徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

春雷

2018年04月10日 | 小説


書名   春雷
著者   葉室麟
発行社 祥伝社
発行年 2015年3月20日
頁数   304頁
価格   1,600円+税

鬼隼人、許すまじ―財政難に喘ぐ豊後・羽根藩には、怨嗟の声が渦巻いていた。
十五年前に仕官、やがて御勝手方総元締に任じられた多聞隼人が、藩主・三浦兼清を名君と成すために、領民家中に激烈な痛みを伴う改革を断行したためであった。
そんな中、誰も成し得なかった黒菱沼の干拓の命が下る。
一揆さえ招きかねない難題であった。
それにも拘わらず、隼人は家老に就くことを条件に受諾。工事の名手で“人食い”と呼ばれる大庄屋・佐野七右衛門、獄中にあった“大蛇”と忌み嫌われる学者・千々岩臥雲を召集、難工事に着手する。だが、城中では、反隼人派の策謀が蠢き始めていた。
『蜩ノ記』『潮鳴り』に続く羽根藩シリーズ、待望の第三弾!

・「その人がどんな人か知りたいと思うだけでも人の縁は、結ばれたのだと、わたくしは思います」

・蒼穹を春雷がふるわせている。



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