金、土、日曜と3連休です。なにげに嬉しい。
連休初日は、午後から、道場で個人稽古を3時間やった。
なんだあ?・・四段取っても、やってる事はあまり変わりませんな(笑)
いろんな思索をしながら取り組むが、この一人稽古がまた良い。
周囲に誰もいないので、ありとあらゆる試行錯誤をする。
いろんなイメージを組み合わせて射を試みる。
それらから、今の自分に必要かつ相応しいものを取り入れていくのだ。
結局、今の自分にできる「射のレベル」というものがあるので、それに徹することにした。
ぶっちゃけ、鈴木宏之十段や、弓の神・阿波研造先生の射には遠く果てしなく及ばない。
会において海をイメージして「大いなる調和の精神」に至るとか、
宇宙と一体になった「神人の射」の境地なんて、今の俺には到底できない。
だから、今の自分にできること、正しい射法と気の呼吸に徹した。
それすらも、ちゃんとできるかというと、なかなかだ。何度も何度もやり直す。
まあ、そういう中身重視の修行をコツコツ繰り返していたわけで・・・・冬の風が非常に寒かった(笑)
さて、終わろうかという頃に、S大の学生が5人やってきた。男1人、女4人。
すると、最後の一手で弦が切れる。あれれえ~
翌日の忘年射会用の弦だったから、急遽、新しい弦作りをした(麻弦は30分はかかる)。
学生君たちの利用時間に便乗して(笑)弦を磨ぐ・・・あな急がしや
その間、一番いい射をする子(三段だった)をつかまえて
「弓はね、的に中ることも大事だけど、それはあくまで結果でね、
弓の美しさっていうのは、会(かい)でね、どれだけ真剣に、必死にがんばっているか?
精一杯の自分を表現しているか?そこなんだよ。それが弓道の美しさなんだよ」と(偉そうに)語る。
でも、本当にそう思うんだ。