六本木ヒルズ(港区六本木6)の展望台で「朝ヨガ」を体験──アディダスジャパン(新宿区)が5月10日、女性対象のスポーツイベント「adidas women's sports holiday」の一環として実施。事前募集した女性約35人が午前8時から、海抜250メートルに位置する「東京シティビュー」(六本木6)でヨガを楽しんだ。
「女性がスポーツをする機会を提供する」(同社マーケティング担当者)ことを目的に開催した同イベントは、ヨガ、ゴルフ、ランニング、ジムなど女性に人気が高いスポーツプログラムを、六本木ヒルズを会場に体験できる企画。
ヒルズ内に新店舗「アディダス パフォーマンスセンター六本木ヒルズ」をオープンしたことや、女性対象ということから「ファッション性の高い場所」として六本木ヒルズを会場に選んだ。参加した女性は、ヨガと「マーシャルアーツ(武道)」を組みあわせたオリジナルのエクササイズや、六本木ヒルズ周辺のランニング、ゴルフのスイングレッスンなど様々なプログラムを楽しんだ。
同社では今後「ウィメンズ」分野に力を入れていく考え。スポーツのエントリー層に向けて「ライフスタイルにスポーツを取り入れてもらう」(同)ことを目指すという。6月からは都内で定期的に朝ヨガイベントなどを開催していく。
当日は、人気デザイナーのステラ・マッカートニーさんとのコラボレーションライン「アディダス バイ ステラ・マッカートニー」の新作秋冬コレクションも披露され、モデルのSHIHOさんらが参加し、ランニング、テニス、ヨガファッションを着てウオーキングを行った。
朝8時という時間までに到着するのに、参加者はいったい何時起きだったのでしょう?そこまでして参加する魅力は??
場所の設定「六本木ヒルズ」も大きい。これが浅草のシティホテルだったら???大阪で言うなら、駅前第3ビルだったら。。。
アディダスというブランド。
自分の体を鍛え上げてムキムキを目指すのでもなく、何かの大会に出場しようということでもなく、「異空間でカッコ良くスポーツをしている自分の姿」に喜び(価値)を感じているのでしょう。
イベントで集客をする際、朝ヨガですよ~!で広く打ち出すのではなく、このアディダスのようにしっかりターゲットを絞り込むことで、開催者の意図した参加者にメッセージが確実に伝えられます。
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