今年は皆さん動きが早いですね。
いい感じです。
年明け早々経営者の方から新規事業のご相談が続けて入ってきたのですが、どちらも終わってみたら最初に思い込まれていた課題が実は課題でないことがわかりました。
一つは、事業資金調達のご相談でしたが、実は使い道がはっきりしていなくて、よくよく聞いてみると、事業計画はあるのですが、実行プランが具体的に立てられていない状況で、事業化の幾つかのポイントを整理しながらザクっと組み立て方をお話したら、スッキリ優先順位が見えて、思っていたほど資金は準備しなくても行けることが判明。
もう一つは、販路開拓の相談でしたが、商品はあるものの価格設定や肝心の契約書がまだ用意されていない状況で、こちらも現実的な段取りの進め方を整理しながらお話したら、今やるべき課題が別にあることが分かって一件落着。
よくあることですが、一見大きく見える問題が優先順位の1位だと思い込まれていて、実は手前の小さな課題を幾つか解決すると大きな課題が萎んで大した問題ではなくなることもあります。
ご本人は真っ只中にいらっしゃるので、見えども見えずになることもわからないではないですが、第三者の立場の私からは、なんでそれが問題なのですか?と思うこともしばしば。
新規事業立ち上げも数をこなしているので、誰もが陥りやすい落とし穴もある程度は予測も対処も出来るのですが、一般企業だとそんなに経験値は積めないから、難しく考えて余計なところに時間コストをかけてしまうんですね。
大企業は時間をお金で買ってスピードを上げますが、中小企業では中々判断が難しいところです。
まあ、私もこのスキマで飯を食わせていただける機会があるのですが、中小企業の経営者が根っこの考え方を新しく変えられるかどうかが、いつも分かれ目になっている気がします。
何れにせよ、適度のリスクを取って新しいことに挑戦しましょう!