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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

川上弘美選「感じて、息づかいを。」

2007-11-25 | 小説
出版社 / 著者からの内容紹介恋愛のはじまりに、恋愛のさなかに、恋愛の果てに、人がどんなふうに感じ、どんなふうにねじれ、どんなふうに解放され、どんなふうに変化し、どんなふうにとどまるかを、これらの短篇は語る。/そこには恋愛のエキスのようなものが、幾滴も、しみこんでいる。(「選者あとがき」より) 恋愛の渦中にある人間の息づかいが聞こえてくる名作八篇を、川上弘美が独自の視点で厳選。 よしもとばななさん . . . 本文を読む

阿久悠「ただ時の過ぎゆかぬように」

2007-11-24 | 詩、短歌、俳句
世紀末から新世紀にかけ,時代の結び目に何が起きたか? 忘れてはならないこと,記憶しておくべきことは何か? 著者は毎週,世界的大事件からスポーツ・芸能まで,時代の肌触りを記録すべく,ホームページに「ニュース詩」を創り続けた.「ニュース詩」100篇と語り下しによる,異能の作家渾身の現代日本社会論!   7年前の出来事、忘れかけていた、さまざまなニュースにその時々阿久さんが、詩をHP「ア . . . 本文を読む

社会保険これでスッキリわかる!

2007-11-23 | 新書・社会
著者についていど みえ◎神戸市出身、関西大学社会学部卒業。井戸美枝事務所代表、社会保険庁社会保険事業運営評議会委員。社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー、キャリアカウンセラー。NHK等のテレビ出演や企業、自治体などでの講演、執筆などでも活躍中。キャリアプランを含むライフプラン、保険、年金、医療、介護などを得意分野とする。おもな著書に、『小さな会社の給与・税金・保険事務ができる本』『社会保険・ . . . 本文を読む

大人の切り紙のほん

2007-11-22 | 実用書
大人のための切り紙アートの本。本書のコンセプトは、「切って楽しい」「贈って喜ばれる」「飾ってキレイ」だ。 さくら、たんぽぽ、ひまわり、二重のはな、一重のはな、八重のはな、みどりの葉、茶色の葉などの花の切り紙をはじめ、ハート、アーチなどのふち飾り、数字やアルファベット、模様の他、キャンドル、りんご、スプーン&フォーク、花飾り、つぼみ、つる、ウェーブ、キング、フルーツ、ベジタブルなど、おしゃれでかわ . . . 本文を読む

幸田真音「トップの素顔論」

2007-11-21 | 新書・社会
文化放送ラジオ番組から生まれた対談集。 谷垣禎一・衆議院議員、弁護士 向井万起男・慶應義塾大学医学部准教授、病理医。千秋さんの夫 石弘光・放送大学学長、経済学者 残間里江子・プロデューサー 榊原英資・早稲田大学教授、経済学者(財務官歴任) 浅井慎平・写真家、大阪芸術大学大学院教授 児玉清・俳優 西室泰三・東京証券取引所会長 清武英利・読売巨人軍球団代表 塩川清十郎・元財務相、東 . . . 本文を読む

島田洋七「幸せのトランク」

2007-11-20 | 小説
「結婚はね、ひとつのトランクをふたりで引っ張っていくようなもの。その中に、幸せとか、苦労とか、いっぱいは行ってるの。絶対、最後まで二人で運ばんといかんよ。一人が手を離したら、重くて運ばれん」 駆け落ち、貧乏漫才修業、東京進出、栄光と挫折??。どんなときも、ばあちゃんに励まされながら、律子夫人と歩んできた昭広の、爆笑と涙と感動の半生記。 相方と意見の違いからうまくいかなくなったとき、やっぱりば . . . 本文を読む

西尾維新「刀語~絶刀・鉋」

2007-11-19 | 小説
「虚刀流はよ、刀を使わないからこそ強いんだ」伝説の刀鍛冶、四季崎記紀(しきざききき)がその人生を賭けて鍛えた12本の“刀”を求め、無刀の剣士・鑢七花(やすりしちか)と美貌の奇策士・とがめが征く!刀語(カタナガタリ)、第1話の対戦相手は真庭忍軍十二頭領が1人、真庭蝙蝠!衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第1弾!西尾維新が挑む時代活劇! 無人島で育った七花の素朴で山猿的な風貌と、聡明な姉の七実 . . . 本文を読む

ねむりひめ

2007-11-18 | 絵本
グリム童話いばらの生い茂る城の塔に眠り続ける美しい王女。グリム童話の中でもっとも有名な昔語を、スイスの画家フェリックス・ホフマンが、考え抜いた構図と繊細なタッチですばらしい絵本に仕上げました。   バラの冬支度を済ませ、ふとこの古い絵本を思いだした。 姫が呪いにかかり眠りについたとき、城はいばらにすっぽりと包まれ、100年が過ぎる。 蔓薔薇って、剪定をしなければ、本当にどんどん伸 . . . 本文を読む

阿久悠「恋文」

2007-11-17 | 小説
24遍の短編集。思いやり、遠慮、敬意と言った思い。LOVE LETTERというと、一方的な恋の思いが強く感じられるが…。ここに描かれた世界は、すべて、優しく、暖かみに満ちた世界…忘れ去られた日本人の心のふれあいのような。 恋人同士より、むしろ夫婦、親子に視点を当てた作品が多い。老人が、死の間際に看護師に口頭でしたためた恋文も感動でした。 感謝、慈愛、親愛、友情…、激しさではなく、穏やかな、愛に . . . 本文を読む

藤沢 周「幻夢」

2007-11-15 | 小説
この著者を知らず、初めて読んだ。 暗い装丁のとおり、8編の短編それぞれ、不思議な感じ…。 現実から浮遊した夢なのか分からないような世界と、今ここでおきている事実と織り交ぜたようなのが多かったです。 すぐ読めますので、時間つぶしには良いかもしてませんが…。 . . . 本文を読む

万城目学「鴨川ホルモー」

2007-11-14 | 小説
 謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり!   陰陽師安倍晴明と同じ苗字であったのが縁か?かくも不思議な京都4大学にまつわり500代続いたホルモー。隔年で五百代って1000年続いていることになる。 京都 . . . 本文を読む

加門七海「常世桜」

2007-11-12 | 小説
三宝荒神の力を頼み、姿無き神霊・精霊と交感する。時を超え、異界と現を行き来する青年琵琶法師・十六夜清玄の物語。 ヤングノベルズなのかなあ。 困ったことに小学1年生の漢字に迄ルビが付いているので、ごちゃごちゃして読みづらかった。口、上こんな漢字にまで、ルビ付いていますから…。 行間がうるさいんですよね。 内容は、まあまあ、魑魅魍魎の世界に盲目の琵琶法師が、美しい音色の琵琶・十六夜と共に挑み、 . . . 本文を読む

瀬尾まいこ「ありがとう、さようなら」

2007-11-11 | エッセイ
せんせいの毎日はありがとうに満ちている、そして訪れる、さようなら。小説みたいな瀬尾まいこの毎日。   事実は、小説よりきらきらしている。… どんなミステリー、サスペンス劇場より、テレビ、新聞をにぎわすニュースが、背筋も凍るような事件であるように、 どんな青春ストーリー、スポ根、児童文学より、生の中学生の肉声が、瀬尾さんの暖かい感受性と共に伝わってくる、このエッセイは、感動物だ!! . . . 本文を読む

島田洋七「佐賀のがばいばあちゃん」

2007-11-10 | エッセイ
昭和三十三年、広島から佐賀の田舎に預けられた八歳の昭広。そこでは厳しい戦後を七人の子供を抱えて生き抜いたがばい(すごい)祖母との貧乏生活が待っていた。しかし家にはいつも笑いが溢れ…。 ・嫌われていると言うことは、目立っているということや   ・悲しい話は夜にするな。つらい話も昼にすれば何と言うこともない   ・通知票は0じゃなければええ。1とか2を足していけば5になる . . . 本文を読む

山本文緒「落花流水」

2007-11-08 | 小説
甘ったれでわがままな7歳の少女、手毬。家族に愛され、平穏な日々をおくるはずだったのに…。17歳、かつては姉だった人を母親と呼ぶ二人だけの暮らし。27歳で掴んだ結婚という名の幸せ。その家庭を捨て幼なじみと駆け落ちした37歳。そして…。複雑に絡みもつれる家族の絆、愛と憎しみ。運命に流されるひとりの女性の歳月を、半世紀にわたって描く連作長編小説。   結構、ストーリーとしての骨組みは、ど . . . 本文を読む