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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

石塚真一「岳」

2011-09-19 | 漫画
楽しいはずの山。けれど危険に遭遇することもある…。山を愛する人すべてに捧ぐ、山岳救助物語!!ビッグコミックオリジナル本誌に掲載された読み切りが好評だったため、増刊で連載開始となった石塚氏の出世作。大自然のなかで繰り広げられる感動の山岳救助物語 山は楽しくて、恐ろしくて、美しくて、険しい。そして、生命は尊い。誰もが知っているこれらのことを、軽やかに爽やかに、時に激しく描き、心の奥底ま . . . 本文を読む

宮崎 駿「シュナの旅」

2009-07-03 | 漫画
 宮崎駿が描き下ろしたオールカラーの絵物語。1982年「アニメージュ」にて『風の谷のナウシカ』の連載を開始したのとほぼ同時期に描かれた作品である。水彩の淡い色をいくつも重ねて着色した絵が美しい。    作物の育たない貧しい国の王子シュナは、大地に豊饒をもたらすという「金色の種」を求め、西へと旅に出る。つらい旅の途中、人間を売り買いする町で商品として売られ . . . 本文を読む

小栗左多里「ハワイで大の字」

2009-06-14 | 漫画
著者初の爆笑海外ルポ!マウイ、ハワイ、カウアイ、オアフ島、ハワイ4島珍道中!二人が南国で見つけたものは。 小栗 左多里岐阜県生まれ。95年にデビューラズロ,トニーハンガリー人の父とイタリア人の母の間に生まれ、米国に育つ。自他ともに認める語学好き。1985年より日本を拠点とするライター。英語と日本語で文書を書く傍ら、1994年から多文化共生を研究するNGO「一緒企画(ISSHO)」を運営 ハワイの . . . 本文を読む

中村由美子「中村さんちの志穂ちゃんは」

2009-03-29 | 漫画
自閉症の娘を持つ主婦が書きためたまんが&エッセイ。同じ体験をした人は頷けて、よく知らない人は納得できる日々のあれこれが描かれる。『地域生活応援誌JUNTOS』連載に書き下ろしを加え構成。   四コマ漫画で、自閉症の娘さんとの生活を綴った日記。 サブタイトルが「自閉症のある娘との喜怒愛楽な日々 ~志穂と一緒にいつと喜怒哀楽がついつい激しくなり…。 小さいときは付き合い方 . . . 本文を読む

杉浦日向子「風流江戸雀」

2009-01-05 | 漫画
川柳は俗なるものではあるけれど、俗きわまれば雅にいたるもの、何でもない日常の瑣事を詠んで人生の核心を衝くのである。この本にえらび採られている古川柳は、「柳多留」の中でもことさらの佳句で、古川柳の代表作ともいえるであろう。   お正月だし…。ちょっと風流に。 川柳に添えられたショートストーリーの漫画が、味わい深く。良い感じでした。   ・女房を ちっと見直す まつのうち . . . 本文を読む

小栗左多里「ダーリンは外国人with BABY」

2008-12-07 | 漫画
100万部突破!『ダーリンは外国人』シリーズ待望の新刊!『ダーリンは外国人』で、日本中を爆笑の渦に巻き込んださおり&トニーに、ベイビー誕生!トニー&さおりに、待望のベビーが誕生。超心配性な2人の「てくてく」子育て模様を、爆笑ネタ満載でお届けします。おむつ代えに泣かされる日々、トニー父としての心構え、さおり母の意外な子守唄、そしてベイビーの愛くるしい姿・・・。子供をバイリンガルに育て . . . 本文を読む

ドラえもん 「最新ひみつ道具大事典」

2008-12-03 | 漫画
ドラえもんのひみつ道具の本:決定版!中にはたっぷり約1600こ。 監修 / 藤子・F・不二雄   こんなこといいな。できたらいいな。あんなことこんなこといっぱいあるけど~。 不思議なポッケがかなえてくれる。 作者もドラえもんのポケットにひみつ道具がいくつ入っているのかわからないそうです。 ポケットの中は超空間。大きさも重さも関係のない世界。 ここにいつも何十個かのひみつ道具 . . . 本文を読む

吉田秋生「蝉時雨のやむ頃」海街diary

2008-07-21 | 漫画
海の見える街、古都・鎌倉を舞台に清新なタッチで描く、家族の喪失と再生のものがたり。 男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃(よしの)に父の訃報(ふほう)が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉(かまくら)を舞台に家族の「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ!!   3姉妹、ん…。と思いきやもう一人、母親違 . . . 本文を読む

小栗左多里「ダーリンは外国人」

2008-05-25 | 漫画
国際結婚をした著者が、「現実」をマンガで描くエッセイ。ランチタイムに心頭滅却、家族への紹介母親当惑の第一声、おふくろの味…など全21レポート掲載。夫の出身国別にみる「暮らしのコツ」収録。 冒頭に書いてありますが、外国人か日本人かというより、結局はお互いがどんな性格で、何処が似ていて何処が違うのかという問題なのでは…。 小栗さんにしては、驚きの実態も…、私には、ダーリンのトニーさんがおっしゃる . . . 本文を読む

細川貂々「ツレがうつになりまして」

2008-05-09 | 漫画
スーパーサラリーマンだったツレ(夫)が、ある日突然「死にたい」と言い出した! 嫁とともに送る生活の中で回復していく彼の姿を、ユーモアあふれるマンガで描く、純愛「うつ」ストーリー。   大らかなてんてんさんと頼りになる旦那様とイグアナの生活。 誰にでもなる病気うつ病闘病記を1年の家庭生活をツレさんの回顧録も含め可愛らしいマンガで表現。 あーだ、こーだいっても仕方ないけど、くよくよ . . . 本文を読む

山本おさむ「どんぐりの家」

2007-12-08 | 漫画
重複障害児に視点を当て、家族、教師、社会の偏見、さまざまな問題をとりあげた作品。共同作業所「どんぐりの家」ができるまでを描いた長編。 昔ビックコミックで、時々読んでいましたが、一気に全巻読みました。 就学猶予、免除制度のおかげで、隔離されて学校にも行けなかった、歴史…。 そこから、家族や、教師が必死になって取り組んできた姿に、涙…。   彼らは、自分の力にあった精一杯の努力をし . . . 本文を読む

こうの史代「夕凪の街 桜の国」

2007-08-09 | 漫画
昭和30年、灼熱の閃光が放たれた時から10年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか……、原爆とは何だったのか……。漫画アクション掲載時に大反響を呼んだ気鋭、こうの史代が描く渾身の問題作。 映画を見る前に原作をよみました。短編と言えるマンガに、込められた被爆者の思い。生々しさはなく、余韻を残すように描かれている。被爆後の日常から、被爆者 . . . 本文を読む

森下裕美「大阪ハムレット」

2007-06-07 | 漫画
手塚治虫文化賞・短編賞と文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞作品。短編マンガだが、人生の喜怒哀楽が描かれ、ぽろりと感じる。 生きるのって、しんどいね。でも、悪くない。大阪を舞台に「ハムレット」の題名からして、悲劇にちかいが、喜劇でもある。 子供も大人と同じように、一人の人格として鋭く迫ってくる。悩んで、悩んで、優しく、苦しく生きている感じ。 大阪弁だから、重苦しくならずに心に響く感じもあると思 . . . 本文を読む