『桐島、部活やめるってよ』の著者の初エッセイ集。華々しい「大学生作家」の看板の陰で繰り広げられる、無為で阿呆な爆笑の日々
社会人となった朝井さんが、第一志望は落ちたといってはいるが、早稲田大学文化構想学部在学中に体験した、学生生活について語る。
平成生まれには、このような20のことでも、びっくり愉快な経験なのかもしれない、思えば。丁度朝井君と同じくらいの子供を持つ親世代は、みん . . . 本文を読む
日本で一番チャーミングな97歳の生き方本 笹本恒子、1914年東京まれ。2011年9月1日に満97歳の誕生日を迎えた。日本人初の女性報道写真家。1940年に財団法人写真協会に入社、戦前から仕事を開始し、戦後も自筆記事とともに新聞雑誌に写真を発表。一時家庭の事情で現場を離れるも、1985年(71歳)の写真展で完全復帰。2010年秋に開催した個展「恒子の昭和」が大反響を呼ぶ。2011年吉川英治文化賞、 . . . 本文を読む
小説の中の言葉たちを「標本にする」試み。小川洋子の小宇宙をビジュアル化した、ファン必携のガイドブック。
小川/洋子1962年、岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1988年、『揚羽蝶が壊れる時』で第7回海燕新人文学賞を受賞し作家デビュー。1991年、『妊娠カレンダー』で、第104回芥川龍之介賞受賞。2004年、『博士の愛した数式』で第55回読売文学賞、第1回本屋大賞を受賞。同 . . . 本文を読む
6度の転勤、単身赴任、激務そして……。自閉症の子、うつ病の妻の心と命を守り抜き、東レ同期トップで取締役。苦しいときも「家族の絆」と「仕事」で乗り越えた男のドラマ。何も問題ない家なんてない!
何のための人生か……。どん底の状態から、仕事もあきらめず、ついに果たした家族再生。人生の本当の幸せとは? 何がいけなかったわけではない。ただ、 . . . 本文を読む
朝7時、昼12時、夜7時。失恋しても病気になってもごはんの時間にきっちりごはんを食べてきた。しあわせで、たのしくて、おいしい食べものエッセイ
食のエッセイって、人とのつながりまで感じさせます。料理上手な作家さんには、向田邦子さんのエッセイや美食家?の内田百、夏目漱石、檀一雄、池波正太郎などなど、思いうかべるが…。
同世代で同性の角田さんに関しては、もう私の口から言葉が出ているよ . . . 本文を読む
「何から手をつけたら良いのかわからない状態とは、なんでも良いから手をつけた方が良い状態のことである」「大部分の失敗は、やらなければならない失敗だった」「子供は自由だというが、大人ほどではない」。世界の見え方を変える。作家・森博嗣の“つぶよりのつぶやき
森さんらしいエッセー。
エッセーというより、タイトルどうり、まったくのつぶやきなのだ。
日々、思うこと。それを言葉に置き換えた。
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『心は鍛えるものではなく、整えるものだ。いかなる時も安定した心を備えることが、常に力と結果を出せる秘訣だ。自分自身に打ち勝てない人間が、ピッチで勝てるわけがない。』日本代表キャプテンとして、チームを勝利へ導いた男の実践的メンタルコントロール術。長谷部誠はサッカー選手としては、特に特徴がある選手ではない。試合を決定するフリーキックが蹴れるわけではないし、突出したテクニックを持っているわけではない。だ . . . 本文を読む
1、人の悪口を具体的に書かない 2、言い訳や自慢をなるべく書かない 3、時事的な話題は避ける。これが村上春樹さんがエッセイを書く時に自ら課したルールだそうです。そんな法則に則って書かれた、どうでもいいようだけど、やっぱりどうにも読み過ごすことが出来ない、心に沁みる興味津々のエピソード。究極のジョギング・コース、オキーフのパイナップル、ギリシアの幽霊、あざらしのくちづけ、、、、うーん、なるほど。いや . . . 本文を読む
昨年の夏、著者の母は溢れる花に囲まれて逝った。7年間の介護から身につけた、疲れないための方法とは? 誤嚥の簡単な吐かせ方は? 悔いに落ちた時は? 美談ではない介護の日々を支える知恵の言葉に満ちた、東京新聞大好評連載の単行本化第2弾。
花いっぱいにして、母を見送った。7年の介護は、慟哭と憤りとそして、不思議に穏やかな充実の日々だった。
その後…第一弾が手探りで在宅介護と仕事を両立す . . . 本文を読む
「大事なものは 自分のポッケに ちゃんとしまっておきなさい」これは小さい頃、母から言われた一言。その後大きくなって、私の大事なものは、10円玉やお菓子から、家で過ごす時間や旅先で出会ういろいろに変わっていきました。この本は、私のポッケのなかの大事なもののお話です。伊藤まさこ白いお皿/今日は いちごジャム作り/和食器とのつきあい方/テーブルの上/唐津の器/リネン/煮沸消毒/そうじ/捨てられない/お香 . . . 本文を読む
1999年から要介護度5の母との生活。迷い多き、けれど喜び多き介護の日々から生まれる具体的なアドバイスの数々。介護保険の利用法、ヘルパーさんとの付き合い方、家庭医学書よりよくわかる痴呆という病の実態、障害老人や痴呆老人に投げかけられる無神経な言葉と遅れた医療。明日介護される私たち、いま介護に疲れているひとに送るこころ温まるエッセイ。
介護はいつもジェットコースターの日々。迷い多き、けれど喜びも多 . . . 本文を読む
旅とは何か、なぜ人は旅へと駆り立てられるのか?冒険と叙情に満ちた紀行文学であり、瑞々しい青春記でもある名作『深夜特急』の誕生前夜、若き著者には秘められた物語の数々があった…。幾多の読者からの絶えざる問いかけに初めて、そして誠実に応えた“旅”論の集大成、著者初の長篇エッセイ
旅はどこかにあるものではなく、旅をする人が自分で作るものである。どんな . . . 本文を読む
人生の午後…。
がむしゃらに突っ走る季節は過ぎ、精神的にも肉体的にも余裕のできるこの季節。「がむしゃら」は捨てない、幾つになっても。けれど、もっと深く丁寧に自分とも、自分以外のものともつきあいたい。若さから解放された未知への旅がいま。人生の午後から夕暮れ時、そしてそれ以降へと続く日々を、しなやかに綴るエッセイ集。
おだやかで、激しい。快適で、熱い。若さから解放された「人生の午後」 . . . 本文を読む
ベスト・エッセイ2009
小説を読む時間がないとき。
活字にちょっと飢えている。
そんなときに有難いのは、作家や著名人のエッセイかな。
各界で活躍する方々の雑感。日常生活で実感として心に残ったあれこれ。
3,4頁のエッセイが、ぐっぐっと心にせまります。 . . . 本文を読む
町には、偶然生まれては消えてゆく無数の詩が溢れている。不合理でナンセンスで真剣で可笑しい、天使的な言葉たちについての考察。
穂村 弘1962年北海道生まれ。歌人。上智大学文学部英文学科卒。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論まで広く活躍中。短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞を受賞
北海道出身。同世代であるから。歌人てのがピンと来ませんが。あ~こ . . . 本文を読む