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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

田口ランディ「富士山」

2012-04-24 | 小説
そうだ、僕らには富士山がある!せつなくて美しい魂の彷徨富士山の麓で十年以上も集め続けたゴミの要塞に住む、妖怪のような老女の話「ジャミラ」他、富士山にまつわる珠玉の連作短篇集     古代より日本人に信仰されている霊峰富士。いまを生きる青年や少女たちは、あの山を見上げたときに何を感じるのか?中学の卒業記念に自殺の名所「樹海」を探検する男の子三人の物語、ゴミの要塞のような . . . 本文を読む

佐々木常夫「ビックツリー」

2012-04-21 | エッセイ
6度の転勤、単身赴任、激務そして……。自閉症の子、うつ病の妻の心と命を守り抜き、東レ同期トップで取締役。苦しいときも「家族の絆」と「仕事」で乗り越えた男のドラマ。何も問題ない家なんてない! 何のための人生か……。どん底の状態から、仕事もあきらめず、ついに果たした家族再生。人生の本当の幸せとは? 何がいけなかったわけではない。ただ、 . . . 本文を読む

東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」

2012-04-12 | 小説
執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理! ミステリ界に新たなヒーロー誕生! 主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子、彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、執事の影山。彼は、いくつもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」、宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転手。本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、事件の核心に迫る。本 . . . 本文を読む

「キツツキと雨」

2012-04-09 | 映画
「南極料理人」の沖田修一監督が、無骨な木こりと気の弱い映画監督の出会いから生まれるドラマを役所広司と小栗旬の初共演で描く。とあるのどかな山村に、ある日突然、ゾンビ映画の撮影隊がやってくる。ひょんなことから撮影を手伝うことになった60歳の木こりの克彦と、その気弱さゆえにスタッフをまとめられず狼狽する25歳の新人監督・幸一は、互いに影響を与えあい、次第に変化をもたらしていく。そして、そんな2人の交流が . . . 本文を読む