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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

多和田えみ「SINGS」

2010-01-28 | 音楽・芸術
新世代のソウルディーヴァ<多和田えみ>の1stフルアルバム! 熱い歌声がジャンルを越えて各方面から賞賛されている<沖縄が生んだ新世代のソウルディーヴァ>多和田えみの記念すべき1stフルアルバム『SINGS』が遂に登場!07年5月にインディーNo.1に輝いたデビュー作“ネガイノソラ”から最新シングル作品"涙ノ音"までのすべてのヒット曲を網羅した全16曲入り。代表曲である" . . . 本文を読む

鷺沢萠「コマのおかあさん」

2010-01-26 | エッセイ
これからも、ずっと一緒。温かくてフワフワのコマとの生活を描く、愛犬エッセイ。ときどき飼い主を困らせているようですが……「今いちばん欲しいものは何ですか」今から考えればこれは運命的なことでした。その質問がなければコマと私の出会いもなかったのです。失礼ながら今ではお名前も失念してしまったインタビュアーの方に、心の底からお礼を言いたいような気持ちと、責任取ってよー、と泣きながら言いたいような気持ちとがな . . . 本文を読む

ディーン・リップルウッド「バターはどこへ溶けた」

2010-01-25 | 新書・社会
登場するのは、賢いキツネとのんびり屋のネコ、それと「バター」。バターとは、追い求めだしたらキリがない、財産、名誉、出世、権力…の象徴。シンプルでなにげない物語には、自分らしく生きるためのヒントが込められている。   「チーズはどこへいった」の類似品で、装丁やタイトル内容からチーズ本をまた別な角度から書いたというのが、本書か。 家宝は寝て待て…。努力や欺瞞…野望。希望。そういうものは . . . 本文を読む

ジル・バシュレ「わたしのネコが小さかったころ」

2010-01-24 | 絵本
小さな鼻づらでおっぱいをさがしている子ネコのしぐさほど感動的なものがあるでしょうか?その風景に心うたれてしまったら、一ぴきの子ネコが、どうやってとてつもなくかわいく、とんでもなく太って、やっとのことで世界一ばかなわたしのネコになっていったかが、おわかりいただけるでしょう。パリであの「世界一へんなネコ」に二度惚れ。   ジル・バシュレ(文・絵)1952年生まれ。パリの国立装飾美術学校 . . . 本文を読む

川上弘美「おめでとう」

2010-01-23 | エッセイ
忘れないでいよう。今のことを。今までのことを。これからのことを。 小田原の小さな飲み屋で、あいしてる、と言うあたしを尻目に生蛸をむつむつと噛むタマヨさん。「このたびは、あんまり愛してて、困っちゃったわよ」とこちらが困るような率直さで言うショウコさん。百五十年生きることにした、そのくらい生きてればさ、あなたといつも一緒にいられる機会もくるだろうし、と突然言うトキタさん……ぽっかり明るく深々しみる . . . 本文を読む

森見登美彦「宵山万華鏡」

2010-01-21 | 小説
祇園祭宵山の京都。熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、気をつけないと「大切な人」を失ってしまう―。幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。様々な事情と思惑を抱え、人々は宵山へと迷い込んでいくが…!?くるくるとまわり続けるこの夜を抜け出すことは、できるのか。   祇園祭前夜。妖しの世界と現実とが入り乱れる京都、次々に不思 . . . 本文を読む

重曹+ナチュラル素材 暮らしのレシピ253

2010-01-18 | 実用書
Kitchen―しつこい水アカや油汚れに。Livingroom―気になるにおいやシミに。Bathroom―水まわりをピカピカ清潔に。Toilet―黄ばみや黒ずみも一気に解決。Laundry―いろんな素材や汚れに大活躍。Cooking―ふんわりおいしく仕上がる。Bodycare―体にやさしく効果抜群。Petcare―ペットハウスもクリーンに。エコそうじで、やさしい毎日 食に関して、素材から選んだり . . . 本文を読む

江國香織「雨はコーラが飲めない」

2010-01-17 | エッセイ
かつて私は、しばしば音楽にたすけられました。いまは雨にたすけられています。私たちは一緒に暮らし始めて二年三カ月になる。はじめて雨に会った日のことは、忘れられない。凍えそうに寒い、十二月の、雨の日だった。そのすこし前から、私はまるで幽霊みたいに日々を暮らしていて、その日もまるで幽霊みたいに、雨だというのにデパートの屋上に煙草をすいにのぼった。なにしろ幽霊なので、雨に濡れても平気だった。なにがどうなっ . . . 本文を読む

谷川俊太郎*広瀬弦「考えるミスター・ヒポポタムス」

2010-01-16 | 詩、短歌、俳句
ぼくの恋人は、ぼくに哲学がないという。ぼくは気持ちさえあれば、哲学なんて要らないと思う-キュートなカバがくりひろげる詩とビジュアルの本。 広い広い河原に座って ぽけっとしてるよ ポケットはからっぽだけど 足りないものはなんにもない 無限にいい気持ち すばらしい空の大きさ 今日は、冬空が青くて、太陽の光が雪原に光って眩しかった。 だから、カバの本を読みました。 今日は一日中座っていて疲れたか . . . 本文を読む

「プラダを着た悪魔」

2010-01-15 | 映画
2006・11 米   監督~デビッド・フランケル キャスト~メリル・ストリープ 、アン・ハサウェイ 、エミリー・ブラント 、スタンリー・トゥッチ 、エイドリアン・グレニアー 、サイモン・ベイカー 大学を卒業したばかりのアンディの夢は、ジャーナリストだ。しかしそんな彼女が、ひょんなことから就いたのは、NYの一流ファッション誌の編集長アシスタント。多くの女性が憧れる職業かもしれない。でも当の . . . 本文を読む

永田萠「お母さんのたからもの」

2010-01-14 | 詩、短歌、俳句
いつの時代も変わらない愛情のかたち。イラストレーター、絵本作家の永田萠が、書き下ろしの詩とイラストで綴る「母の愛」。 永田 萠~イラストレーター、絵本作家。「カラーインクの魔術師」と呼ばれる技術と色彩感覚、妖精をテーマにした夢あふれる作風で、画業35年近い今も第一線で筆をとる。1987年に『花待月に』(偕成社)でボローニャ国際児童図書展青少年部門グラフィック賞を受賞。定期的な国内巡回展のほかに、デ . . . 本文を読む

種田陽平「どこか遠くへ」

2010-01-12 | エッセイ
日本を代表する映画美術監督・種田陽平が、製作する美術セット、ロケーション・イメージなどに投影してきた彼自身の「記憶」を、イラストと文章で表現した初の自伝的絵本. 手がけた映画は『ヴィヨンの妻』『ザ・マジックアワー』『THE有頂天ホテル』『いま、会いにゆきます』『フラガール』『KILL BILL Vol.1』『冷静と情熱のあいだ』『イノセンス』…TBS系『情熱大陸』にも出演し、大きな話題を呼んだ . . . 本文を読む

スペンサー・ジョンソン「チーズはどこへ消えた?」

2010-01-11 | 新書・社会
変化は吉にも凶にもなり得る。それはあなたの考え方次第である。本書は、「チーズ」の本質とそれが人生で果たす役割を理解すれば、誰しも変化をありがたく思うようになるだろう、と呼びかける。 これは人生を迷路になぞらえた寓話。 そこには4つの生き物が暮らしている。 スニッフとスカリーはネズミ。分析力も判断力もないが。 スニッフは、いちはやく変化をかぎつけることができる。スカリーは、すぐさま行動を . . . 本文を読む

誉田哲也「武士道シックスティーン」

2010-01-10 | 小説
「ようするにチャンバラダンスなんだよ、お前の剣道は」剣道エリート、剛の香織。「兵法がどうたらこうたら。時代錯誤もいいとこだっつーの」日舞から転身、柔の早苗。相反するふたりが出会った?。さあ、始めよう。わたしたちの戦いを。わたしたちの時代を。新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち一本。 大きな拍手を浴びながら、互いに構え、剣先を向け合う。 この場所で再びめぐり合い、この相手と戦う . . . 本文を読む

池上永一「テンペスト下~花風の巻」

2010-01-08 | 小説
年明けて…。仕事も再開。読書もぼちぼち…。 この本は、危険です。夜更かしすること3日間。 琉球王朝の宦官である寧温。そして国王の側室となる真鶴。あまりにも時代と人との繋がりに翻弄されながらも、いつも、その時の運命を受け入れ、悩み続けながら、苦しみもがきながら、生きていく人間の姿に、のめり込む作品です。 まさか、まさかの展開に。 清国との外交。阿片の捜査。ペリー提督との対峙。もてる叡智の全て . . . 本文を読む