月17日 | Weblog




金、土、日曜と3連休です。なにげに嬉しい。



連休初日は、午後から、道場で個人稽古を3時間やった。

なんだあ?・・四段取っても、やってる事はあまり変わりませんな(笑)




いろんな思索をしながら取り組むが、この一人稽古がまた良い。

周囲に誰もいないので、ありとあらゆる試行錯誤をする。

いろんなイメージを組み合わせて射を試みる。

それらから、今の自分に必要かつ相応しいものを取り入れていくのだ。



結局、今の自分にできる「射のレベル」というものがあるので、それに徹することにした。

ぶっちゃけ、鈴木宏之十段や、弓の神・阿波研造先生の射には遠く果てしなく及ばない。

会において海をイメージして「大いなる調和の精神」に至るとか、

宇宙と一体になった「神人の射」の境地なんて、今の俺には到底できない。


だから、今の自分にできること、正しい射法と気の呼吸に徹した。

それすらも、ちゃんとできるかというと、なかなかだ。何度も何度もやり直す。



まあ、そういう中身重視の修行をコツコツ繰り返していたわけで・・・・冬の風が非常に寒かった(笑)





さて、終わろうかという頃に、S大の学生が5人やってきた。男1人、女4人。

すると、最後の一手で弦が切れる。あれれえ~



翌日の忘年射会用の弦だったから、急遽、新しい弦作りをした(麻弦は30分はかかる)。

学生君たちの利用時間に便乗して(笑)弦を磨ぐ・・・あな急がしや





その間、一番いい射をする子(三段だった)をつかまえて

「弓はね、的に中ることも大事だけど、それはあくまで結果でね、

弓の美しさっていうのは、会(かい)でね、どれだけ真剣に、必死にがんばっているか?

精一杯の自分を表現しているか?そこなんだよ。それが弓道の美しさなんだよ」と(偉そうに)語る。



でも、本当にそう思うんだ。







コメント (4)
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