生れるより先に死んでしまった子に名前などつけてはいけない。~かなたの子
過去からの声があなたを異界へといざなう八つの物語
おみちゆき、同窓会、闇の梯子、道理、前世、わたしとわたしではない女、かなたの子、巡る
どの話も、ちょっと恐ろしく、不穏な感情に襲われます。けれど、なんとなく、ありそうな。そんな、ふわふわと雲の上を歩き渡るような。
スッキリしないのだけれど。でも、誰しも、なにかしら、不安な気持ちを抱えて、誰にも相談することも出来ない胸のうちを。秘めているのかもしれませんね。それが、ふっとしたところで、表面に出てきたり、あらぬ方向に人生が動き出したり。
それはゆめなのかうつつなのか…。そんな狭間の中をさまようようなお話ばかりです。
短編なので、読みやすいけれど。寝る前の静かな夜ふけによんでいますが。快眠とは言えず…。
ベットで読まない方がよいかな。
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