誰もが滑り落ちるかもしれない記事の向こうの世界。現実がうみおとした6つの日常のまぼろしを、鮮やかに描いた小説集。
ああ、あの事件…と思い浮かぶ。日常の茶飯事で、目にする三面記事。
それは、普通の人々が、なぜ?どうしてそこまで、背景は?などど、書かれていない当事者の背景や、事件への動機など、ちょっと想像をしたり、憤りを覚えたり、理解に苦しんだり(理解する必要も無いのだが…)する . . . 本文を読む
銀色さんは、かなりテレビ好きのオバハンだなあ。
普通のオバさんが、番組をみて、辛口評論している程度の内容である。
退屈な授業を受けているとき、先生の話を聞かないで教科書に、先生の似顔絵を描くような感じで、全ページに芸能人のイラストがちりばめられている。これ結構気に入っています。よいよ。
芸能人に関しては、かなりの好き嫌いがあるらしいが…。
どっちかというと、私は、テレビは見ない派で、映画は . . . 本文を読む
文:押井守、絵:天野喜孝
最近、ほんわかしたパステル調の絵。可愛いだけじゃなくて、ちょっとクールな感じの野菜が主人公の「野菜のようせい」…短編アニメをみて。
天野さんの絵をもっと楽しみたいと、読んでみましたが…。
こ、これは暗いよ。
孤独って言うのかな?
少女と少年。廃墟。箱舟…。
うーん。詩も難しいな。
感覚で、孤独が浮遊してるよー。
絵もちょっと怖いなあ~。
やっぱり、わたし . . . 本文を読む
マルクスの「資本論」はケーキで読み解ける? 視点を変えれば、ぶ厚い難解本もわかりやすく変身! 世界の名著18冊分の知識がこの一冊に。04年6月刊「お厚いのがお好き?」に続くフジテレビ系深夜番組の単行本化第2弾。
1巻は、あまりの意表をつく面白さに、図書館で借りたあと、即、Amazonで購入しましたが、続編は、まあまあと言ったところ。と言うより、そもそも、の人物を知らない方が多くて。凡人には、興 . . . 本文を読む
5000件もの少年犯罪に関わってきた元家裁調査官のエッセイ。
原因があって、結果がでる。因果って言うのかな。
ノンフィクションだから、リアル。。
もつれた親子関係。
淡々と、飾り気のない文章で、読みやすいが、
内容は、ハード。
誰にだって、幸せになる権利はある。
だけど、子供達は、安全で、安らげる空間で、すくすく、愛情を受けて育たなければ
小学5年生で家庭教師からう . . . 本文を読む
現代語訳「老子」がベストセラーになっている詩人・アメリカ文学者の加島祥造氏が、長野県伊那谷の自然に住むなかで次から次へと湧き出てきた、すべてが「求めない」で始まる詩約100篇を収録した珠玉の詩集
最近続編「LIFE」が出ましたが。未読でしたので…。
84歳のおじいちゃんからのメッセージ…。
「求めない」って言ったって、どうしても人間は「求める存在」なんだ。
それはよく承知 . . . 本文を読む
アナウンサーの小川宏さんのエッセー。
ちょっと、思ってたかんじと違う本でしたが…。
まあエッセーとして読めば、それはそれで…。
1章~話し方と聞き方
相手に話すとき
・わかりやすく→理解してくれる。
・好感→記憶してくれる
・短く→耳を傾けてくれる
・”間”→余裕を持ってくれる
良い聞き手は、歓び、怒り、哀しみ、楽しみに対応できる、心の医者。
あいづちは、人の心の真実をくみ出す . . . 本文を読む
182種の花を四季に分類して、最低限必要な植物名、学名、科名、属名園芸分類などを記載して、更に育て方のポイントを簡潔にまとめて紹介しています。
オールカラーなので、ああこの花!ってぱらぱらめくり、名前を調べるにも良いです。
毎年、一年草みたいに、秋に買って、春にダメにしてしまうシクラメン…を
今日は、休眠という方法で、管理してみようと思いました。
本格的園芸 . . . 本文を読む
A.A.ミルン文 E.H.シェパード絵
石井桃子訳
先日、児童文学者の石井桃子さんが亡くなりました。101歳。
子供達に夢と希望を沢山与えて…。
なんか、とても懐かしく、プーさんの絵本を読みたくなりました。
「プーのはちみつとり」
「プーあなにつまる・ふしぎなあしあと」
「プーのゾゾがり」
プーのウィニーと仲良しのクリストファー・ロビン。
プーの考えることは、子 . . . 本文を読む
2004年 韓国~a moment to remember
監督 イ・ジェハン
出演 チョン・ウソン、ソン・イェジン、ペク・チョンハク
社長令嬢のスジンと工事現場で働くチョルス。育った環境の違う二人だが、互いに惹かれ合い結婚する。幸せな日々を送っていた矢先、スジンが若年性アルツハイマー病に侵されていることが判明する。それは徐々に記憶障害が進行し、肉体的な死よりも精神的な死 . . . 本文を読む
内容紹介麒麟・田村の自伝中学生時代の田村少年が、ある日突然住む家を無くし、近所の公園に一人住むようになる超リアルストーリー。 ダンボールで飢えを凌ぎ、ハトのエサであるパンくずを拾い集めた幼き日々から、いつも遠くで見守ってくれていた母へ想いが詰まった、笑えて泣ける貧乏自叙伝。
お母さんへの想いがいっぱいつまった本でした。
小学校5年生の田村少年が母を失い、中 . . . 本文を読む
いっしょうけんめいに生きて翻弄される人々を描く
世のため、人のため、家族のため、働き者の悲哀を描く。
荻原さんの作品は、最初に読んだ神様の一言から、ユーモアとまじめさ、まじめの中に人生の哀愁、苦しみ、そして歓びと、切なさが感じられて良いなあと思います。
一生懸命が笑えるって、なんか、お笑いの世界に通じるような、人間の可愛らしさ?
それで、この短編集は
「さようなら、そしてこんにちは」~葬 . . . 本文を読む
夕陽に映える房総の山々。
終戦後、家族を次々と亡くし、日展にも2度落選、失意のどん底にいた東山が、千葉県鹿野山に登り、連なる山々の姿に圧倒され、風景画家としてわき起こる魂を描いた作品。1947年・39歳
東山魁夷の作品と言えば、=「緑響く」1982年。ですが。
スタートをきった「残照」の雄大さと、見たままありのままの風景ではなく、2面性をもつ心を表す。静と動き。ダイナミズム。 . . . 本文を読む
寺山修司の第一作品集『われに五月を』の初版本を底本に、平仮名は底本の通りに、旧漢字は新漢字に改めた。内容は、俳句、短歌、詩、散文詩、日記風散文の五ジャンルにわたり、俳句が「燃ゆる頬」「鳥影」「雉子の詩」、短歌が「森番」「真夏の死」「祖国喪失」、詩が、「楔形文字」「三つのソネット」「かずこについて」に分けられている。俳句九一、短歌一一二、詩一八(「序詞」を含む)、散文詩二を収める。
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読んだ!!700ページ。上下巻あると、なかなか手を付けられませんでしたが、しかも重松さんだし、暗いよこれは、絶対…と後回しにしていた本。
でも、これは、重松作品の中でもやっぱりはずせないかも…。
ガン、不倫、子供の事故、過去の恋と流産、新聞連載だけあって内容がてんこ盛りになったのはしかたないが、根底にある、ゆるされたい人、許したい人辛さ…。ずーっと貫いて、やっぱり、最後は、 . . . 本文を読む