『ナショナル ジオグラフィック』は、スカパーチャンネルの1つ。
最近、特に気に入ってる、このチャンネルナンバーは、741だ。
地球、大自然の神秘、動植物の生態、海、古代文明など、
ありとあらゆる事象に科学的なメスを入れて解明を試みる。
昨日の番組で面白かったのは、「世界一週海流紀行」というタイトルで、
フロリダで生まれた子ガメの旅を通して、海の神秘を見ていくというもの。
関心したのは、生まれたばかりの子ガメが、
危険な魚がせまると体をまるめ、ゴミに姿を変える!!ことだ・・。
「すげえ!・・すでに生きる智恵を身につけてるのか!」と俺は驚いた。
浮き藻で休憩するが、この小島のようなところでも、
毒をもったカツオノエボシ(触手15メートルのクラゲ)や、その毒性に免疫をもつ小魚、
擬態をするカニや魚など、いろいろな生物たちが生きるための壮絶な戦いをしている。
子ガメは、カツオノエボシの毒には平気で、それは硬い甲羅があるからだ。
主にクラゲを食べているが、「このクラゲはイマイチだな~」とやめてしまう。
ここでも危険な魚がやってきたが、その時、藻の中にコソコソと隠れてやり過ごした(笑)。
やがて海にもぐると、これからの映像が、今回の番組の見せ所だったが、
異様な姿をした不思議なクラゲがたくさん出てきて、その1つが上の写真だ。
それはまるで、宇宙生物だ。宇宙戦艦にも使えそうなスゴイ姿をしている。
青色に光ってたり、触手から流れるように光を放っていたり、
なんともはや美しくかったりもするのだった・・。
人類は、地球を征服したかのように思っているが、
海の中では、未知の生物たちによって、驚異のドラマが繰り広げられているのだ。
この番組を見た俺は、人間も、もうチョイ進化して、髪の毛や目が、
パアーーッと光ったりできるようになったら、さぞ面白いだろうと思った。
花火大会やお祭りに出かけて、子供が迷子になってたとしても、
お母さんの一声で、子供の頭がパアーッと光るので、簡単に見つけられるに違いない(笑)。
日曜の朝から、食後のコーヒーをたしなみながら、こういう番組を見るのもなかなかいい。
東京という都会で暮らしていると、大自然とかけ離れた生活になりがちだが、
『ナショナル ジオグラフィック』は、忘れていたものを呼び覚ましてくれるのです。