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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

瀬尾まいこ「戸村飯店青春100連発」

2009-02-28 | 小説
大阪の下町にある中華料理店・戸村飯店。この店の息子たちは、性格も外見も正反対で仲が悪い。高3の長男・ヘイスケは、昔から要領が良く、頭もいいイケメン。しかし地元の空気が苦手で、高校卒業後は東京の専門学校に通う準備をしていた。   一方、高2の次男・コウスケは勉強が苦手。単純でやや短気だが、誰からも愛される明朗快活な野球部員。近所に住む同級生・岡野に思いを寄せながら、卒業後は店を継ぐつも . . . 本文を読む

アンジェラ・アキ「ANSWER」

2009-02-27 | 音楽・芸術
.ゴールドディスク獲得のロングセラー「手紙」を収録した3rdアルバム。ゴールド・ディスク獲得!全国10万人の中学生が歌い続け、世代を超えた大ロングセラー「手紙」を収録した待望の3rdアルバム。生きること、愛すること、そして音楽への「答え=ANSWER」がここにある。 「手紙~拝啓 十五の君へ」:NHK全国学校音楽コンクール課題曲・NHKみんなのうた・日本郵政CMソンク゛/「Kno . . . 本文を読む

三浦しをん「私が語りはじめた彼は」

2009-02-26 | 小説
あっという間にアカの他人。でも実はまだ切れていない、「彼」と私の仲。それぞれの「私」は闇を抱える、「彼」の影を引きずりながら。男女の営みのグロテスクな心理を描く“関係”小説。   三浦さん27歳の時の作品。 連作短編小説です。 この手の男女関係の小説って、かなり多いと思います。 これはこれで、その面白さがあるのですが、 なにも、三浦さんが、書かなくてもいいかなあと思いました。 . . . 本文を読む

三谷幸喜「オンリー・ミー」

2009-02-25 | エッセイ
三谷幸喜の初エッセイ集 爆笑、冷笑、朗笑、嘲笑。どこから呼んでも笑いが飛び出す。コメディ脚本家の日常?   UFOに遭遇して締めきりに遅れそうになったこと、   パーティで見知らぬ人に、長嶋茂雄と間違われて、あんたチョーさんでしょ!と詰め寄られたこと   中学生の時に長崎の海で射精したこと、   考えることがせこくリアリティのある悪事を働く . . . 本文を読む

堤人美「まいにち、圧力鍋」

2009-02-24 | 実用書
圧力鍋が本当に得意とする料理って何だろう?この本は、そんな素朴な疑問から生まれました。 圧力鍋の最大のメリットが高温密閉調理。大きなかたまり肉も、骨のある魚も、短時間でホロホロに。豆やお米は、ツヤツヤでふっくら、もっちり。野菜や果物は、本来のおいしさが引き出され、甘~く、ジューシーに仕上げてくれます。その特徴を存分にいかすためにも定番料理から、おもてなし料理までを、何度も何度も作り直してようや . . . 本文を読む

江國香織「パンプルムース!」

2009-02-23 | 詩、短歌、俳句
 「はじめて子どものための本が書けた」江國香織の詩と、世界中の子どもたちに愛情を注いだちひろの絵の夢のコラボレート。手のひらサイズに優しさと強さを込めて 江國さんがちひろさんの絵を選んでひらがなの詩をつけました。   子供の頃、絵本にでてきた「ぶどう酒」というものに、心惹かれたことを憶えています。なにしろそれは、ごちそうのならぶ場面にきまって出てきましたし、言葉の響きが得も . . . 本文を読む

「のはらの ひなまつり」

2009-02-22 | 絵本
神沢利子・作、岩村和朗・絵 人間も動物も、1つになれる幼児の遊びを通して、ひな祭りの楽しさを、いきいきと描いたお話です。   ぎょうぎょうしく飾り立てられたひな人形ではなく、画用紙を切り抜いただけの素朴なひな人形。しかも、それを自分で作る。 あとでびっくりさせようと、友達にもかくして、でも、かぜにふわっと吹き飛ばされ、あわてて外へ飛び出した。 部屋の中から戸外へとお話の世界は広 . . . 本文を読む

あみぐるみ

2009-02-21 | 実用書
優秀作品15点の作り方をくわしく紹介。細編みのキホンがよくわかる「基礎レッスン」付き。スイーツ特集もあるよ。温かさとアイデアがいっぱいの、90のオリジナル作品を紹介。   癒し系の小物…。うんうん。可愛い!! バンビ、羊のポシェット、swan、電車、ラッコ、子豚、クリームソーダ、コーヒーフロート、オレンジジュース、カッパ、こけし、とら、おさかな、子ウサギ、わに、ふくろう ぷーどる . . . 本文を読む

小栗左多里「精神道入門」

2009-02-20 | 新書・社会
「ウィークエンドは、解脱しよ」修行すれば、幸せになれるのではないか。そんな野望を胸に、ベストセラー『ダーリンは外国人』の著者が挑んだ写経・座禅・滝・断食・お遍路・内観etc.書き下ろしエッセイ漫画。 著者の体験ルポ。   普段は穏やかに暮らしているけれど、たまに、嫌なことや辛いこともふっとわく。 そうすると仕事も手につかないし、いい年してぐずるし、やさぐれて寝てしまう。 「なん . . . 本文を読む

松原巌樹「春の野の花」

2009-02-19 | 絵本
タンポポに代表される黄色い花、シロツメクサやナズナなどの白い花、レンゲやアザミなどの赤い花。野原や田、畑、山や林の中で咲く春の花を、花の色別に分けて解説。花や葉の特徴や遊び方まで紹介する。   松原さんの絵は、写真より、丁寧というか、花びら、葉脈、茎の伸び方、しっかり描かれていて、こういう図鑑絵本って、写真にない良さがあります。 ああ、春が来るのが待ち遠しいなあ~。 野の花って . . . 本文を読む

加藤哲太郎「私は貝になりたい」

2009-02-18 | 新書・社会
昭和33年、フランキー堺の主演でテレビドラマ化され、戦争責任・犯罪とは何かを日本人に問いかけ、強い衝撃と感動を与えた『私は貝になりたい』。普及の名作はその後、映画化、テレビ化が繰り返されている。その原作(題名・遺書)となった加藤哲太郎の巣鴨獄中手記「狂える戦犯死刑囚」や「戦争は犯罪であるか」等と共に獄中から家族に宛てた手紙22通を収めた本書は、今なお古びることのない昭和史の貴重なドキュメントであり . . . 本文を読む

三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」

2009-02-17 | 小説
まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc.―ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に…   コンビというより、迷子犬のような謎の居候君・行天 仕事も…、結婚も…、人生のレールから外れたようなかのような二人の味のある生き方に、会話に魅 . . . 本文を読む

ターシャ・テューダー「楽しみは創り出せるものよ」

2009-02-16 | エッセイ
88歳の誕生日を、バーモントの山奥の自邸で穏やかに迎えた絵本画家ターシャ・テューダー。「わたしはずっと休みなく働いてきたわ―欲しいものを手に入れるために」と言うターシャのライフスタイル85のエッセンス。写真69点収録。日本オリジナル編集。 2003年初版発行。   ターシャさんの素敵な暮らし方がギュッとつまった1冊です。 スカーフをかぶり、ロングスカートで、あちらこちらから花が . . . 本文を読む

「ベトナムのごはん」

2009-02-15 | 絵本
ベトナムは、インドシナ半島の東端にある、南北に細長い国です。北は中国、西はラオス、カンボジアと隣り合っています。面積は、日本から九州を引いたぐらいの広さです。北部は亜熱帯、南部は熱帯気候で、とても暑い国です。雨が多く、米がよく稔ります。野菜、果物などの農作物も豊かです。海岸線が長く、インドシナ最大のメコン川が流れ、海の魚も、川の魚も獲れます。   このシリーズ、妙に気に入っています。 . . . 本文を読む