渓流IN北海道

釣り歩いた北海道の渓流を画像と共に語りたいと思います 環境を破壊し生態系をも変えてしまうムダな河川工事を無くしましょう 

倶登山川

2008-05-29 | 環境
下流部ではトロ~ンと流れているこの川も
上流へ行けば立派な渓流だ
しかし瀬が多くポイントからポイントまで距離がある
この日はちらほらと小さいイワナが出る程度だった

間もなく砂防ダムにぶち当たる

こんな小さな川にこんな巨大なものを・・・
イトウの事はよくわからないが繁殖に影響はないのだろうか・・・
もちろん他の魚への悪影響もきっとあるはずと思う

砂防ダムの上はいきなり結構な藪だ

竿を出しては見たが
かなり魚影は薄い印象だった

釣れたのはコレのみ

更に釣り上がると
ところどころひらけた場所はあるが
魚の反応はほとんど無かった

どこの川でも砂防ダムの悪影響は大きいようだ

尻別川支流一

2008-05-25 | 環境
この日はかます草さんと同行
彼は前回の釣行時もそうだったがアレの飛散の為
白覆面をしての登場だった

この日はちょっと水温は低目で魚の活性面がどうかなと思ったが
一発目のポイントから元気にイワナが出てきた
その後もイワナ、ニジマスとなかなかいい調子で釣れる

だがここでウェーダーのフェルトが減りすぎのまま履き続けた為
ついに左足から浸水
結構気持ち悪いが釣れるのでそれほど気にならない
そしてなかなかいいイワナや

なかなかいいニジマス

も出てきてくれた

かます草さんもドライにこだわりマクリのスタイルで
条件的に厳しかったにもかかわらずしっかりとニジマスをGET
彼はいろいろな秘策を常に用意しているようだ

いい天気で新緑が眩しい・・・
今年もあっという間に過ぎ去ってしまうであろう北海道の渓流シーズンの始まりを感じていた


ショロマ川 2

2008-05-23 | 環境
5月は川選びが難しい
この日はかわせみさんとほぼニジマスしか鱒族はいないだろうと思われるこの川に入った
数年後には一部が巨大ダムの底に沈んでしまう川である

予想通り早速ニジマスが出迎えてくれた

続いてQちゃんも

特に大きい魚は見られなかったが
(かわせみさんは見たらしい)
稚魚クラスの魚はところどころで群れになっている

しかし全体的には魚が特に多いという印象はない

二人でそこそこ釣りながら上流へ向かう
ここは川が広くて浅い部分が多いので
歩きやすい

そしてこの後私の渓流釣りの歴史の上で
初めての魚を釣ることになる

それはコレ

渓流以外でもあまり釣った記憶はないので感動だった
何でこんなところにいたんだろうか・・・

この川の下流部には結構いいポイントがある
ダム完成後にはどこまでダム底になってしまうのか気掛かりだ

上の本流に既に大きな貯水ダムがあるのに
そのすぐ下に更に大きい貯水ダムを造っている
ここのダム建設の理由もよくわからない・・・

当別川支流

2008-05-21 | 環境
先日yamameさんと当別川に出かけた
今年は季節が早いのでそろそろいいかもしれない
と思ったが着いてみたらまだまだ雪代が収まっていない
比較的濁りに強い支流を選択したが普段と比べて
水量は多い
しかし入渓して間もなく立て続けに2尾ニジマスが釣れた
これはもしかしてと上流へ向かったが
それ以降全く魚の気配が無い

協議の結果、今度は入渓地点から釣り下がってみることにした
釣り下がって間もなく尺上のニジマスが釣れた

これはもしかしてと思い釣り下流へ向かうが
タマに小さなニジマスが顔を出すくらいで
パッとしない・・・
yamameさんは一時的にドライからウェットに切り替えていたが
あっという間にドライに戻していた

その後も変わらず魚の反応は良くない
間もなくyamameさんから撤収の合図

この水系、現在巨大ダム本体建設真っ最中で落ち着かない

その反面、魚は多いとは言えないが意外性があり結構面白いところだ



近郊の秘境

2008-05-18 | 環境
かねてよりゆいのじじさんにお願いしていた渓に
連れて行ってもらった

着いてみると思っていたより水量が多い

しかも手で水をさわると実に冷たい
こんな状況で魚は出てきてくれるのかと案じながらも
素晴らしい景色に足が進む

先日の釣行で大破したウェーダーを
どうするか迷った末に直して履くことにしてフェルトとボンドを買って
修理にかかろうとしたら買ったフェルトのサイズが大きすぎたようだ

しかし取替えに行くのも面倒なのでそのまま貼り付けた
穴も塞いで完璧の仕上げのつもりだったが
川に入るとすぐに右足浸水・・・
やたら冷たい・・・

しかし渓相が見事なのと
そんなに大きくはないがイワナがそれなりに釣れるので
いつの間にか右足のことは気にならなくなった

しかし遡行しづらい箇所が結構ある
ゆいのじじさんが「本来ならばここで引き返す」と言った場所は
ややヤバそうな高巻き地点

そこを「まあタマにはいいじゃないですか」と
強引にクリアしてもらう

その後も高巻き、そしてヘツリも
なんだかんだと言いながらもゆいのじじさんは見事に全部クリアしていた
渓流ではやはりオーラが違う(^^)

イワナは水温の割によく出てくる
水温が上がってきたらもしかするとパラダイスに近いかもしれない

川は渓相に変化があり遡行していて全く飽きない

そしてついに滝が見えてきた

ここの滝つぼには魚がいた
そしてこの上にも

こんな滝がある
ここの滝つぼでは魚は釣れなかった
そしてこの滝を越えると
更にこんな滝がある

この滝つぼには魚はいた
この手前の滝をイワナが上るとは思えないが・・・

この滝の上流部は次の楽しみにとっておくことにして
ここで引き返した

ここまで遡行時間7時間とちょっと
ゆいのじじさんお疲れ様でした
ありがとうございました





奥幌加沢川

2008-05-17 | 環境
この川は国道沿いに流れている事もあり
昔からよく釣りに行っていた
といってもこの川を狙ってではなく
どこかに行った帰りにというパターンだった

ここは夏場になるとQちゃんで覆われる傾向があるので
ニジマスを狙うなら春のうちがいい
しかしすぐそばを車が頻繁に通るので
ちょっと落ち着かないという難点がある

この日は「俺はドライしかやらんyamame」さんと同行だったが
若干濁りがあり厳しい条件だった
私もニジマス数尾で終わり期待の好ポイントからも
何の反応も無い

間もなくyamameさんから撤収の合図

護岸などもたくさんあり趣には欠ける場所だが
それなりには楽しめるところでもある
夏にはQちゃん天国になるし♪(^^)

今後も時々訪れることは間違いない

道南イワナの渓2

2008-05-16 | 環境
この川、かなり昔につき記憶は全く定かではないが
その時は川だけ眺めて釣りはしなかったような気がする

入渓場所は多少川原が広い状態だが
川はすぐ深い渓に吸い込まれている
林道もあるにはあるがどこからでも川に入れるという状況ではないようだ
基本的には川通しの釣りとなる

こういう激しい渓相はとても好きだ
すぐに泣き尺ほどのイワナが顔を出す

しかしこの川、上流部はどうなのかわからないが
見た範囲内ではドライフライでの釣りはなかなか厳しそうだ
同行のyamameさんとちょっとの間釣りあがったが
やはりyamameさんから撤収の合図

今回は数百mしか釣れなかったが
また行きたい川の一つとなった
遡行にも厳しい箇所がありそうだが
落ちてもダメージの少なそうな暖かい日に
再度挑戦してみたい

長流川支流2

2008-05-15 | 環境
続いてかます草さんと向かったこの川も
今迄何度も見ておきながら一度も入渓したことがなかった

川に入ってすぐに魚の姿が見えた
しかしその魚には全く相手にされず・・・

そして上流へ向かうもしばらくは全く魚の反応は無かった
しかしやがてあちこちにかなりの好ポイントが出現し始める
その頃からかます草さんのドライに魚が反応するようになってきた

結局私はここでは何も釣れず・・・
かます草さんは数尾HITさせていたが
またしてもここにはいないだろうと思われる魚ばかりだった
中にはかなり良いサイズのもいた

川も見かけによらないものだ
こんなに心躍るようなポイントがたくさんある川とは思っていなかった
この川も盛期に再度入ってみたいと思う

長流川支流1

2008-05-14 | 環境
ここはいつも車を運転していても通過するだけだったが
この日は車を降りて橋から川を見てみた
この水系の支流は堰堤や護岸だらけのところが多いが
それらは見当たらず若干増水気味も水は透明なので
試しに入ってみた
同行はかます草さん
藪系の渓相にもかかわらずFFで
しかもドライで先頭を切って上流へ向かう
私もそうだが彼も好奇心は旺盛のようだ

しばらく釣り上がるが魚からの反応は何も無い
途中落ち込みのポイントで何かはいたが掛からず・・・
またしばらく無反応が続く

そしてやっと1尾釣れたのがこの流域にはいないはずの魚
この時点で引き返すことにした
この日は雪代も入っていて水温も低く
釣りはできたが決して良い条件ではなかった
夏場になると藪もきつくなりそうだが
再度訪れてこの川本来の姿を見てみたいと思っている

道南イワナの渓1

2008-05-12 | Weblog
この日は久しぶりにyamameさんと2人きりの釣行
そしてこの川はほとんど記憶に残っていないほど久しぶりだ

朝のうちは水温が低く魚の活性も良くなかったが
素晴らしい景色を堪能しつつ上流を目指すうちに
徐々にイワナたちのやる気も上昇してきた

ドライにこだわるyamameさんも
ビシバシとHITさせている

それにしてもこういう変化に富んだ川は面白い

そして魚もたくさんいる

あっという間に5時間過ぎてしまった
もっと上流へ行きたかったがその後の予定もあり下山

この川は奥もまだまだあり近いうちにまた行ってみたいと思っている

小弁景川

2008-05-07 | 環境
この景色のすぐ下流に大きい砂防ダムがある
一応立派な魚道はあったがこの時は全く機能しておらず
ただの飾りとしか言いようがなかった

川の渓相はなかなかのものだった
いかにも魚がいそうなポイントがたくさんある

某猫さんとしばらく釣り上がったが
魚の姿は全く見られなかった
砂防ダムの看板の地図を見たら
この上流にも砂防ダムがあるらしい
いずれ行ってみようと思うが現状では
砂防ダム上流は終焉に近い気がしている

礼文華川

2008-05-04 | 環境
昔、下流の国道近くで釣ってみたことがあったが
何も釣れずしかも堰堤にぶつかったのでそこでやめてしまい
それきりここで釣りをすることは今までなかった

初めて林道を走ってみた
途中に魚道のない砂防ダムがある
その砂防ダムの上流を見ると雪代で増水気味とはいえ
細い流れだ
釣りをするかどうか少し迷ったが
見上げると高圧電柱にこんな文字が・・・

これで即釣ってみる事に決定

温が低いせいもあると思うが
小ニジマス数尾という結果だった

砂防ダム完成後に放流されたものだと思うが
魚の顔をみるとほっとする

放流は川の生態系を変えてしまうケースが多いので
放流する川を良く知り慎重に行うことが肝要と考えるが
この川は元々はヤマメの川だったような気がする
魚道無しの砂防ダムによって上流には魚がいなくなり
それにより流域の生物の生態系ががらりと変わってしまう
降海できなくても繁殖できるニジマスがいてくれることで
釣り人が楽しむだけではなく山の生態系もある程度
保たれているのではないかと思っている



丸平川2

2008-05-01 | 環境
一昨年の記事にも書いたようにここは思い出深い川で
砂防ダムが造られ少なくとも10年くらい前まではイワナの楽園だった場所がどうなってしまったのか実に気になっていた
近くまで行ったので強引に某猫さんを引きずり込み
どこまで砂防ダムが造られているのか
そして魚はいるのかを確認してみることにした

先日十勝坊主さんにもコメントをいただいたが
国道から見える砂防ダムに立派な魚道が付いていた
どういう経緯で魚道が付いたのかはわからない
元々こんな所に砂防ダムは必要ないと思われるが
魚道がないままよりはマシだ

魚道が付いた砂防ダムを越えたところで竿を出してみてもらったが
魚の反応は無し

昔はこのプールだけで何尾もイワナが釣れたものだったが・・・

河口からすぐの砂防ダムに魚道ができたということは
このすぐ上にある砂防ダムにも魚道が付いたのかと思って見てみたら

・・・そのまんまだった
これでは魚が遡上しても河口から200mあるかないかで行き止まりだ
今後魚道が造られるのだろうか・・・

そして連なる砂防群

ここは本体にVの字の切り込みが入れられ
魚の往来はできるようになってはいるが
魚の気配はなかった

そして更に上流へ向かうと今度は金属製の砂防が現れた
魚道はない

砂防の素材が違う理由は何なのだろう?
ちゃんとした理由があるのだろうか・・・

そしてその上流にも

こんな風景が広がっていた
上に見える砂防にも魚道はない
この川は完全に変わり果ててしまったようだ
これらの砂防を造るのに一体いくらかかったのだろう
この川の流域に住んでいる人は一人もいない
あるのは国道の小さな橋のみ
私には全くの無駄使いに思える
少なく見積もっても数十億円はかかるはずだ

果たしてこれだけのものを造らなければならない理由はあるのだろうか?
税金が余ってるわけではなく更に徴収しようとしている現状で
行政はこんなところでこんなことをしている場合なのだろうか?
全国各地のこういう工事を止めたらかなりの金額が浮くはずだ
私は釣り人なので川の事しか目に入らないが
こういう無駄はあちこちにあるはずである

ここを越えて少し行くと林道も終わりやっと自然河川となった

十数年前までは下流域からこういう風景だった
この周辺でやっと1尾のイワナが姿を見せてくれる
しかし何となく更に上流へと川を切り拓こうとしている気配も見られた
ここより先は雪渓となり行けなかったが
イワナ達はきっと細々と生活しているのではと思う
せめて魚道のない砂防ダムにちゃんとした魚道を
付けてあげて欲しいものだ

上り坂のキツい林道をお付き合いしてくれた某猫さん
ありがとうございました