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2007年 大学入試センター試験 「英語」講評 

2007年01月22日 | 大学受験【英語】参考書など


【センター英語に関して】(20日の見解)


難化することが予想された、2007年実施の大学入試センター試験ですが、英語もおそらく平均点は若干下がるものと思われます。


問題数(設問数)自体が増えましたし、今年は大きく問題形式が変わりました。第2問、第6問を除くすべての問題形式に変化が見られます。毎年、少しずつ変わるのですが、これほど大きく変更されることは珍しいですね。“センター試験・命” で同じパターンで繰り返し練習していた受験生が戸惑ったのではないかとちょっと心配です。


各設問ごと、時間配分まで徹底的にやっていた人ほど、予定が狂ったわけですから、気の毒です。パターンが変わってもあわてるなと常々指導しますが、これほどだと影響が出てしまうのは避けられないでしょうね。


問題のレベル自体はそれほど変化はなく、基本的な易しい問題が多いのですが、このパターン変更が平均を下げる方へ働くでしょうし、また、ただでさえ量が多すぎると感じていたのですが、今年はさらに英文が長くなりました。




実は、少し前まで、センター試験の平均点予想は私の得意技の一つ(笑)で、どこの大手予備校より、早く正確に当てる!などと豪語し、自信もありました。が、参加する私立大学がどんどん増える一方で、年ごとにセンター試験の規模が拡大するにつれて、読み切れなくなりましたね。


さまざまな学力レベルの受験生(つまり下位)が大量に参加するようになったため、こちらの予想より平均点が低く出はじめ、それでも全体の平均点を6割程度に保つようにするために、問題は相対的に易しくなり、上位校を受ける生徒たちはあまり差が出ないものになりつつあります。


つまり、テストの性格が、本来の国公立大学第一志望の生徒にとって、高得点を狙う、差を付けるというより、高得点で当たり前、失敗しないことが重要、そういうものになっているように感じます。

もはや、一つのテストで50万人の学力差を見るという発想自体がそもそもムリではないかと考えております。


ますます文法・暗記軽視、会話・実用・スピード重視の傾向が一層強まってきました。抽象的ですが、細かい知識はまったく必要なく、英語や国語的センスの良い人が有利ですね。

それ自体は一つの考え方なので、仕方ないのですが、私はこの傾向には反対ですね。リスニングが50点も入るわけですから、筆記の方はもう少しじっくり考えるタイプの問題が欲しいと…。

他の私立大学に比べても、処理すべき英文の量が非常に多く、本当に大変です。今年はそれがさらに増えたわけですから、私には残念です。量を減らすか、試験時間を延ばして欲しいとずっと以前から思っておりました。


何よりも、“国語的センス” とか “スピード” というのは大事な要素でありますが、もっとも訓練しにくい学力の要素です。逆にいうと努力があまり報われない分野なので、他の要素を重視して欲しいのですね。



個々の問題のレベルは決して高くなく、難しくありませんし、良問とさえ呼べるかもしれません。ただ、上で申し上げたような内容が改善されるよう強く強く希望します。




まぁ、英語に関してはとりあえずそんな感じです。問題に文句をつけましたが、逆にそれであるために救われる生徒もいるわけですから、難しいところですけどね。



さぁ、受験生諸君。一日目が終了しました。もう緊張もないでしょう。明日からまた、頑張って下さい。


さらなる健闘を祈る!


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8 コメント

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まだ何ともいえませんが (キムタツ)
2007-01-20 21:11:23
アンチ構造分析主義および多読万歳主義によるものではないかと思われます。今回の変化に関しては、かなり予想通りで、生徒には全く過去問を解かせませんでした。灘の生徒からは「先生が言うてたとおり、また語数が増えてました。おそらく易化です。」とメールを頂戴しております。予備校の予想はどうなるでしょうね。
 
いずれにしても明日です。




キムタツ先生 (VIVA)
2007-01-20 21:54:17
あっ、コメントありがとうございます。東大・京大志望の上位レベルの生徒は関係なくて、確かに易化したと感じてもまったく不思議ではないですね。

↑で書きましたように、50万人の中の上位と下位を同じレベルのテストで一緒にするのはどうかなと思います。

今からいろいろ予備校めぐりやってみます(笑)。


僭越ながら (ふる)
2007-01-21 02:36:18
英語だけちょっとやってみました。
えらそーに言う訳ではないのですが、
VIVAさんが記事で書いている通り、ミスしない限り満点しか取れないというようなレベルで、少しがっかりしました。

国際化と言いますが、少なくとも英語の教育レベルは昔と何ら変わっていないことに驚きと小さな憤りを感じます。

ただし私見ではありますが、英語の試験と英語を理解できることとは別だとは理解してますが。

とボケがないとVIVAさんの逆鱗に触れそうですが(笑)

一句:

センター試験
一度くらい
受けませんたー

追伸:私そろそろここから永久追放ですかね?(涙)
ふるさん (VIVA)
2007-01-21 06:46:28
Good morning, honey. 
(訳せ:良い朝、ハチミツ!)


達人!【返歌】

ウケません
センターよりも
その一句


さぁ、今日はセンター試験二日目です!数学・理科ですよ。
ヒアリング! (ysbee)
2007-01-21 16:36:15
試験にヒアリングがあるというので、目からウロコが30片ほどこぼれ落ちました。(@o@;;)!!
英語教育も随分変わってしまったんですねー。このまま実用英語重視が進んだら、会話一本やりになるのでしょうか。God knows!

そうなると、私の受験時代はもう蘭学(!)に近い感じですね。構文に次ぐ構文のアラシッ=33でしたから。おかげで米国に来てからヒアリングには苦労しましたが、書類の読み書きは一応大丈夫でした。

高校までは、やはりみっちり基本構文を叩き込まないと、あとから苦労するんじゃないかな?
会話は学問じゃなくて「術」ですから。
Strategyなくて、なんのTacticsかな、ですよ。ねっ!(強制的~)
ysbeeさん (VIVA)
2007-01-21 17:30:54
そうなんですよ。良いことをおっしゃっていただきました。英語を会話の手段にすることも大切ですが、大学で学問として扱うことが軽視されすぎています。学問は理論ですからね…。TOEICの平均点がアジア最低だっていうのにもう。

上位校は二次試験でしっかり英語力を見る試験を設けています。でもこんなセンター試験ならいっそのこと廃止して、各大学に任せた方が良いくらいに思っています。↑にも書いた通りです。

リスニングは去年からはじまりました。平均点70点ですよ!バッカみたいに簡単でした。今年は少しは難しくなるんでしょう。

さっき、灘高のキムタツ先生に連絡したら、先生が50人くらい生徒に聞いたら、全員190点以上(200点満点)だそうです。あ~あ。
癒しにモナリザ (ysbee)
2007-01-21 17:43:13
VIVAさんの「…だっていうのにもう。」に不断の感慨がにじみでてますね。190点なんて、私も試しに受けてみたい。
(米語は英語じゃないからダメですね。特に私のは「英(ヒデェ)語!」)

緊張度最高潮のこんな時になんですが、モナリザの子孫と埋葬場所が見つかったニュースを書きました。写真もあるので、世紀の美女でいやしのひとときを・・・なんかけっこう今風のイタリーのカワイこちゃんです。
ysbeeさん (VIVA)
2007-01-21 18:51:18
いや、もう拝見してますよ(笑)。ysbeeさんのセンス抜群のデザインや、その写真、いつも何か本に関連付けてボクも使いたいなぁ~と思いながら眺めているんです。

本当にきれいです。ブログも写真も(もちろんご本人も、きっと。美人論以来…)

しかもめちゃ勉強になる記事をUPしていただいて、ありがとうございます。さらにさらに、ランキングもやっぱり本宅にいらっしゃるより、別宅の方がずっといいんじゃないですか。応援します。

あっ、美人論でモナリザ!あ~、やれば良かった(笑)。

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