私は出版関係のことはまったく分かりませんので、的外れな記事かも知れませんが…、
草思社という、東京の文京区に本社のある出版社の経営が立ち行かなくなったとのニュースには驚きました。社員40人足らずの規模だそうですが、私の個人的なイメージでは、他が出さない(出せない)ようなタイプの本を出していて、しかもとても売れている出版社でした。
まぁ、人によって様々だと思いますが、本を購入したり、借りたりする時、読者はどのくらい、その出版社を意識するのでしょうか。そしてそれをわきまえているとどの程度有益なのでしょうか。あらためて考えさせられました。
私はあまり意識しない方ですが、読んだあとに出版の経緯などから、何となく、“草思社” というのはユニークで意欲的で、しかも良心的な出版社ではないかと気になっておりました。
Wikiで調べてみると、草思社から出たベストセラーとして
『間違いだらけのクルマ選び』 ポール・ケネディ『大国の興亡』、クリフォード・ストール『カッコウはコンピュータに卵を産む』、齋藤孝『声に出して読みたい日本語』、金完燮『親日派のための弁明』、川島令三の『全国鉄道事情大研究』シリーズ。他に横田早紀江『めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる』『めぐみへ 横田早紀江、母の言葉』
が紹介されていました。
また、このブログで、私が取り上げた書籍の中で、 “草思社” で検索してみたら、以下のような本が並んでおりました。
『北朝鮮を知りすぎた医者』 ノルベルト・フォラツェン ★
『小泉の勝利・メディアの敗北』 上杉隆 ★
『空からやってきた魚』 アーサー・ビナード
『それでも私は腐敗と闘う』 イングリッド・ベタンクール ★
『あたりまえだけど、とても大切なこと』 ロン・クラーク
『吸血コウモリは恩を忘れない』 リー・ドガトキン
『高校を変えたい』 大島謙
『男の子の脳・女の子の脳』 レナード・サックス ★
『木の教え』 塩野米松 ★
『なぜ美人ばかりが得をするのか』 ナンシー・エトコフ ★
『親日派のための弁明』 金完燮 ★
『偏差値は子どもを救う』 森口朗 ★
『日はまた昇る』 ビル・エモット
以上ですが、上に挙げた本のほとんどが、ぜひ読んでもらいたいというものばかりです。自分でもこれを確認して、確かに印象に残る本ばかりだと驚いた次第です。記事をご覧いただければ、私がかなり力を入れて推薦しているものだと分かっていただけると思います。
それぞれの記事に私はお薦め度を記しておりませんが、今ここで★を付けたのは、今でもはっきりとその内容を思い出せるもので、特に有益な本だと感じたものです。
政治的に話題になったり、世間に貴重な情報提供をした本ばかりという感じがして、売れていないことは無いと信ずるのですが…。
放漫経営があったのでしょうか。また教育テレビよりもバラエティー番組やドラマ、ワイドショーの方が視聴率がずっと高いように、本も娯楽性のあるものや軽いものでないと売れないのでしょうか。まさかどこかから政治的な圧力がかかったとか…。
わかりません。わかりませんが、こういった良書を出す会社の経営が成り立たないというのは残念でなりません。何とか再生してもらいたいと思いますが、みなさんはどう感じられるのでしょうか…。
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他の特集にもおもしろそうなものがたくさんありますね。こういうのが一冊の本になってから読んでみたいです。
本当にありがとうございました。
夕刊で連載されている「ニッポン人脈記」です。
前回はニューヨークに関係した人たちの特集。今回は「わが町で本を出す」という地方出版社が特集されてます。調べてみたら、
http://www.asahi.com/jinmyakuki/
に表示されてますが、各連載の第一回しかネットでは読めないようです。では。
ブックオフなんかはどんどんできている印象ですが、そうでもないのかぁ~。今度、時間のある時に本離れについて調べてみたい気がしてきました。
キムタツ先生が書かれている
>読書量が減少し、読み書きの能力が衰えていて、それが英語力が伸びない原因にもなっている
ことを、もっと世間に知らしめると、子供を本好きにしようとする親御さんが増えるかもしれませんね。英語熱はすごいようですから。何か本末転倒で、これも悲しいことですが。
でも、こちらの現地校で学んだお子さん達のことを見聞きしていると、日本語の本をたくさん読んだ子は英語も習得しやすいというのは確かです。
また、ゲーム、ケータイにかけるお金と時間を本にかければ、どんなに心豊かな人生が送れるかと、おじさん・おばさん世代は思うんですけどね。
ネットでばかり本を買っていると気付きませんが、本屋さんへ行けば一目瞭然なんですね。
朝読の運動が順調に拡大していても、実際の売上にはあまり結びついていないんですね。
キムタツ先生のおっしゃる通り、書店に行くと雑誌・漫画コーナー以外は閑散としてますね。
丸の内オアゾ内の丸善に行きますと、ビジネス書と雑誌以外のコーナーにほとんど人がいないのに愕然とします。小説やノンフィクションの大きな棚の前に誰もいないんです。手っ取り早く何かを知りたいという欲求を満たすだけが本じゃないと思うんですが。
本に育てられた自分としては、悲しいやら・・・今回も笑いなしでお送り致しました。
少々売れても豪華な生活なんてとんでもなくて、せいぜいスタッフと一杯やれば消えてしまうとか(笑)。
映画化などの話題作りといっても、参考書という分野ではあまり考えられず、大ヒットという現象は難しいと拝察いたします。ただこれまでに出されたような魂の入った一冊が、徐々に浸透し、ロングセラーになるようなことは可能でしょう。応援しますのでどしどし受験生諸君のためになる本を書いて下さいね!
僕らが思っている以上に「書店に行く人数」が減少していますし、その中でも「漫画以外を買う人数」は特に減少しております。先進国の教育を論じるときに読書は外せない側面だと思うのですが、この国はすでに数字以上に読書量が減少し、読み書きの能力が衰えていて、それが英語力が伸びない原因にもなっていると思われます。
それにしてもロングセラーになりそうな本ばかりなのにと思ってしまいます。ふ~ん。
放漫経営というわけではなく、単に本が売れなくなったということなんですかね。
ちょっと普通じゃ考えにくいくらいの落ち込みようですが…
実際、書籍市場全体も縮小傾向にあるようですが、草思社ほどのペースで全体の売上が落ちているわけでもなさそうです。