早稲田大学・慶応大学の入試はいつも、受験シーズンのクライマックスの時期に当たりますね。本書は大学別で、しかも世界史だけの内容。対象は絞られますが、注目に値する参考書のようです。
genio先生が解説してくれました。
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早慶受験を考えている皆さんにお薦めの問題集がこれ! 早稲田・慶應それぞれの過去問から良問を選んで時代順に配列したものです。
両校とも学部によって形式は異なりますが、早稲田政経及び法学部以外の出題レベルは概ね共通しているので、基本的にどの学部の受験生にもお薦めです。
そして、早稲田を受験する方にとっても慶應の問題はいい練習になりますし、逆もまた言えるでしょう。
扱う時期としては通史の学習を一巡して、志望学部の過去問を解き終えた段階の仕上げの問題集として使うのが良いと思います。
この問題集で特に優れていると思うのが、早慶レベルの受験生にとって特に必要な知識レベルを明確に提示して、しかもそれを一つのテーマ史のように知識整理してくれている点です。
多くの問題集ではレベルの高い知識については単純暗記を求める傾向があり、それと比べると本書では丁寧に歴史的文脈を追って説明してまとめてくれていると言えます。
また、上記の早稲田政経や法学部に稀に出題される奇問の数々は省き、正攻法の知識勝負を仕掛けている姿勢にも共感しました。
個人的に特に気に入っている項目は、
1.ローマ教皇の事跡整理・・・カロリング朝を創始したザカリアスやアビニョン捕囚のクレメンス5世など
2. ローマ皇帝の事跡整理・・・ブリタニアを征服したクラウディウスや第一次ユダヤ戦争のウェスパシアヌスなど
3. シチリアの晩鐘の分かりやすい説明
4. ヨーロッパの地域紛争と国際戦争・・・1949年のイタリア戦争から第3次ポーランド分割まで
5. 中国の行政区分図・・・案外これがありがたいものです。
6. トルコ人の変遷・・・丁零→高車→鉄勒→突厥;これは渋い です。
世界史受験の方であれば、あ!一度は見た事あるゾ!という内容がきちんとした文脈で出題されるのが早慶です。上手にまとめてくれている良い問題集ですね!
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直前と言っても、早慶の世界史をまとめたい人にとっては間に合いそうな絶好の一冊らしい。
genio先生はずっと、時事問題の予想をしています。大学受験生(現代社会)に限らず、中学、高校受験生も、入試に社会のある人は絶対に確認しておいてくれ。
genio先生のブログ→ ■ 入試に出る時事ネタ日記 ■
まだまだ、できることはたくさんあるぞ。
きちんと的を絞って最後までベストを尽くせ!
がんばれ!受験生!
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かつては両方ともTOPでしたが…。
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世界史専攻だったはずなのに、習った記憶がない!
たしかに数十年昔の話ですが、ボケにはまだ時間がありますので、覚え違いではないはず。随分難しくなったものですね。感嘆!
(VIVAさん、昨日からトラバなるものを試みているのですが、これは記事に直結した話題でないとリンクしてはいけないんでしょうか?バカみたいに初歩的な質問でスミマセン。Blog作法は大変おくてなもので、よろしくアドヴァイスをお願いします。m(v_v)m)
そうですか、わからないのがたった二つ!私は世界史は…、特に受験知識はからっきしダメですから、全部わかりません。先日の記事の古文と良い勝負でございます(笑)。
【TBに関して】
いやぁ、まさに良い機会です。いつもながら、You read my mind でした。ちょうど私も考えをまとめてみたいと思っておりました。
私もブログのマナーはよく分かりませんし、いろんな方のブログを拝見しておりますと、それぞれの基準を明示されていますね。
自分だけの基準でOKだとしますと…、基本的にはTBは、大歓迎なんです。ブログの醍醐味ですから。もちろん、コメントをいただければなおさらです。
で、偉そうに申し訳ないのですが…、ysbeeさんからのTBなら、always welcome でございます。常に刺激的な記事を書かれ、私の拙い記事に暖かいコメントで励ましていただき、本当に感謝しております。もう、僭越ながら姉(兄!)弟ブログのようなものですから(笑)。
本来はコメントなしにTBしていただくのもまったく構わないのですが、私が何とかしたいと思うのは、gooブログはTBは10個しか表示できないことです。
中には一日に二つ三つ、先日は7つ送られて来た方がおられました。その方の記事はすべて、私と同じ本を読んでおられるTBですから、関連はあります。従って、一応最低限のマナーはクリアしているということです。
しかし、そうなりますと、10個しか表示できないので、私も見ていただきたい、他の方のTBの表示が消えてしまいます。その方にはその旨を説明し、一つを残して、すべて削除させていただきました。
中には、拙ブログに関する記事まで書いていただき、こちらからすれば、まさに応援TBで、泣けるほどうれしいのに、アフィリエイト目的のブログから一度に複数送られてしまって、その応援TBが、1.2日で表に出なくなってしまうのは、やはり避けたいです。
ネット上とはいえ、、お会いしたことがない方とはいえ、やはりこれまでの“おつきあい・つながり”は貴重なものです。
また、拙ブログの記事とは関係なくても、コメントをいただけなくても、単純に有益だなと思う記事のTBもあります。実際、昨日もある方にぜひTBして下さいとお願いしました。
受験シーズンがすべて終わったら、そのあたりを整理して記事にしようと思っておりました。
またまた、強烈inspireでした(笑)。ありがとうございます。
それと、TBのご承認かたじけのうござりまする!(まだ、お白洲気分が抜けませんで………)
ということは~、やたらめったらやってはいけない、という事なんですね。なるべく関連記事のときにリンクと。なるほど、よ~く判りましたです。m(v_v)m
それから勝手なオススメのランキング、2度目に開けたら即貼ってあって、素早いっ!さすが速攻の予備校体制でしたね。(^_^)v
私の方は、今日はちょっと中国方面です。ちょっと怖いような、でも面白いニュース。ぜひお越しを!
P.S: 英語で便利なのは、Brothers、 SistersのほかにSiblingという言葉がありますよね。男女混淆の場合に、兄弟+姉妹いかように組み合わせてもこの一言で済みますが、日本語でこれに相当する言葉ってありました? ちょっと思いつかない。t(9_9)?
余計なことまで書きました(笑)。まさにSiblingですからね、というか... 。
“身内”のような方からのTBはまったく気にしておりませんので、どうぞガンガンやってくださいませ。うれしいのですから。