自然を愛して

田舎暮らし

ツバメの巣立ち

2009-07-30 22:52:07 | Weblog
  
            産卵                        ヒナ誕生                     親鳥が餌を与え羽毛も生えてきた

今年4年ぶりにツバメが玄関の軒下に巣を作り、家族でずっと見守ってきました。昔からツバメは縁起が良いと言われ母は大喜びです。
今の若い人は糞が汚く歓迎しないそうです。
巣作りは4月の末に雄雌が共同で行いました。枯れ草をくわえてから田んぼの土を3回ぐらいつついて合わせて一緒に運んでいました。
8日位で外装ができ、その後、産座に羽毛など敷いて完成です。
ヒナの巣立ちまでは雄雌共同で行い抱卵は雌が主にやり、雌が餌とりや水のみに出かける時だけ雄が代わっていました。
また、スズメがやってくるとお隣の家のツバメも応援して巣の側に近づかないように凄い鳴き声で追いかけていました。
そして、ヘビがよじ登ろうとしているところを二度ほど発見しましたが、何とか無事に二週間でヒナが三羽誕生しました。
普通五羽ぐらい生まれると思っていましたので、ヘビに卵を食べられたかと思ったりしましたが、巣が小さいので3羽でも良いみたいです。
生まれたばかりのヒナは羽毛も生え揃わないので、親鳥はヒナの体を冷えないように自分の体の羽毛の中で温めていました。
餌を与えるとき黄色いくちばしを開きとっても可愛いです。
成長して行く幼鳥を観察するのも楽しみで、母は毎朝巣を眺めては「ツバメは巣の中を汚さないで、必ず外に向けて糞をするので賢い鳥。」と言うのが日課でした。
たまたま夜、尾羽を外に向けて寝ているツバメを撮影しましたが、その日が最後で巣立っていきました。

    
           巣立った前夜                           電線にとまるツバメ

巣立った後は電線に良く止まり、大勢の仲間と混じり、18羽いるときもありました。ツバメを見かけると空に向かって「元気でね。」と眺めます。