疾風の如く!

美人画と弓道に生きる日々。

三好和義、写真展 

2006年05月06日 | Weblog



かねてからファンだった写真家の三好和義さんの写真展に行って来た。


新宿タカシマヤの10階展示場にかなりの数の写真が並んでいた。

しかも、ご本人が毎日2時と4時に来られてサイン会もあると聞いていたので、

その時間をねらって行くと、なんと、三好和義さんご本人が、

150人ほどのお客さんを前に、あれやこれやと写真の解説されていた。



俺は、深夜に、大好きなエンヤの音楽を流しながら、お香など焚いて、

三好さんの写真集を、ゆったりながめているという人知れない趣味があるが、

これは本当にどっぷりと癒される。トリップしてしまえる・・。

その癒しの張本人(なんつー表現だ!)が、目の前にいるのだった(うわー!嬉しいヨー!)。


なんと、俺の持ってる写真集にあった自己紹介の風貌とは違って、

ご本人は、五分刈りのお坊さんみたいな頭で、どことなく普通の感じの人だった(笑)。

ちなみに、渋谷で見た荒木径惟さんは、一見して個性的な「芸術家」だったが、三好さんは、普通っぽい。

もちろん、写真家としての才能も実力もあるから、名前も写真集も売れているのだ。


三好さんは、家が、バナナ問屋だったそうで、幼少からバナナに囲まれて育ったらしい(笑)。

「ああ~~~あ!それでか!!」とストレートに納得した。

そして、カメラに凝り初めて、沖縄の写真を撮って、コンクールに出したら、認められたそうで、

この人が、「楽園」をテーマに撮り続ける理由も、はっきりわかった気がした。


そう言えば、うちのオヤジもバナナを一本だけ育てようとしていたが、

あれが枯れないで、ちゃんと育っていれば、

俺も、今頃は「楽園」を追いかける写真家になっていたのかも・・・(笑)。

うちは、稲作がメインの農家だったからなあ~~。

あとは、せいぜい家の周りに、柿とか栗とか・・無花果(いちじく)とか・・・。

しかも、それを食べる事しか考えてない、卑しい子供だったからなあ~。


いやーしかし、そうかーー!三好和義さんの原点は、バナナだったのかあーー!!



写真は、やはり、すばらしかった。

感想を、一言で語れば・・「この人は、地球という美女を撮っている!!」だ。

TVの残酷なニュースなどは、意識して見ないそうだし、自分の世界を完全に確立していて、

今度は、日本の楽園とか、仏教的な楽園も撮るのだそうだ。


ある女性が「キレイな写真ばっかりだね~っ!!」ともらしていたが、

確かに、あそこには、残酷な写真などない。

美しくも癒される写真ばかりだった。

そして、それが、三好和義さんの世界なのだ。


ちなみに、三好さんが、国内で最も美しいと思う海岸は、宮古島の前浜だそうだ。

ちくしょーー! 俺も、いつか必ず沖縄行ったるぞ~~!!(笑)


うう~~ん。今日は久々に、いいものを見れた。

そして、東京の夜をさまよいながら、

「ああ~~、俺もせめて海の見える家に住みたい~~!!!」と、そう切に思ったよ。

俺には、東京の人ごみも、ビルのジャングルも、満員電車も似合わない。

満員電車の似合う人がいるのかどうかは、定かではないが、

とにかく、ゴミゴミした所は好きくないのだ。ううっ・・・・。


俺の心も、楽園を求めて止まない。

ああ、俺の楽園は、どこにあるのだろうか・・。








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする