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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

渡辺一枝「すっぴん素顔このまんま」

2008-06-22 | エッセイ

すっぴん素顔のこのまんま―私の気持ちいい毎日彩りの食卓のこと、大好きな着物や歌舞伎鑑賞のこと、子どもや夫との大切な生活のこと、そしてこれからの夢等、さりげない日常をたおやかに綴る。年齢を重ねるのが楽しくなる魔法の本。

 

椎名誠さんの奥様の50代の頃のエッセー。前に椎名さんの本を読んで、ちょっと、奥様はどのように感じているのだろうとてにとりました。

 

椎名さんがご自分のことばかり悪く書かれていたけど、そんなことはなく、ちゃんと奥様を支えて、いたようすがわかったし、違う存在であるお互いをとても尊敬して大事にしているんだろうなと感じました。

渡辺さんは、18年間保育士をしてのち、40代で作家生活に入りました。ご自分の性質の頑固、意地っ張り処や興味関心の分野の追求が極端なことを素直な文面で告白のような感じで書いています。

共感するところもあるけれど、かなり個性的かも…。

 

人間関係においても、夫ほどんな人とも心を開いて交流し沢山の友人から、渡辺さんの精神状態が良くないとき話し相手になってくれる方を、さりげなく紹介したりしています。夫婦って近すぎて話せないような事が、あるようです。そんなときに息詰まる彼女に男女に関係なく、そんな風にお友達を奥さんに紹介する椎名さんが、すごいなと逆に感心しました。なんか、心広いというか…。

まあ、冒険旅行家である夫にとって、家を留守にすることも多く、精神的に不安定な妻を残していくときに、不安でもあり、支えになってもらえる人をそばに…。

 

私が、渡辺さんに共感できたことは、ごはんをつくって食べる、植物を愛でるといった日常の些細な暮らしに対して、1つ1つをとても大事にそして、楽しんで暮らしている事かな。

 



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