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Oh!顔認証システムはこうして使う!?「CAOS(顔ッス)」

2010-01-21 | アイデアブレスト視点

道頓堀で大型ビジョン「トンボリステーション」「トンボリ・リバーサイドビジョン」を運営するプラネットは12月末より、カメラで撮影した通行人の顔部分に画像を重ねてリアルタイムに表示するパターン認識システム「CAOS(顔ッス)」の運営を開始した。

 

パターン認識システム「CAOS(顔ッス)」は、ビジョン前にいる人々をカメラで撮影し、あらかじめ作成しておいたグラフィック画像を顔の周りにリアルタイムに当てはめることができるもの。年末に行った試験運用では、1日数回、サンタクロースの帽子をかぶせたり、干支の寅の耳を付けたりするなど季節に応じた画像を通行人の顔に当てはめるプロモーションを行った。

顔認証技術と言えば、誰でも思い浮かぶのがセキュリティー分野。これは、開発者が考えついた用途であるとも言えます。
しかし、視点が違う企画会社が先端技術を活用すると、こんな風に新しい技術の応用が登場するのです。

Topdasでも、大学発の特許技術の販路開拓を頼まれるケースがありますが、そのほとんどは研究開発者は自分の役割は終わりました、後はこの技術を使って売ってくれませんか、というもの。
これを受けて、新しい商品企画や事業化を考えることはそれほど難しくないのですが、研究開発に全ての資金が投入されており、市場へのアプローチや企画提案などの経費がない場合がほとんどなので動きたくても動けないのが現状です。

また、一般企業側では、このような技術開発に常に注目している会社は別として、新技術が登場したことさえも知らないし、気付いたとしてもアクションを起こすまでに至らない方が多い。何故なら、発見した方がピンときているかということと、チャンスありと思っても商品開発から売り上げが上がるまでのコスト負担を懸念するからです。

もう少し、グッドマッチング機会を増やすならば、研究開発費の予算を組む際に、市場へのアプローチや事業企画、事業化プランニンングまでのコストを予め経常しておくか、国などが新技術を産業につなげるまでのコーディネート経費を補助する仕組みを、もう少し広く一般的に使いやすいモノにすることが解決への糸口になると思います。
従来の古臭い、発想力、柔軟性のない機関に、国民の大切なお金を落としているようでは、未来はありません。

道頓堀に出かけたら、自分の顔を映して遊んでみましょう!

 

モノの見方、考え方の視点が違う Topdas