野ねずみのぐりとぐらのところにすみれちゃんが持ってきたのは、とびきり大きくてとっても固いかぼちゃ。すみれちゃんのお母さん秘伝のダイナミックな方法で見事に割ると、かぼちゃのお料理のはじまりです。
絵本コーナーで、たまらなく惹きつけられる。のは、なかがわりえこさんと山脇ゆりこさんの「ぐりとぐら」シリーズ。
この世で一番好きなのはおりょうすること食べること♪ぐり ぐら ぐり ぐら
すみれちゃんがリ . . . 本文を読む
C・V・オールズバーグ:絵と文 村上春樹:訳
ぜったいに、何があっても、犬を庭園に入れてはいけません―引退した魔術師ガサツィ。ふしぎな庭で少年が体験した奇妙なできごと
ミスヘイターの飼っている犬フリッツ。とんでもない噛みつき犬。お上品そうなヘイターさんにだけ懐いている犬なのかな?飼い主にだけ、忠実な。犬というものは、そういう動物であることを考えると。フリッツは、犬らしい犬なのだ。
アラン少 . . . 本文を読む
映画「ジュマンジ」の原作者として、注目をあびるオールズバーグ。想像力の翼をはばたかせると、たちまち世界は一変。わくわく、どきどき、どちらが本当、どちらが夢
ベンとマーガレットの見た夢。夢の途中出てくるお互いの存在って。それこそ、夢ですね。
外は雨。昼寝の夢の中で、冒険をする子どもの躍動感溢れる作品です。
夢の一場面には、言葉は書かれていませんが、頁をめくる度に、そこはどこかわかる世界の名所。 . . . 本文を読む
C・V・オールズバーグの絵本 村上春樹:訳
どんな夢でもかなえてくれるいちじく。ビボット氏が手に入れたいちじくには奇想天外な力があった。そこで彼は世界一の金持ちになっている自分を夢に見るぞ、と決心する。セピア色の柔らかい色調の絵が神秘的な世界へ導く.
歯科医ビボット。何故この人は犬を飼っていたのか?疑問である。
いやのやつ…の代表のような男のどの頁を見ても、にく . . . 本文を読む
女王さまのため、きらめくクリスタル求め、アリたちは長く危険な旅へ。ところが、そんなアリたちのなかに、2ひきの、いけないアリが!クリスタルの山に魅せられた「いけないアリ」がくりひろげるシュールな大冒険
1989年、ほるぷ出版より「くいしんぼうのあり」(木島始・訳)として刊行、本書は新訳版
ありの世界。アリから見たリアルな人間の生活空間が見事に表現されています。
シンプルな線。色 . . . 本文を読む
リタ・アン号の船長の航海日誌には、謎めいた島で発見した光る石の影響で、船員たちに不可思議な変化が起きたと記されている。そして嵐に襲われ、落雷を受け、マストが折れたとも。
気持ちの良いそよ風が吹く5月、リタ・アン号は航海が順調に進むなか、なぜか今まで知られていなかった島に上陸し、光を発する不思議な石を発見する。船員たちはその石に夢中になり、やがて恐ろしい変化にみまわれた…。
&nb . . . 本文を読む
空想と現実のはざまを歩き、ミステリアスな世界を描き出すオールズバーグの絵本
お百姓さんのベイリーさんが車ではねた記憶を失った謎の男。
うさぎとお友達で、疲れを知らぬ働き者で、じいっと空をとぶガンの群れを眺める。穏やかな人。
ベイリーさんの家族のように過ごすうちに。不思議なことが。辺りは秋の装いなのに、ベイリーさんの家のまわりだけが、木々は緑のまま。
名前のないひとは。何かがちがう、自分のい . . . 本文を読む
絵・文~C・V・オールズバーグ、訳~村上春樹
7月の奇妙な日、ヴェニスに消えた、ハープ、3階のベッドルーム…謎の人物ハリス・バーディック氏が残した14枚の絵には題名と説明文がついていた。それぞれの絵が物語を語りはじめるモノクローム世界
14の物語のなかの1枚の絵と題名。
さすがオールズバーグ…と。モノクロームの一枚の絵から読み手が、想像する物語の世界が、無限大に広 . . . 本文を読む
クリス・ヴァン・オールズバーグの絵本
読書をしたいけど、このところ公私ともにお疲れぎみだ…。
そんなとき、手にとって眺めていたい絵本だ。
子どもから大人まで静かな気持ちで読み、そしてまた、飽きのこない静かな色調の絵を眺めているだけで、お話の世界に誘ってくれる。
そして、この作家シリーズの訳を村上春樹さんが手がけているのも、読み応えがあると思える。
本来なら、英文で読んでみた . . . 本文を読む
ねえ、神さまって知ってる?見たことある?わたし、神さまを探しているの…。世界の子どもたちの目を通して描く「生と死」の物語。ロング&ベストセラー『いけちゃんとぼく』に続く、西原絵本第二弾
今日もどこかで子どもたちは、働いている。走っている。祈っている~。
神様にあいたい。どこに行けば あえるんだろうか
高い高い山の上か。ふかいふかい海の底か。
それとも あの花咲く向こう . . . 本文を読む
いろんな色のおにさんどこにいるの?わんぱくさん、悲しみさん、いじわるさん…みんな集まれ手の鳴るほうへ。元気な鬼さん、寂しい鬼さん、悪い鬼さん…。いろんな色の鬼さんが出てくるよ。どこにいるかわかるかな? ページごとに鬼の数が増えていく楽しい絵本
~混沌とした世の中。
何が良くて何語あわるいのか、判断が難しい。
事故に遭わないように、悪いことが近寄らないようにと思って . . . 本文を読む
もみちゃんがそりにのろうとしたら、りすくんとぶたさんとくまさんといぬくんとうさぎさんが「のりたいな」「のってもいい?」とやってきました。そこで、みんなで山の上から、しゅうううううっ。 ところが、まずりすくんがおっこっちゃった!「くるくる とん!」おや、ぶたさんも「ころん すとん ぶー」そしてくまさんも…。 動物たちはつぎつぎにおっこちて、ころがって、ころがってもみちゃんだけが、そ . . . 本文を読む
いつでもそこにあるりんごの木。成長し変わっていく少年。それでも木は惜しみなく愛を与え続けた…世界的名作絵本が村上春樹の訳で新登場。「あなたはこの木に似ているかもしれません。あなたはこの少年に似ているかもしれません。それともひょっとして、両方に似ているかもしれません。あなたは木であり、また少年であるかもしれません。あなたがこの物語の中に何を感じるかは、もちろんあなたの自由です。それをあえて言葉にする . . . 本文を読む
ランダル・ジャレル 長田弘訳、 絵・モーリス・センダック
森のはずれの、おおきなヤナギの木のある家に、デイヴィッドという少年が住んでいる。「夜になると、デイヴィッドは、空をとぶことができました。昼のあいだは、とべないのです。じぶんがとべるということを思いだすこともありません」。詩人ジャレルの遺した最後の子どもの本である『夜、空をとぶ』は、センダックの「もっとも真摯でもっとも冴えわたった世界」を具 . . . 本文を読む
10代の頃から世界を旅し、エベレストをはじめとする7大陸の最高峰すべてに登頂をはたした石川直樹が子どもたちへおくる、はじめての写真絵本。
石川 直樹1977年東京生まれ。2000年北極から南極を人力踏破、2001年七大陸最高峰登頂を達成。人類学、民俗学などの領域に関心をもち、行為の経験としての移動、旅などをテーマに作品を発表し続けている。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了後、現在、多 . . . 本文を読む