自然を愛して

田舎暮らし

田んぼの草取り

2007-07-12 18:07:39 | Weblog
田舎に住んで初めて田んぼの草取りをしました。今年はお米が余っているので多く収穫しなくても良いからと夫もあまり草取りをしないでいましたら随分草が増えました。家の近くにある田んぼは気になって、自ら進んで早朝5時過ぎから2時間程4日間取りました。長靴を履くと足が進まないので裸足で服装は稲にかぶれない様にズボンはジーンズ、長袖シャツ、手袋、腕輪、首はタオルを巻き農業用帽子を被りの出で立ちです。
田んぼの泥んこは感触も良く、庭の草取りのように土が固くないので楽々です。
ときには子蛙に遇うと「おはよう」と声をかけたくなり、結構楽しいものです。
『田舎ツーリズム』と言われる昨今ですが一度経験するのもいい事だと思います。
家に帰るとすぐ入浴して身体を温め、その後、テレビを見ながらのんびり朝食です。コーヒーが美味しいこと・・・
昔の人には考えられないことでしょう。
主に生える強害草 
  ヒエ
   多年草、地下茎で繁殖力が強く対立した穂軸から穂を出し稲より大きくなる。
  コナギ(当地ではイモと言っている)
   種子から繁殖し茎は短く光沢の葉をしており、発生量が多く、養分の収奪力が大きい。花は青紫色で可憐です。


老人の話
  戦前の田植え機がない頃、田植えは6月中旬から始まり、近所で手間換えと言ってお互いに助け合い共同で
  何日もかかったそうです。
   (今はゴールデンウィークに親戚に手伝ってもらい1日で済む)
  7月24日に大森のお地蔵さん祭りがあり、お参りする日までに1番草、2番 草を取り終えるため一日中草を
   取っていました。(お昼休みはゆっくりして)暑くなると背中にしばの枝を背負って暑さを凌いだそうです。
  お地蔵さん参りは仲良し5人組で西田から降路坂を登り、途中の川で水浴びして、一晩お堂に泊まりお話をして
  楽しんだそうです。
  仲良しさんのお名前はツルさん、ウメさん、トミさん(明治生まれ死亡)などです。落語に出てくるよう名前ですね・・・
  昔は厳しさの中にものんびりした光景があり、目に浮かびます。