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「赤毛のアンの」の島で

2008-06-19 | 児童文学

児童書の伝記シリーズですが…。

赤毛のアンを書いたL・M・モンゴメリの生涯について、フリーライターの奥田実紀さんが書いたものです。

赤毛のアンが出版されて今年で100年になります。

モードは、2歳で母を亡くし、厳格な祖母に育てられました。

アンと同じように教師の仕事に就き、苦労をしながら、少女の頃から書く事は生涯続けました。アンのような恋愛にも恵まれず、祖母の死後、牧師と結婚しても、作家と教会の仕事に明け暮れ、家事も出来ないほど忙しく、子供達の非行や、結婚、離婚、夫の鬱病、そして、自らも体調不良とその生涯は、非常に苦労の多いものだったようです。

ただその中でも、文学仲間から紹介された。二人の男性との文通は生涯続き「モンゴメリ書簡集」として残っているようです。

 

モードが記者時代にかいた新聞のコラム「手紙を書く」より

 

まずは、単に自分が興味のあることではなく、相手が興味のあることを書くようにしましょう。次に手紙は、相手に話すように書くこと。相手が聴きたくなるような、悪意のない世間話はいくら書いても大丈夫だが、相手を傷つけたり、心配させるようなことは、どうしても必要な場合以外は書かないように。

18歳以上の大人は、感情のままに文を書いてはならず、ましてや、怒っているときに手紙を書くのは問題外だとしている。もし、書いてしまったら、手紙を出すのを24時間我慢しましょう。24時間後に、もう一度その手紙を読み直し、ゴミ箱に捨てること。そうすることで、怒って書いた手紙を出してしまったという苦しい気持ちを味あわずにすむ。「書かれた文字は残る」ということを、いつも心に留めておいてください。

18歳以下の若者については、いくらアドバイスしても、感情的で、感傷的な手紙を書くものであり、そういう経験は若者にとって必要不可欠です。

 

 



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