疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

『WORST』

2007年04月30日 | Weblog



今、単行本を買い込んでいるのが『WORST』だ。

作者は、高橋ヒロシさん。


高校生という設定だが、やってることはヤクザの抗争と変わらない。

喧嘩と暴力、力と力で、男たちが壮絶な戦いを繰り広げる世界がここにある。


俺が好きな漫画の中では、もっとも波動が粗く、読後感はいまひとつだが、

それでも買わせる魅力は、「強い者が上に行く」という力の原理が働いているからだ。



たとえ悪でもいい、強くなりたい。なめられたくはない。男でありたい。

そんな根源的な男であることの願望を満たしてくれる作品だ。


女性キャラは、『WORST』には、ほとんどと言っていいほど出て来ない。

いや、たぶん、セリフのあった女もほとんどゼロなのではないか・・。


荒くれた男どもが、頂点を目指して、喧嘩を繰り広げているのだが、

ちゃんと男の本道は通しているし、筋は通すし、この漫画はこれでいいのだ。


男たちの本質は、実は、いつの時代でも変わらない。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする