子どもたちから絶大な人気を誇る長新太のコミカルなイラストがついた、谷川俊太郎の言葉あそび絵本。朝の目覚めから始まって、夜眠るまでの子どもたちの1日に沿ってページが展開していく生活絵本でもある。
めの まど あけろ おひさま まってるぞ みみの まど あけろ だれかが うたってる はなの まど あけろ おみおつけ いいにおい くちの まど あけて お は よ う
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戯作者志望で、怪異譚を聞き集めるのを無類の楽しみに諸国を巡る山岡百介。雨宿りに立ち寄った小屋で唐突に始まった百物語の会が、闇に生きる者たちとの出会いとなった。山猫に魅入られた花嫁、隠居を訪ねる狸侍、夜ごと辻に現れる女の腐乱死体…御行の又市、山猫廻しのおぎんらの語る怪異が像を結び、裁かれぬ悪を嵌める仕掛けが回り出す。
小豆洗い
山寺の小僧
谷川に行きてあづきを洗ひ居たりしを
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毎日新聞で掲載された、石田衣良の白黒つけます! の単行本化.
社会問題や恋愛問題など、全38項目の質問に対し、読者から送られてきた賛成・反対の回答アンケートをもとに、 石田衣良が最後まとめるという構成。
とにかくサクサク読めてしまうし、様々な読者の意見も取り上げ、私なら、白・黒?と考えながら現代社会を考えてみましょう。
恋しなくなったのは?
お . . . 本文を読む
うららかで調和している絵といびつでユーモラスなマザーグースの世界が出会った一冊。歌ったり遊んだり、イマジネーションによってアレンジして自分のものにするなど、色々な楽しみ方ができるマザーグースの本。 訳・山田詩子
ターシャさんの柔らかでやさしい絵が、マザー・グースのリズムある文章にしっくりなじんで、とても素敵な絵本になっています。
言葉をころころ楽しみながら。
歌うように、楽し . . . 本文を読む
フランス~モネ「ルーアン大聖堂 明るい陽光 青と金のハーモニー」ルーアン、 セザンヌ「サント・ヴィクトワール山」エクス・アン・プロヴァンス、 モネ「睡蓮の池」・ジヴェルニー、 クールベ「エトルタの海岸」エトルタ、
ゴッホ「花瓶の12輪の向日葵」アルル、「アルルの跳ね橋」アルル、「オーヴェールの教会」オーヴェール・シュル・オワーズ、
シスレー「モレの橋」モレ村、 マティス「コリウールの家々」
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「あたしには男が一人必要なのよ…ないと困るのよ、ないと、あたしは完成しないのよ」惰性でつきあっている恋人が手放せない淳子。「今度の男はガイジンでフリンよ」とうそぶく寿美野。得体の知れない青年とともに「グラジオラス会」なる奇妙な企てに熱中するリエ―どこにも繋がっていないロープにすがる女たち。井上荒野の周到にして不穏な罠に酔う。
よるべないtrente ansの孤独とアンニュイを描く表題作ほか4篇 . . . 本文を読む
1949年冬から51年春ごろまでの作品を集めて1952年に刊行された谷川俊太郎の初めての詩集。著者はマザーグースの訳詩集などでもおなじみである。今回の版では、定評のあるエリオット/川村の英訳を付している。柔らかい言葉遣いが息づいていて、原詩、英文ともに言葉の美しい響きが楽しめる。
著者18歳~20歳のみずみずしい青春時代の作品。
若者らしく哀切に、悲哀に於いて快活に…
風にも . . . 本文を読む
見ているだけでも楽しい和菓子の世界。和菓子の本場、京都の老舗から、かわいい和菓子、かわった和菓子、季節の和菓子をいろとりどりにセレクト。和菓子に詳しくなると京都のことにも詳しくなるかも。おみやげの参考に、京都観光の参考に手元においておきたい1冊。
あるときは一幅の絵のように写実的に
あるときは現代美術のように抽象的に
こまやかな季節の情景を写し出す京都の和菓子は
都の粋や見 . . . 本文を読む
格差社会、勝ち組負け組、ネットカフェ難民、サービス残業、いじめ――厳しさを増し、ナイーブになった世界を生きる若い世代へ、人気作家が贈る優しく力強いメッセージ
厳しい競争社会の中で生きている人間は、だんだん他者への寛容を失っていく。自分だけでもいいポジションを確保しようと必死で、他人のことなどかまっていられなくなるのだ。競争にもいい面はあるけれど、度が過ぎた競争は人の心のやわらか . . . 本文を読む
2008年/アメリカ
監督:トム・ヴォーン
出演:キャメロン・ディアス 、アシュトン・カッチャー
story:フィアンセにこっぴどくフラれたバリバリのキャリアウーマンのジョイ。父親が経営する工場を解雇されたジャック。気晴らしに出掛けたラスベガスで出逢った二人は意気投合して派手に飲み明かし、勢いで結婚してします。翌朝、正気に戻って結婚を取り消そうとしたものの、ジョイのコインをジャックが投入した . . . 本文を読む
ただ、もう一度だけ、空へ上がりたい。それだけを願いながら、「僕」は地を這う――スカイ・クロラシリーズ、ついに完結!
今回の各章冒頭引用は「草の竪琴」トルーマン・カポーテイ(大澤薫訳)です。
えっ主人公は、クリタ君だよね。混沌のなかに、読者を誘い込むような最終章。そして、この話は、1巻にと続いている。まあ、実質的に1巻が最終章であったわけだが…。
エンディング . . . 本文を読む
ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ。勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。それは、単なる事故のはずだった――。二転三転する〈真相〉、リフレインの度に重きを増すテーマ、押し寄せる感動! 青春ミステリの逸品。
息子の推薦図書。 . . . 本文を読む
空き地・野原に四季を通じて小さな野の花が咲いているのを見かけます。
園芸種とは違って、意外に覚えようという気持ちがないとその花の名前を知る機会がありません。
花の図鑑を見ても、色別に細かく分類はされていますが、なかなか写真をみてこれっと判断することが出来ないこともあります。
本書は、日本の野に咲く花を、四季をおって自然に生えているような雰囲気を生かしながらのス . . . 本文を読む
人気作家12人による「夢」の「絵本」! 怖い夢、儚い夢、おもらしの夢?
角田光代「男」、石田衣良「ガラスの便器」、島本理生「さよなら、猫」、西加奈子「ヘビ」、辻村深月「タイムリミット」、阿川弘之「水の恵み」、市川拓司「ふたり流れる」、堀江敏幸「ハントヘン」、柴崎友香「雲の下の街」、長野まゆみ「衣がえ」、穂村弘「おしっこを夢から出すな」、高橋源一郎「さらば、ゴジラ」絵とと共に綴る「夢」の物語 . . . 本文を読む
絵本作家・長新太さんの魅力をフリー編集者の土井章史氏が編集した本です。
長さんの絵本の出会いは、私は、福音館のこどものともシリーズ。
それまで読んだ絵本と違ったジャンルで、びっくり、驚きの連続。
その面白さに、子供と一緒に引き込まれちゃって。。
その頃、仕事と家庭の両立でゆっくり絵本を選んではいられない時期、毎月いろんな絵本が届くのは嬉しかったし、何より、子供より自分自身がワクワクしたのを . . . 本文を読む