1368話で 干支について 書いた。その時 お得意先のオーナーさんで 今は亡き あのNさんとの会話を想い出していた。立派な方で 叙勲もされ 個人的にも非常に懇意にしていただいていた。「君とは 同じ干支で 気の強い性格は似ているよ しかし 私のは 同じ寅でも 36年に1回しか回ってこない ごうの寅で ちょっと違うんだよ」少し得意げに言われたが 意味を理解せずに 数十年が過ぎた。1368話を書いていた時 Nさんの言葉の意味を調べてみなければと思っていた。
生存されていたら 昨年 丁度 白寿 百歳になられていた ようやく当時言われたことの意味が20数年過ぎて解った。前回で 干支については 解っていたような気がしていたが 知らないことが多かった。「20数年経った 今年 ごうの寅 意味 ようやくわかりましたよ」 今年はお墓参りをして ご報告しようと思っている
「五黄の寅年の十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」、
年の十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」、
年の九星は「九紫火星・八白土星・七赤金星・六白金星・五黄土星・四緑木星・三碧木星・二黒土星・一白水星」、
の順番でまわっている
「丙午」のような干支なら10と12の公倍数の60年ごと、
「五黄の寅」のように九星と十二支の組み合わせなら9と12の公倍数の36年ごとにまわってきます。
ここ100年の寅年の九星は
五黄土星+甲寅…1914年(大正3年) …五黄の寅(ごうの寅)
二黒土星+丙寅…1926年(昭和元年)
八白土星+戊寅…1938年(昭和13年)
五黄土星+庚寅…1950年(昭和25年)…五黄の寅(ごうの寅)
二黒土星+壬寅…1962年(昭和37年)
八白土星+甲寅…1974年(昭和49年)
五黄土星+丙寅…1986年(昭和61年)…五黄の寅(ごうの寅)
二黒土星+戊寅…1998年(平成10年)
八白土星+庚寅…2010年(平成22年)
最近では「五黄の寅は36年に1回訪れ、前回は1986年、次回は 2022 ...ごうの寅」
もともと 「五黄の寅」であったのが、「ごおう」などという普段聞き慣れない言葉を
含んでいるため、いつしか「ごう」に変わってしまったのではないか、ということです、
辞書(広辞苑)に「五黄の寅」で載っているため、やはり正しくは「五黄の寅」