『源氏物語』は極上のミステリーである。人脈と情報戦で政治力を駆使し、手紙と和歌と巧みな会話で人の心をつかみ、恨まれずに別れる。人生の達人・光源氏を通して描かれる、隠された真実とは。驚きの深読みが堪能できる、大人のための入門書。 人脈と情報を駆使して出世競争を勝ち抜く。逆境で友情と忠誠心をしみじみ感じる。もつれた愛は、恨まれずに終止符を打つ。交わされなかった和歌が語る、愛の濃さ…。「書かれざること」 . . . 本文を読む
愛と夢、涙と欲……。抱腹絶倒の人間模様を古典に読む!『万葉集』は庶民の生活と宮仕えの苦吟、『竹取物語』は恋する男を操る女心、『源氏物語』の華麗な六条院は実は老人ホーム。数々の名作古典の背景にあるのは現代にも通じる色と金の欲。日本の古典の新たな楽しみ方。
手頃な文庫本に17書の古典文学をピックアップし、現代に置き換えた楽しみ方を説いている。気軽に楽しめて、入門書とはまた別格の角度から、古典に興味 . . . 本文を読む
今日は下巻からピックアップ
六十二段~延政門院いとしくおはしまししける時
ふたつ文字=こ 牛の角文字=い すぐな文字=し ゆがみ文字=く とぞ君は覚ゆる
恋しく思ひまゐらせ給ふとなり 帝のお嬢様の謎々歌なんだけど出掛ける父に「お父様好きよ」って言ってるのかわいいでしょ。
七十二段~賤しげなるもの
居たる辺りに調度の多き。硯に筆の多き。持仏堂に仏の多き。前栽に石・草木 . . . 本文を読む
絵本徒然草・上巻について
徒然草と言えば、枕草子と並ぶ、随筆として高校の授業でならったと思うが、
十一段 「神無月の頃」~山奥の庵にひっそりと暮らす人が、立派なみかんの木の周りをきびしく囲っているのをみて興ざめする。
五十二段 「仁和寺にある法師」~石清水八幡を拝みに行こうとして、麓の寺だけ見て還ってきた話し。
高校時代、こんな話しを勉強して、ふーん、それでっ!て感じででしたが。
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文庫本の徒然草の口語訳バージョン。
つれづれなるままに日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
退屈で退屈でしょーがないから一日中硯に向かって、心に浮かんで来るどーでもいいことをタラタラと書きつけてると、ワケ分かんない内にアブナクなってくんのなッ!
序段が、こんな風になってしまいます。
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