野球も9年やっていると、9冊もの野球ノートがたまっている。
その7冊目に、自分にとってのベストのスライダーを投げていた頃の覚書があった。
「ほお!ふんふん、ああ、そうやって握って、そう投げていたか!」
かねてから、あの頃のキレを取り戻したいと、ずっと試行錯誤してきたが、
過去の記録にちゃんと残っていたのだ。なんてこったい!オオマイガー!
さっそく、多摩川に出向いていって、投げ込んでみたが、そう簡単には投げられない。
なんの理由かはわからないが、それが投げられなくなって、握りをいろいろ変えてきたのだ・・。
たぶん、曲げようと意識してしまって、逆に、投げれなくなっていたのだろう・・。
確か、そんなところから、変化のキレを失っていったように思う・・。
そして、壁にむかって投げること、1時間半、全盛期のキレはまだしも、
ようやく威力のあるスライダーが投げられるようになった気がした(笑)。
過去の一番いい時は「ギュワン!」という感じで、急角度で曲っていたが、
これまでのは、「ホワン」という、ほとんど斜めのカーブみたいな感じだった。
それが、「グワッ!」みたいな感じに変化が戻ってきているように思う(表現がヘタだが)。
もちろん、今は、昔と違って、ストレートの威力も、だいぶ落ちてるんだけど・・。
まあ、実戦で、思い切り投げてみるさ!あとは知らん!
モーションも、セットではなく、以前のワインドアップで投げてみようと思う。
ここまできたら、やれることは全て、悔いのないよう開き直ってやっておこう。
これまでの集大成的ピッチングということで、今の自分にできるベストピッチをやれればいい。
果たして、俺の野球ノート、ナンバー7は、ラッキー7となるか・・!?
あとは、問題の膝だが・・。これは騙し騙しやっていくしかないだろう。
なにはともあれ、何でも記録だけは、しっかり残していおいて良かった。