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 トラ技2012年9月号第9章の記事使っているマイコンPIC24FJ64GB002と、調達したランニングエレクトロニクス社のSBDBT基板に載っている44ピンのPIC24FJ64GB004は何が違うのでしょうか。



 両マイコンはピン数の違いのほかに、Remappable Pin数とA/Dチャンネル数の違いだけだということがわかりました。

 SBDBTユーザースマニュアル

 トラ技の記事もSBDBT基板も、オープンソースBluetoothのプロトコルスタックbtstackを使用しています。



 取りあえずブレッドボードにBluetooth USBドングルとSBDBTをセット。入力電圧が2.55V~3.6Vなので、リチウム電池(3.7V)の電圧を調整するためにショットキーダイオード(順方向電圧降下約0.6V)を通して電源を供給しました。

 Nexus7のBluetoothChatアプリで、SBDBT-xxxデバイスを選択しましたが接続できません。

 つぎにトラ技のダウンロードサイトから入手したスマートフォンのプログラムをインストールしてみました。



 ここでSBDBT-xxxデバイスを選択



 無事接続できました!

 SBDBT基板にある赤と橙色LEDは、電源供給時にどちらもしばらく点灯した後、橙色LEDのみ点灯したままになります。そしてドングル内部で青色LEDが点滅しています。

 AndroidアプリのBluetooth I/Oを起動して、SBDBT-xxxデバイスを選択すると、USBドングル内部の青色LEDが高速点滅して、点灯していた橙色LEDが約2秒間隔で点滅します。

 アプリのトグルボタンをON/OFFすると、基板の赤色LEDが一瞬点灯します。Androidからのシリアル信号を受信している証です。トラ技の記事では、トグルボタンONで文字列"L1"を送信し、OFFで文字列"L0"を送信していると書かれています。

 ちなみにアプリ内で設定しているUUIDは"00001101-0000-1000-8000-00805F9B34FB"で、このUUIDで接続できることが確認できました。



 Bluetoothの消費電流が気になって電流計をつないでみました。初期は50mAをこえ、バインド時は35mA前後を指しています。インドアプレーンの受信機として使うには、かなり大きな消費電流です。
 
 Bluetooth USBドングルの定格電圧は5Vですが、マイコン基板とUSBの電源が一緒なので、今回のブレッドボードへは3.1Vを供給しています。この状態でNexus7とP-01Dの両方とも、見通しで30-40mの通達距離がありました。

 さてこれでようやく第一関門通過といったところですが、これからが難関山積です。ここで挫折しないといいんですけど・・・。

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コメント
 
 
 
大変参考になりました (Mojo)
2013-04-10 11:39:09
はじめまして。
つい最近Androidの勉強を始め、BluetoothとSBDBTを使って模型のリモコンを作ろうと画策しておりました。
VS-C2アプリとSBDBTでのマイコン指示は出来たのですがやはり自分でUIを作りたいと勉強中です。
Android側のプログラムを自作するのにBluetoothChatを見ましたが私には妙に複雑でわかりにくく、シンプルにしようと1から自分で作っていましたがトラブル続きで心が折れかけていました。

ここを見てトラ技のサンプルを見たところ改造すべき場所が明確で構成もシンプルだったのでこれをベースにいじろうと思います。

ありがとうございました。
これからの記事も楽しみにしております。
 
 
 
VS-C2アプリ (toko)
2013-04-10 17:39:33
Mojiさんコメントありがとうございます。
私も勉強し始めたばかりで、まだまだこれからです。
ご紹介いただいたVS-C2アプリをインストールしてみました。SBDBTとペアリングできました。
よろしければこれからも情報交換させてください。
 
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