山伏の修験場として世界遺産に認定される、玉倉神社に生まれ育った鈴原泉水子は、宮司を務める祖父と静かな二人暮らしを送っていたが、中学三年になった春、突然東京の高校進学を薦められる。しかも、父の友人で後見人の相楽雪政が、山伏として修業を積んできた自分の息子深行を、(下僕として)泉水子に一生付き添わせるという。しかし、それは泉水子も知らない、自分の生い立ちや家系に関わる大きな理由があったのだ。
見られ . . . 本文を読む
ル=グウィンと村上春樹が贈る“空飛び猫”第3弾。翼のないアレキサンダーと空飛び猫たちの素敵な出会い!こうしてまたページを繰って、空を飛ぶ猫たちの素敵な挿し絵を見ているだけで、僕らの胸がわくわくしてしまうのも事実です。むずかしいことは抜きにして、空飛び猫たちや、ふつうの猫たちの冒険を楽しんでください
何不自由ない暮らしをしていた普通の子猫のアレキサンダーは、 . . . 本文を読む
ひとまわり大きくなった空飛び猫たちの新たな冒険。アーシュラ・K・ル=グウィン作ちっちゃなもうひとりの仲間を加えて!
平和な森でののびのびと暮らすセルマ、ロジャー、ジェームス、そしてハリエットの仲よし4兄弟。喧噪の街に残るお母さんが気になって飛んでいってみると――。こわされる直前のビルのかげに小さな翼をはやした影。それがジェーン、彼らの小さな妹だったなんて。『空飛び猫』第2弾この本はもちろんファン . . . 本文を読む
空飛び猫第4弾!待望の村上春樹訳“空飛び猫”の魅力的な世界、再び。ル=グウィンの描く女性の自立と成長!そのうちに空飛び猫は本当にあなたの部屋の窓から飛び込んでくるかもしれませんよ。本当に――そう信じてさえいれば。(訳者あとがきより
翼を持った5匹の猫たちは、納屋の前の庭でのんびり平和に暮らしていました。ところが、ジェーンは同じことのくりかえしでしかない毎日 . . . 本文を読む
アーシュラ・k・ル=グウィンの素敵な猫のおはなしを村上春樹が心をこめて翻訳。あらっ、子猫に翼が…。表紙を一目見たときから、僕はこの本を翻訳しようと決心しました。だって木の枝にとまった四匹の猫に翼がはえているのだから、これはどうしたってやらないわけにはいかないですよね~村上春樹
仲よし4兄弟、セルマ、ロジャー、ジェームス、ハリエットは、お母さんもため息をついたくらい、翼をはやして生ま . . . 本文を読む
原典の寓話の香気をそのまま残しながら、あの有名なバレエ『白鳥の湖』の意義をさらに深め、現代人にも通じる示唆に富んだ物語となることに成功している。マーク・ヘルプリンの語り口は村上春樹の翻訳を得て、チャイコフスキーの音楽の優美な調べを奏で、クリス・ヴァン・オールズバーグの光彩を放つ挿絵は、若き王子とみなし児の王女オデットの人物像に、バレエにはない微妙な陰影を添える
美しい文章を読むと . . . 本文を読む
かのこちゃんは小学一年生の元気な女の子。マドレーヌ夫人は外国語を話す優雅な猫。その毎日は、思いがけない出来事の連続で、不思議や驚きに充ち満ちている。
ほのぼのとした読後感。児童文学になるのかな。新書だから文字は小さいけど。
このお話を書くために、実際の小学校を取材して、子どもの目線を実感したそうです。
かのこちゃんと刎頸の友のすずちゃん。
マドレーヌ夫人(豪雨の日犬小屋に避難して、かのこち . . . 本文を読む
あいらしく、りりしい野生の雪だるまの女の子雪子ちゃんの毎日には生きることのよろこびがあふれています。著者が長年あたためてきた初めての長編童話にオールカラーの銅版画を添えた宝物のような1冊。
江國香織&山本容子。何て素敵なコラボレーション。
装丁もご機嫌です。児童文学も。こうでなくっちゃ~。大人な感性を育くみます。
デュークもこのステキだったけど。お二人とも私の憧れの女性だ。生き方も、感性。私 . . . 本文を読む
鏡を通り抜けたむこうはチェスの国.おしゃべりする花たち,ハンプティ・ダンプティ,ユニコーン…奇妙な住人たちに出会いながら,アリスは女王をめざします.『不思議の国のアリス』に続く,世界で最も有名な少女〈アリス〉の2つ目の物語.おなじみのテニエルの挿絵すべてが彩色されたデラックス版。(20世紀初めに色付けされた8枚のスタイルに従って物語と共に愛されてきた挿絵に彩色した豪華愛蔵版。 )
ファンタジーや . . . 本文を読む
いらっしゃいませ。ここは、あなただけの物語が見つかる本屋さん。こんな雨の日には、ほんとうの自分に出会えるかもしれません―。 日向 理恵子1984年兵庫県に生まれる。兵庫県在住。高校生の時に、高木理恵子の名前で『魔法の庭へ』(創元社)を出版。季節風同人
雨つぶ 雨だれ 雨の音 ルウ子の不思議な冒険がはじまる…。
体が弱くわがままの妹に母親を独占されてちょっとだけすねているルウ子、 . . . 本文を読む
イノチっておわらないよ。すべての親とこどもにささげる愛と希望の物語。イエナシビトのながれと猫のバケツが拾ったもの、それはなんと赤ちゃんだった!アナンと名付けられた赤ちゃんは、成長するにしたがって周りの人に希望と感動を与えるようになる。不思議な少年と猫の友情と希望の物語
イノチって、おわらない。
夢は、どこまでもつづいていく
だけど、何度これから夢を見ても、ぼくはわすれないだろ . . . 本文を読む
ハンセン家の女たちは、空を飛ぶことができた。しかし、その規則にしばられた小さな世界で、少女、ジョージア・ハンセンは、そこから出ようともがきはじめた…。デラコート出版賞を受賞した、著者のデビュー作
15歳のジョージアは、祖母との葛藤、飛ぶ権利を奪われた母との関係、謎めいた叔母との出会いを経て、儀式の夜へ向かう…。
酒井駒子さん装丁コーナーからの一冊。
特殊な能 . . . 本文を読む
1953年夏、アメリカ・ニュージャージー州の小さな町。幼くして父親を亡くしたペニーは、母親と祖父母とのさびしい生活をおくっていた。父方の親戚はにぎやかな大家族だが、ふたつの正反対の家族のあいだには、わだかまりがあった。ある日、大けがをおったことをきっかけに、ペニーは父の死の真相を知るが…。ニューベリー賞オナー
ドジャーズファンの元気な11歳の女の子ペニー。
本当の名前は、バーバ . . . 本文を読む
「パパのために、自分の夢をだめにしたくないの」。ママの声は小さかったけど、その言葉はヨアキムの胸を刺した。病院に入院しても、パパの心の病はなかなか快復しない。泣いてばかりのパパ。泣くことを教えて、と言うママ。北欧の厳しく美しい自然の中で紡がれる、おとなと子どもの物語。 父の病は一向に快復せず、夫婦の確執も大きくなる中で、成長をとげていくヨアキム。崩壊していく家族の心の揺れ動きを、少年の目で細やかに . . . 本文を読む
須賀の創作の原点、唯一遺されたちいさな物語を酒井駒子の画とのコラボレーションで。「わたし」と「こうちゃん」が出会う花や木々や生き物たち、季節のうつろいに彩られた日本とイタリアの風景が、思索にみちた言葉で綴られる。こうちゃん、灰いろの空から降ってくる粉雪のような、音立てて炉にもえる明るい火のような、そんなすなおなことばをもうわたしたちはわすれてしまったのでしょうか―ただ一つのこされたちいさな物語。 . . . 本文を読む