自然を愛して

田舎暮らし

フタナミトビヒメシャクの幼虫

2012-07-13 15:46:36 | Weblog

ガラスの花瓶にユリと紫陽花を活け、数日経ったある日ユリの花びらに不思議なものを見つけました。
黄緑の細長い(30mm)ものが真直ぐについているのでちょっと指で触ると動きました。
そのとき初めて幼虫だと解り図鑑で調べましたらフタナミトビヒメシャクの写真に良く似ています。
フタナミトビヒメシャクは別名シャクトリムシです。
シャクトリムシはシャクガ科の蛾で、種類が多く夫の話では茶褐色で昔は多くいたそうです。
食餌植物はバラ、カタバミ、ムクゲ、キクなどです。今年バラを植えたのでそのためいたのかしら
眺めていると体の前後の端にしか足がないので、そのため胸部につく脚を離し、体を真っ直ぐに伸ばし、
その足で基物に掴まり、今度は疣足を離し、体の後端部を歩脚の位置まで引き付けます。
そのとき体はU字型になり、それから再び胸部の足を離し、繰り返して歩くので面白くていくら見ても飽きません。


ユリの花びらが散ったのでプラスチックの容器に茎を入れましたら容器から逃げ出しました。


幼虫が可哀相ですので庭の中で葉っぱの多いギボウシに置いてあげました。U字の形は可愛いでしょう