16.束の間の
僕は何時でも
一気呵成に書き上げる
何時だって、そうなのだ
垣間見る真実は
何時だって
悠長など望まない
ほんとうの時刻は
後から気付いて
何時でも地団駄を踏むもの
ほんとうのイノチは
僅かばかりの瞬間でこそ
光冠のように燃えるものなのだ
その束の間の
一生というTOKIの中の
それ故!!
16.束の間の
僕は何時でも
一気呵成に書き上げる
何時だって、そうなのだ
垣間見る真実は
何時だって
悠長など望まない
ほんとうの時刻は
後から気付いて
何時でも地団駄を踏むもの
ほんとうのイノチは
僅かばかりの瞬間でこそ
光冠のように燃えるものなのだ
その束の間の
一生というTOKIの中の
それ故!!
15.system
書きたい意欲があって
書く素材に出合えれば
其処で僕はぽえとになり
其処に僕のぽえむが生まれる
それは
何よりも正確な
僕の中の循環システム
そうして
イノチのpumpと同じ重要度で
そのシステムが
僕の日常を機能させる
一本の櫂に
書いていることを褒めてくれたのは
アノ人だけだけれど
書いたものを喜んでくれるのは
アノ人のほかには居ないけれど
その言葉や表情が欲しくて
書いているという訳でもない
書いてゆくことで
そのことが一本の櫂oarになって
僕のイノチを明日へと漕ぐ
書いていることが
一枚の翅になって
自由のcosmosへ誘う
書くことが
一滴のイノチの滴になって
僕の今日を潤す
書き残してゆくものが
僕のイノチのエキスとessenceになって
いつか誰かの
胸の渇きを癒す
書くことを誉めてくれたのは
アノ人だけだけれど
自画像を彫る仏師のように
僕は書くことで
今を確かにinochiに刻んでゆく