羨望、嫉妬、優越感・・・・・誰もが認めたくない感情に足元をすくわれ、“不幸”へと落ちていく8人の女たち。人間の愚かさやズルさをストレートにテーマにしたブラックな短編集。身につまされます!
「女は不幸ばかりを数えたがる」~今度こそ幸せになれると思った…
愛につまずく8つの物語。
ふうー。幸せになろうともがく女性達の歯車が、ちょっとずつくるって不幸へと…。
さらっと、読めます . . . 本文を読む
元エリート銀行員だった牧村伸郎は、上司へのたった一言でキャリアを閉ざされ、自ら退社した。いまはタクシー運転手。公認会計士試験を受けるまでの腰掛のつもりだったが、乗車業務に疲れて帰ってくる毎日では参考書にも埃がたまるばかり。営業ノルマに追いかけられ、気づけば娘や息子と会話が成立しなくなっている。ある日、たまたま客を降ろしたのが学生時代に住んでいたアパートの近くだった。あの時違う選択をしていたら…。過 . . . 本文を読む
鳥取県紅緑村から、桜庭一樹さんのコメント。 この『赤朽葉家の伝説』は2006年の4月から5月にかけて、故郷の鳥取の実家にこもって一気に書き上げました。わたしは山奥の八墓村っぽいところで生まれ育って、十八歳で東京に出て、小説家になりました。昭和初期で時が止まったようにどこか古くて、ユーモラスで、でも土俗的ななにかの怖ろしい気配にも満ちていて。そんな故郷の空気を取り入れて、中国山脈のおくに隠れ住むサン . . . 本文を読む
国際結婚をした著者が、「現実」をマンガで描くエッセイ。ランチタイムに心頭滅却、家族への紹介母親当惑の第一声、おふくろの味…など全21レポート掲載。夫の出身国別にみる「暮らしのコツ」収録。
冒頭に書いてありますが、外国人か日本人かというより、結局はお互いがどんな性格で、何処が似ていて何処が違うのかという問題なのでは…。
小栗さんにしては、驚きの実態も…、私には、ダーリンのトニーさんがおっしゃる . . . 本文を読む
アイスドール~石田衣良、
ジェリー・フィッシュの夜~谷村志穂
たわむれ~神崎京介
最初でも最後でもなく~大道珠貴
イヤリング~吉田篤弘
去勢~日向蓬
舌のさきで~山本幸久
ダッチオーブン~井上荒野
プロバー・タイム~山之口洋
雨、やみて~橋本紡
母の恋~大島真寿美
赤と透明~甘粕りり子
以上12の「嘘」をめぐる短編集
嘘にもいろいろ、優しい嘘、切ない嘘、悲しい嘘、ある . . . 本文を読む
「野の花」
私が愛するのは 野の花
黙って咲き 黙って散ってゆく 野の花
「三人の子に」
美しい木になれ 美しい花になれ 美しい実になれ
「一番いい人」
何も知らない人が 一番いい
知っても忘れてしまった人が 一番いい
ただお茶を飲みながら 鳥の声を聞いたり
行く雲を仰いだり 花の話などをして 帰ってゆく人がいい
一番いい . . . 本文を読む
私は〈永遠〉という響きにめっぽう弱い子供だった――。友情、秘密、家族、恋…10歳から18歳まで、揺れ動く少女の思春期。昭和50~60年代を背景に、新鋭がリリカルに描く長編。著者初の大人向け物語。
小学校5年生から高校卒業までの断片を切り取り、その時、紀ちゃんが思っていた。心の声が聞こえます。
普通の特に目立たないような子が、流れて、思うように事が進まなかったり、人との付き合い方 . . . 本文を読む
坂本直行記念館は、中札内美術館から昨年8月に六花亭の工場と共に「六花の森」に移転しました。
「ハマナシ」(はなますと読んでいるこの花は、実は花は、なすではなく梨の花に似ていて、ハマナシなのになまってハマナスになったんだって)
「さいしん」細辛・ウスバサイシン、
「すずらん」鈴蘭、「あずまいちげ」、
「おおばなえんれいそう」延齢草~真白の花影ゆらぎたつ
「からはなそう」唐花草 カナムグラ( . . . 本文を読む
京都市建仁寺の天井画として描かれた「双龍図」の下図をはじめ、墨の奥深さに魅せられ描かれた風景画や、身近な生物を題材にした作品など、日本画・デッサン等を展示
植物の根から葉脈へと繋がる流れをじっくりこの目で観察し、細部にわたって描くこと…生き物の毛先一本にもその流れや根本を探ることそれは、生命への探求であり、尊厳であるとそういった数々の生物の不思議さ…畏敬の念が龍というこの世にいない生命体として描 . . . 本文を読む
北の大地美術館~地元の作家の作品を展示。
4月25日から7月30日まで・十勝五十景~中谷有逸の世界~でした
大雪国立公園、日高山脈に囲まれる山岳地帯に囲まれた広々とした大地・十勝平野。その雄大さ、何処までも続く緩やかな畝をなす畑は、巨大な大地に描いたパッチワーク。防風林である、白樺や針葉樹の幹が清々しく青空に映え、新緑は青々と目に優しい。
そんな風景を目の前に、たどり着いた . . . 本文を読む
念願が叶い「中札内美術村」に行きました。
相原求一郎美術館
北海道の名峰を描いた「北の十名山」やヨーロッパ各地の風景画を展示。
さらに、画伯が生前使用していた机や道具等を自宅より移し、アトリエも復元。
「デッサンについて」
大自然は完璧な形とリズムがあるそれはのびやかで自由、そして、厳しく観る者の心を据えて歓びを勇気を喚び起こす造形を志す者は それに近づくには どうあるべ . . . 本文を読む
Hokkaido Hotel Jazz 2008.5.17
TOKU(vo&flgh) 柴田敏弥(pf) 安田幸司(b) 大井澄東(dr)
TOKUさんのコンサート行ってきました。
片道4時間かけて…。(T_T)。でも、この感動は、一生ものだと思う。。
彼の生演奏を聞くのは、3回目だが。いつもゲストだったり、音楽祭だったりと、十分な演奏が聴けなかっ . . . 本文を読む
地下鉄の階段を上がる。目の前にずらりと並ぶもんじゃ焼き屋。裏道に入れば木造の長屋が残り、そして目線を上げれば、そこにはスカイラインを切り取る超高層マンションが。それらがみんな奇妙に調和して共存する町、それが僕らの町、月島。 180センチ、100キロの巨漢、ダイ。 ウェルナー症候群という難病のナオト。 勉強が得意なジュン。 かっこいいことを言ってもどこかイケてない、テツロー。 月島中学に通う中学二 . . . 本文を読む
物語の力が弾ける傑作!!笑いと感動で胸が温かくなる傑作ぞろいの作品集。不朽の名作をモチーフに、映画がきっかけで出会った人々の友情や愛を描く。
「太陽がいっぱい」 PLEIN SOLEIL
~在日韓国人の男の子の人生と友情。
その頃、、僕たちの目には世界がアクション映画のようにシンプルに見えていた。
僕たちば愛し、守らなくてはならない物が見方。それ以外は敵。僕たちは勇敢なヒ . . . 本文を読む
小さなアクアショップを営む「ぼく」のもとに、一人の美しい女性がアルバイトにやってくる。やがて二人の間にあった不思議な縁が、ぼくの人生を動かし始める。市川拓司テイストたっぷりのファンタジックな青春小説。
うーん。まあ、この人の作品で、目の潤いをと思ったが、これはかなり外れてしまった。残念ながら。
単純に、中学生の恋を引きずって15年目に再会し、実!!
だけど特殊な病気にかかっているので、更に5 . . . 本文を読む