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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

相田みつを「あなたにめぐりあえてほんとうによかった」

2012-02-29 | 詩、短歌、俳句
相田みつをとみつはしちかこが、しなやかに今を生きる女性たちに贈る”恋のコラボ詩画集”。恋に役立つみつをの言葉とけなげなチッチとクールなサリーの絵で紡ぐ、出逢いから1年間の恋ものがたり。人を愛することの素晴らしさを、二人の著者がやさしく教えてくれます 相田みつをさんの言葉が、ちっちとサリーのほほえましい姿と共によみがえる。 相田さんは、書だけで伝わるものがあるから。 み . . . 本文を読む

俵万智「生まれてバンザイ」

2011-11-04 | 詩、短歌、俳句
俵万智さんが、赤ちゃんを生んで、唄った母の歌 優しき母の子育ての歌。 子どもと母だけの時間。 こんな時を過ごしてきたの? 母と子の日常が唄になり、言葉の宝石になり。 とっても可愛い本。ソフトカバーか、文庫本だったらポッケにいれて持ち歩きたいです。 イライラしたり疲れちゃった時に。優しい時間を過ごしたいときにページをめくりたい本です。   後半は、今まで詠んだ歌から、抜粋し . . . 本文を読む

河野裕子・永田和宏「たとへば君」

2011-09-14 | 詩、短歌、俳句
── 手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が(河野裕子 絶筆)2010年8月、乳癌で他界した歌人河野裕子と、科学者にして歌人である夫、永田和宏。出会いから妻の死まで、四十年に残した相聞歌380首とその折々のエッセイや肉声で辿る夫婦の軌跡は、圧倒的な感動を呼ぶ。── たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか(河野裕子 21歳)学生時代の激しい恋、子育てに . . . 本文を読む

言葉で世界を変えよう~万葉集から現代俳句へ

2011-02-24 | 詩、短歌、俳句
脳科学者と俳人が渾身の思いをこめて書く日本とは、文化とは、そして言葉とは何か。 茂木 健一郎脳科学者。東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。2005年『脳と仮想』で第4回小林秀雄賞、2009年『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫 . . . 本文を読む

川上弘美「機嫌のいい犬」

2011-02-23 | 詩、短歌、俳句
川上弘美、初にして全句集300句人気小説家である著者が、俳句を始めて16年。恋愛、日常、食卓、旅・・・小説同様、なにげない日常の光景から、男女の機微が浮かび上がる300句をまとめた初句集。新たな川上ワールドの魅力が明らかに. 川上さんの感覚は、とても親近感があって、現代の女性ならではの気持ちがぎゅっと詰まった句だと思う。 575こんな短い言葉を選んで。一句一句に、なるほどなあ。あ~そうそう。げ . . . 本文を読む

相田みつを「ある日自分へ」

2011-02-20 | 詩、短歌、俳句
没後20年近くたった今もなお、人気の相田みつを。本書は数ある作品の中から、相田みつをがひたむきに自分と向き合ったものを集めました。仕事や人間関係で疲れた心にじんわりとしみ込む書と詩が40点。イラストを入れて、より親しみやすくなっています。英訳つき おなじみ相田さんの書と言葉。 メルヘンタッチの装丁も、ゆったりとした気分でながめて。 気持ちがすっと素直になる。 みつをさんの詩を読みたくなる時 . . . 本文を読む

「通勤電車でよむ詩集」

2010-12-03 | 詩、短歌、俳句
次の駅までもう一篇。足りないのは、詩情<ポエジー>だった。 北原白秋、谷川俊太郎、ディキンソンなど、生の真髄をうたう古今東西の名詩41篇。 多くの人と乗り合わせながら、孤独で自由なひとりの人間に戻れるのが通勤電車。揺れに身を任せ、古今東西の名詩をよめば、日常の底に沈んでしまった詩情がしみじみとたちのぼる。生きることの深い疲労感を、やさしくすくいあげてくれる言葉の世界へ、自らも詩人である編者が誘 . . . 本文を読む

谷川俊太郎「絵本」

2010-09-23 | 詩、短歌、俳句
谷川俊太郎さんの1956年に出版した写真詩画集の復刻版。17編の詩と20の写真男と女。大人と子ども。絡み合う手。一人の手。じゃんけん。動く手。手を中心にした写真が物語るメッセージ性もつよく。白黒の写真に。視線が止まる。谷川さん自身の強く繊細な想いが伝わる写真だ。 「生きる」 生かす 六月の百合の花が私を生かす 死んだ魚が生かす 雨に濡れた仔犬が その日の夕焼けが私を生かす      生かす  . . . 本文を読む

立原道造詩集

2010-09-14 | 詩、短歌、俳句
二十四歳という若さでこの世を去った夭折の詩人・立原道造。室内楽にも似た、ソナチネ風の調べを運ぶ詩からあふれでる抒情の響きは、青春の光芒を永遠へと灼きつけ、時代を越えて今なお輝きを失わない。詩集『萱草に寄す』『暁と夕の詩』『優しき歌』『散歩詩集』など、その詩的世界を網羅する百三十篇余を収録した一冊。 夢みたものは ひとつの幸福 ねがつたものは ひとつの愛 山なみのあちらにも しづかな村がある 明 . . . 本文を読む

川崎洋「ほほえみにはほほえみ」

2010-09-05 | 詩、短歌、俳句
日本人が得意でないユーモアやウイット、エスプリなどの、何とも言えないい香気のただよう詩の数々。詩人・川崎洋の掌から、手品のように取り出された「海で」「しかられた神様」「音」などの48篇 さらっとした感覚がよいなとおもう。詩はふと感じたことをすっと言葉に置き換えることができたらと思う。つぶやき…。 ツイッターなど。ネットの世界では。短い言葉を発信し、それを当たり障りなく、反応するといったまか不思 . . . 本文を読む

みつはしちかこ「涙のとなりに」

2010-09-04 | 詩、短歌、俳句
よろこびのうしろに かなしみがいる 涙のとなりに微笑がいる…チッチに想いを託して、いちずな愛をうたった詩集 表紙のコスモスと空は霧に包まれた写真にひかれて…手にとったが… あのチッチとサリーのみつはしさんだなあ~。少女の頃はすこしはチッチみたいな可愛らしい気持ちあったかなあ~?う~ん。と考え込む。 たぶんね。恋愛ってなんだか。もう焦点が狭まりすぎて視野がせまいというか。詩を読んでも鬱陶しく感 . . . 本文を読む

葉祥明「心に響く声」

2010-08-30 | 詩、短歌、俳句
胸を打つ言葉と心あたたまる絵で綴る葉祥明からのハートフルメッセージ 世界は愛を必要としている…そしてその愛は求めるものではなくて自分自身にあるってことかな~。 人は誰でも、何らかの悩みや問題を抱えて生きている。 それさえなければ、どんなに心穏やかでいられるか、何故こんなに苦しまなくてはいけないのと思いつつ、この日々を過ごしている。 それは、老若男女問わず。問題や、悩み事から逃げ出す人。ごま . . . 本文を読む

長田弘「詩ふたつ」

2010-07-28 | 詩、短歌、俳句
「花を持って、会いにゆく」「人生は森のなかの一日」という長田弘の詩2篇と、画家クリムトの絵が対になった愛蔵版詩画集。誰にも訪れる、愛する人を失うという経験。「死」の悲しみをやさしく癒し、大切な人との「絆」を静かに伝えてくれる一冊 「花を持って、会いにゆく」 春の日、あなたに会いにゆく。あなたは、なくなった人である。どこにもいない人である。 どこにもいない人に会いにゆく。きれいな水と、きれいな . . . 本文を読む

長田弘「幸いなるかな本を読む人」

2010-07-26 | 詩、短歌、俳句
25冊の書物をモチーフに綴られた詩集 ・梶井基次郎「檸檬」 ~読むことは歩くことである。歩こう。空で。鳥の声がした。街へでる。じぶんの街を、初めて歩く街のように歩くのだ。…略。人は死ぬが、よく生きた人の言葉は、死なない。歩くことは読むことである。老人は掌に檸檬を握っていた。 ・プラトーン「ソクラテスの弁明」 ~人は今も、二千年前とすこしも変わらない理由で、死ぬ。時刻だからね。もう行かなけれ . . . 本文を読む

子どものつぶやき「ママ、あのね。」

2010-06-17 | 詩、短歌、俳句
朝日新聞生活面の人気投稿欄「あのね 子どものつぶやき」に寄せられた、子どもたちのかわいい「つぶやき」を集めたオリジナル文庫。子どものぴかぴかの目と感性から発せられる言葉には、大人にない柔軟さと斬新さにあふれています。思わずにんまりしてしまうものから、健気さにきゅんとなるもの、はたまたハッとさせられるものまで、   大人には見慣れたことも、子どもにはすべてが初めてだ。のど自慢でゲスト歌 . . . 本文を読む