「今、会いに行きます」の作者の純愛小説。
映画用に書いた小説で、二人の距離感、会話、心の動き、がわかりやすく、すぐ読めます。彼女の死で終わってしまうところも、わかっているのに、涙が出っぱなしなんですよね。
初恋の人との初デートに世話をやく、静流とか、けなげで、切ないし、最後の手紙で号泣してします。
失ってから気がつく、一番大切な物。ってかんじで、涙のつぼをしっかりと押さえて作品です。
映画 . . . 本文を読む
「あなたをハッピーにした新聞記事を送ってください」。全国から募集した「HAPPY NEWS 2005」、応募総数8262通から厳選した73のニュースを収録。新聞がはこんだ身近なしあわせ、読むと、心があたたかくなるニュース。
毎日凶悪な、ニュースが報道されていますが、
足の悪い駄菓子屋のおばあさんのゴミ出しをみて毎回、手伝いに行く、中学生。
迷子になったけれど、自分で住所を話し、もどってきたイ . . . 本文を読む
「まあるい心」~人生花を育てる生き方
尼僧の仏教の教えから、人生のあり方、ヒントを書いた本。
帯に「三十八歳で主婦から、尼僧へ、人生で三度死を覚悟した著者が自らの経験と感謝の思いを一冊にこめた!」なんて書かれていましたが、大げさだと思いました。
裕福な家庭に育ち、習い事や、お嬢様学校、大学をでて、すぐ結婚して、二児を育て、子供が中学生になって手が離れて、母親の遺族年金で、学費を出してもらって . . . 本文を読む
「摘み菜」とは身近な野に自生する自然の菜を指す新語。野草とも呼べますが、あくまで摘んで食することができる野草です。著者の豊富な体験をもとに、摘み菜の種類、見分け方、採取法、料理法、薬効などを、写真やイラストをおりまぜわかりやすく解説したものです。読んでも楽しめる実用書。
これは、山菜の本ではありません。
タンポポやイタドリ、レンゲソウ、あざみ、ヒルガオ、えーこんなの食べるんですかー?
食料の自 . . . 本文を読む
一目で見分ける320種。カラー写真で自然の中で見かける、草花満載で、しかも、花や葉の特徴を、図で詳しく簡潔に説明しています。文庫本タイプなので、本当に持ち歩きに良く、お出かけのお供にぴったり。
ゆっくり、野山を散策しに行きたくなる一冊です。
. . . 本文を読む
今は、のどかな森のほとり、ひとりの兵士が死んでいる。のフレーズで始まる物語。
1時間前、兵士は生きていて闘っていた。2時間前、兵士はひとり道に迷っていた。…10日前、恋人にプロポーズをし将来を誓い合った。バスケットボールが好きで高校時代は毎日していた。8歳の時、近所の犬の顔に落書きをしておこられた。
湖の畔で死んでいるひとりの兵士の人生を誕生までさかのぼっていく…、そ . . . 本文を読む
人生に絶望し自殺した中学3年生の真が主人公。
神様の抽選という気まぐれによって、下界に舞い戻った真、以前の記憶がないので、客観的に自分を観察し、今までできなかった、素直な行動力で、家族、級友にとけ込んでいく。
とにかく、生きているときにわからなかった職業人としての父の思い、飽きっぽく単純だが、明るく家族を支えていた母の思い、口の悪い兄は、実は、愚図な弟を心配して、不器用な形で、見守っていてくれ . . . 本文を読む
著者は東京都児童相談センター・心理司。だから、いじめの事例は、おそらく事実に基づくものであり、なお、恐ろしい、ここまでする、教室のいじめの数々。
この本は、事実と共に、親がどのように対応したらよいかが、いじめに気づくチェックリストと共に詳しく書かれている。
親、教師が読んでおくべき良書である。 . . . 本文を読む
42歳独身女性・慈雨と同じ歳のバツイチ男・栄の金はないが、優雅な?暮らし。
姪曰く、オトコイ(大人の恋)。ばりばりの仕事人間の妻に捨てられ、娘を不注意から事故で死なせた世捨て人のような訳あり男は、ナイーブで、慈雨に言って欲しいタイミングで、言って欲しい台詞を投げかける。
「慈雨ちゃんは慈雨ちゃんだよ。俺にとっての美しい人だよ。その慈雨ちゃんが歳を取っていくってことは、俺と過ごした時間がどんどん . . . 本文を読む
食べることは、人生だなってかんじてしまう一冊。
角田さんの優しい短編とその話にまつわるお料理のレシピのコラボレーション。
料理の写真もほんわか湯気まで綺麗に写して美味しそう。タイ料理なんか、素材の説明も親切です。
・泣きたい夜はラム
・恋のさなかの中華ちまき
・ストライキ中のミートボールシシュウ
・カボチャのなかの金色の時間
・ピザという特効薬
・恋するスノーパフ
・豚柳川できみ . . . 本文を読む
作家・田辺聖子の半生を藤山直美が熱演!昭和40年代の大阪を舞台にした話題のNHK連続テレビ小説を完全ノベライズ化!4世代の大家族の中で天真爛漫に育つ花岡写真館の娘・町子は好物の芋料理「なんばさつま」と同じくらい小説好きの文学少女。太平洋戦争で日本の勝利を信じながらも敗戦を迎えた町子は生まれ変わった時代の中で新たな価値観を見出し、小説家になるという夢を実現する。その一方で、ひょんなことから出会っ . . . 本文を読む
たまには純恋愛小説も良いでしょう。陸、空、海の自衛隊員の恋模様の短編集。
会いたいのに会えないー!!だから恋は燃えるー!!ってかんじね。
若いときは、会いたくて会いたくて…。がしかし、永い恋には、いいかも、会えない期間があって、会うと新鮮じゃないですか。いいなあ~。長い目で見ると理想的な恋かも知れない。
会っていないときに、空や海中では浮気される確率かなり低いでしょうし。
体鍛えているから . . . 本文を読む
大人のクラシック入門書。クラシックのルーツや近代音楽、現代の音楽ジャンルへの発展など多角的に読むことができる。
ロック、ジャズ、ポップス、演歌、ダンス音楽、フォークソングなど11の音楽ジャンルに合わせて、クラシックの名曲を選曲し、その曲調、歴史背景、作曲家についても要約している。一曲につき1,2ページで簡潔に説明してくれるので、理解しやすく、いろんなジャンルの音楽にも興味がもてます。
歌劇など . . . 本文を読む
こども哲学のシリーズ絵本。
わかる、頭をひねる、頭に入れる、学校、考え、想像力の6つのテーマにそって、沢山の質問が投げかけられます。子供が頭をひねって考えて、答えを追いかけ、自分の力で新たな道を切り開くように、判断力と、責任感を身につけます。
大人になっても、こんな優しい絵本なら、子供と一緒に考えてみても、凝り固まった脳が活性されるかも。
そんなシリーズ本です。
…いろんな考えを理解したり . . . 本文を読む
新書は苦手なのだが、ほとぼりが、さめて読んでみた。(養老さんの「バカの壁、続バカの壁」で少し懲りたので。)
新田次郎、藤原ていのご子息だけあり、文章としてもわかりやすく、読みやすかった。
奥様も心理学、翻訳家として活躍される藤原美子と言うだけあり、血統書付きエリート、有識人ですね。ベストセラーになるだけはあった。
できれば、本を読んだ方から、国家の品格を取り戻すべく、日本が本来持つ美しさを取 . . . 本文を読む