仕事をしている人には、大変な雨。
私がいつもと変わらず、仕事をしていたら この土砂降りの中を、買い物しつつ帰ってくる頃である。でも、もう私は、自転車も乗れないのであろう。真夏の買い物はいやだなあ。
私の左手の握力は、17 ・4㎏であった。右手と10㎏以上の差があった。基準が分からないので、 ショックも何もなかった。初めの頃、夫に養生テープを頼んだ。それに名前を書いて、持ち物に貼ろうと思っていた。 普通なら養生テープを難なく
両手でちぎっているはずが、左手に持った テープはたちまち下を向き、固定できなかった。どんなに右手がしっかりちぎろうとしても、押さえている左が全く機能していないので、私はあきらめて、夫にハサミを所望した。夫は、メールに「養生テープは手で切れるようになっている。どうなっているんだ」と返してきた。
あ、この人、ちっとも病状を理解していないなと見た。左手に持つものをことごとく落としたり、こぼしたり。私は、姑にちゃんと意識して持って!と言っていた。意識以上に手の力がなかった。手に何かを持っているという意識、感覚がなかった。
だから、リハビリの先生は、左手と右手、左足と右足を強く触ったり、少ししか触らなかったり、比較しながら直していった。
一昨日、リハビリが休みだったので、私は、パソコンのキーボードを、実習生の置いていった折り紙を細かく切って作っていた。指に合わせたサイズの小さい紙を
切った。それは、両手を使った細かい作業のリハビリになった。次に、それを貼る為の養生テープをカットした。ハサミを使わないで両手のバランスで裂けるか。
できた!!じゃ、1センチ以下で裂けるか。 できた!完璧とはいえないが小さく縦長に切ることができたのである。
紙のキーボードを作って、パソコンを今までのように打てるか、心配だったのである。指の位置、速度、英詞はクリーデンスのHave you ever seen the rain?を選んだ。 なんだか、一石三鳥のような気分になった。
そして、目標の一つに、握力の回復。具体的な数字は明日先生に指導を受けてから。病室での私のダンベルは500ミリリットルのペットボトルだ。それに負荷かけたい時は養生テープをペットボトルにスポッと入れる。私の左手にふさわしい。