仏教ではこの世の苦の1つに別離がある。
瀬戸内寂聴さん(瀬戸内晴美)が、今生で巡り会って親しんできた著名偉人の死にあたり、弔辞を読んだり、作家であるがゆえに、その人たちとの縁と関わりを素直な文筆で書き連ねている。
水上勉、岡本太郎、美空ひばり、宇野千代、遠藤周作、三島由紀夫、開高健、吉行淳之介、恩師、父、姉…
前世からの深い絆で結ばれた結果で人と人とは、出会い、交流する。一人一人が、自分の考 . . . 本文を読む
和の花色・洋の花色・中国の花色にわけ、写真、挿絵、色番とその花の由来や歴史、植生などの説明がまとめられています。
和の花色は、着物の襲の色目に使われ、表、裏の色の組み合わせも紹介され亭ます。平安時代の貴族から発展したようですが、四季の移り変わりと共にその使われ方も工夫されており、日本の花色に対する、美意識を感じます。
若草、柳、若葉、萌黄、草、松葉、木賊(とくさ)、青竹と緑だけでも、種類はさま . . . 本文を読む
この秋から、住んでいる地域でも地デジ放送が始まる。春にアンテナがぐらつき、一気に地デジも受信できるように準備万端。後は、テレビの買い換え…。参考になるかなあと読んではみたものの…。機械に鈍い人間には少し難しかったかなあ。とにかく、チャンネル合わせもあるので、放送がスタートしてから、購入しよう。
大変詳しく説明してくれるのですが、さっぱり、分からないのは何故だろう…。
ワンセグ放送利用できたら便 . . . 本文を読む
日常生活でよく使う似たような意味の言葉の微妙な違い…。
「叔父さん、伯父さん、小父さん」「修行、修業」「侘び、寂び」「銚子、徳利」「シンポジウム、フォーラム」などなど、使っていながら区別していなかった、言葉たち。
1ページ程度に簡潔にまとめられた文庫本なので、気軽に手にとって、どこからでも読める、日本人だから、やっぱり、日本語をしっかりわからないとなあ~と今更感じる一冊です。 . . . 本文を読む
著者の専門のパフォーマンス学・心理学の立場から、思いやりの大切さを説いた一冊。
日本人が本来大切にしてきた、礼節、見えない偉大な力に聞く耳を持つ縦軸と集団主義文化の横軸の思いやりという、財産。
博士号を持ち150冊近くの著書を持ち、活躍する方だが、離婚しわが子を、親に預けて、必死で学業に専念し、努力をした著者であるが、書いていることはわかりやすく学ぶべき事は、あるが、一番身近で大切な人への、思 . . . 本文を読む
デパ地下のDeliみたいにかわいくてヘルシーなお弁当レシピ。
かわいいー。1つ1つがこっているし、素材もそろえておかなくてはすぐに作れそうにないかも。お弁当箱は使わず、耐熱透明ガラス容器がいいね。ふたがぴったりすっる用なのあるのかなあ。汁とかもれないか心配。
小さなおかず色々が、可愛い皿にのっているので、実際詰めてみるとどうかな??
まあ、見て楽しみ、ちょっと簡単にアレンジして作りましょうっ . . . 本文を読む
プロの料理人たちは、いったいどんな調味料を使っているのか…和洋中、韓国、イタリアン…、本書では9人の超人シェフたちが家庭用にアレンジした、一流料理の店の味を楽しむ一冊である。
とはいえ、和食は良いとして、中華で扱う、調味料は、種類も多く、特殊であるので、家庭では、豆板醤、オイスターソースなど定番の調味料に和の調味料を工夫して方が美味しいのではと思いました。
お店の味と、家庭の味、決め手は、やっ . . . 本文を読む
なぜ「僕」の記憶は失われたのか? 世界から搾取され、漂流するしかない若者は、日々の記憶を塗りかえる。破壊されつくした僕たちは「自分殺し」の旅に出る。孤独な魂の冒険を描く、まったく新しいロードフィクション。
朝日新聞に連載されていた頃は新聞を取っていましたが読んでいませんでした。一気に594ページをよみ、日本社会のひずみに生きる若者たちの、問題を、よくここまでもりこんだなあと桐野氏に感心。
沖 . . . 本文を読む
半日しか日が当たらない、1日中じゅう日当たりが悪い......そんな庭も斑入り植物を使って明るく見せることができます。だれもが知っている斑入り植物ギボウシ(ホスタ)。アオキやアジサイ、アセビなども黄や白の斑入り葉の品種を選べば、確かに辺りが明るくなります。逆に真夏の庭に映える熱帯植物にも美しい斑入りが多くあります。バナナやハマユウの仲間の斑入り葉にははっと驚かされます。 斑入り植物は江戸時代から使 . . . 本文を読む
眉山
2007-07-20 | 映画
さだまさし原作「眉山」~徳島を舞台に、母娘の愛、それぞれの愛を、松嶋菜々子と宮本信子が好演。
家族、恋人、故郷~普通の生活の中で、身近であるが故に忘れてしまいがちなほんとうに大切なものがテーマです。
身を引いて、女手1つで、たった一人、愛した人の故郷で咲子を育てた母は気丈で、愛されているとは感じながらも、どこか近寄りがたく、父のことを何も教えてくれない母に寂しさとわだjかまりを抱える娘
母が . . . 本文を読む
松井秀喜選手が、自ら歩んだ野球人生の軌跡と、その過程で手にした人生訓を綴った書。言動が“優等生”すぎて面白みがないと評されることもある松井選手だが、本書では「僕も人並みに悩みます。苦しみます。失敗します」と告白。苦境を糧としながら前進する生き方の原点は、書名の「不動心」であると言う。
日本海のような広く深い心と白山のような強く動じない心 僕の原点はここにあります
トーリー監督の哲学。勝っている . . . 本文を読む
日本の湿原の80%が北海道にある。広大な湿原を航空写真によるカラー満載の本である。
表紙の風蓮湖ヤウシュベツ川河口の筋状植物群落の美しくも、不思議な風景に魅入られる。
砂州の上の春国岱(根室)のアカエゾマツの森。根室落石岬湿原は、流れ込む川はなく、雨、霧によって潤う、海に突き出た、強大な要塞で太平洋の荒波に削られる大地。
オホーツク沿岸の50~60㎞続くラグーン(潟湖)コムケ湖、シブノツナイ . . . 本文を読む
桜の着物の似合うひと。いっぱい恋をしたひと。とっても長生きをしたひと…。宇野千代は明治三十(一八九七)年、山口県の岩国生まれ。名作『おはん』を生んだ作家として、モダンな着物のデザイナーとして、九十八年の生涯を夢中で駆け抜けた。その波瀾の道のりから、暮らし、食卓、ファッション、宝物、本の装いまで、“人生に恋した女”のすべてを紹介。美しく、凛々しく、幸せに生きていくことを、いま私たちに教えてくれる。 . . . 本文を読む
「shall weダンス?」「シコふんじゃった」の監督が、4年近くの200回の裁判の傍聴、法律書弁護団会議などの徹底取材から生まれた映画。
見たかったのですが、あまりに催行期間が身近く、逃したのでDVDで鑑賞しようと思いました。その、シナリオ完全収録と自作解説「なぜこのシーンをカットしたのか」、と元裁判官木谷明氏との徹底対談「日本の刑事裁判はどうなっているのか」が盛り込まれていま . . . 本文を読む
40代のシングル女性のさまざまな心理描写した、短編3点
どれも、家庭から程遠い女性の生き方、父親ほど歳の離れた男性と結婚し、相手がなくなったその後…。母親の期待を裏切ってだらだら何人も野男性と付き合い、翻弄した女性。男友達は何人かいるが、相手が熱心になると、なんだか醒めてしまう、客観的思考の女性。どれも、幸せがうすい、人との付き合い下手の寂しい女性像が浮かび上がる。当の本人は、それでも、かまわな . . . 本文を読む