渓流IN北海道

釣り歩いた北海道の渓流を画像と共に語りたいと思います 環境を破壊し生態系をも変えてしまうムダな河川工事を無くしましょう 

藪こぎ

2008-06-30 | 環境
道南の目的地に着くまでにたくさんの川の橋を渡った
ましてこの日はchuelさんの車の助手席である
助手席などめったにないことだから余計通り過ぎる川が
目に入ってくる
中でも気になる川がひとつあったので
帰りがけに寄ってみた

橋のプレートを見たら
名前だけは良く知っている川だった
ここがそうだったのか・・・

気軽に入ってみるつもりだったが
谷が深くなかなか入渓地点が見つからない
強引に崖を降りようと挑戦してみたが
あまりに滑るので途中で断念
竿も出さずに帰るわけにはいかないので
藪を通りなんとか川に辿りついた

V字の景色が綺麗だ
竿を出すとイワナ

ニジマスと釣れる

しかしまだ下流にもかかわらず
遡行間もなくコンクリートの壁にぶつかる
そこを高巻きした上にも魚はいるがまたすぐコンクリートの壁・・・
そこも高巻きするが更に・・・
この有様はいったい何なのだろう・・・
魚道も何もなく川は完全に分断されている

自然河川となってからはイワナのみだが
棲息数は多いようだ
小河川ながらなかなかいい川なのに
魚道なし連続砂防群が悔やまれる

時間がないので程なく脱渓することにしたが
同じ経路で戻りたくない
強引に小さな沢を登り藪漕ぎで林道を探すことにした
藪が深くなりかなり高いところまで登ったが
なかなか林道が見つからない
しばらくしてから遠くからchuelさんの声が聞こえた
林道を見つけたらしい
その声を頼りに林道までたどり着けたが
思っていた方向とは全然違っていた
単独ならば迷っていたかもしれない

帰りの林道では道南の某巨人さんや某伝説男さんの話題で盛り上がった






記憶の彼方の道南の渓

2008-06-26 | 環境
この川の上流域に入るのはかなり久しぶりだ
現地に到着しても川沿いの道の風景も記憶にない
以前釣りをしたのはこの川の最上流域で
林道の終点より釣り上がったが今回はゲートが閉まっていて行けないので
ゲート横から釣り始めることにした

今回同行してくれたのはchuelさん
釣り始めてすぐにchuelさんは良い型のヤマメばかりヒットさせるが
私はイワナばかりが続く

川原が広くて歩きやすいが
私にとっては川がデカ過ぎ・・・
水量はともかく川幅的にもっとギュッと引き締まってもらいたいところだが
広~い状態が続く

かろうじてヤマメも少し釣れた
他のヤマメは全部chuelさんが釣り上げてしまったようだ

最初はいい天気かなと思ったが
時間が経つにつれ妙に曇ってきて
更にやや霧がかかってきた

その傍らでchuelさんはいい型のイワナも釣り上げている

釣り始めて6時間ほど・・・
本当は更に奥まで行こうと思っていたが
昔の記憶があやふやで林道の有無も怪しいので
今回はこのくらいにしておくことにした
川通しで引き返そうとも思ったが
2時間近くかかりそう・・・
どうも林道がありそうな気もしたので
協議の結果ダメ元で急斜面ヤブコギを決行

めでたく林道にありつくことができた
林道の位置関係も把握できたので
次回は十数年ぶりのこの上流部に挑戦してみたい



近郊のイワナの渓

2008-06-22 | 環境
この日は朝から曇り空
釣りに行くと雨が降りそう・・・
と思いながら出発

釣り場に着いた途端
雨が降ってきた

最初に出てきたのは
コレ

最近何故か会う機会が多い

その後はイワナがコンスタントに釣れる
いい型のも混じってくる

この川、釣り上がると極端に川幅が狭くなり
周りの藪がひどいエリアを通過しなければならない
天気が良くないと尚更不気味な印象だ

ここは若干足早に通り抜ける
人が入っていないようで
ここではくもの巣バスターにならざるを得ない

3時間ほど釣り上がり
岩魚の顔も拝めたし
いつものように雨具ナシで濡れたので
終了とした

雨の中の釣りは
それほど嫌いじゃないけど
やっぱり天気がいい方が・・・



ヤマメ解禁日2008 R2の川2

2008-06-19 | 環境
解禁日に入った川へ
2週間後かわせみさんと向かった
解禁日には雨に祟られて大変な目に遭ったが
今回は到着時には曇っていたものの
間もなく陽が差してきて素晴らしい天気になってきた

多少渋い場所はあるものの
開始早々からかわせみさんはいいヤマメをどんどん上げている
ここはと思われるところにはほとんど魚がついている

解禁日にはズブヌレになった上にウェーダー浸水し
更に低気温
震えながらの釣りだったが釣果は良かった
今回は快適な上に釣果もイイ

この川はひらけた所と藪の繰り返しだが
やはり藪部分はいいポイントがある
打ち込みにくいところこそ最高のポイントだ

この横たわった木の左手前の笹の下からは
40UPのイワナが出てきて豪快なファイトをしてくれた

何尾釣ったかは全くわからなくなった
これだけの釣果に恵まれるのは一年を通してみても
そう多くはない

二人とも全く寝ないでの出撃だったが
帰りの運転も余韻にひたりあまり眠くなることもなかった
素晴らしい一日だった

予想外のイワナ

2008-06-17 | 環境
かます草さんから今迄釣りに入ろうと思ったことが全くない川へ
誘われた
しかも場所は札幌近郊
なんてマニアックな・・・
そんなところに魚はいるのか・・・

しかしかます草さんは魚はいるらしいという情報をどこからか収集していた
ならばと橋から上下に別れ30分間だけやって橋に戻ってくるというプランで
探釣開始 私は釣り下った

川は予想通り小さく水量も多くない
しばらくはアタリも無く
やはりこんなところにはいないのではと思いかけたが
ちょっとした落ち込みでグーンと竿先が引き込まれた

いたよ・・・

上げてみると25~26センチの紛れもないイワナだった

100mほど下ったところで引き返したが
戻ってきたかます草さんも掛からなかったけど
ドライフライに魚が反応したという

釣果は1尾のみだったが
こんな近郊の川にイワナがいたことには感動した
しかも確実に川は河川工作物によっていくつかの区間に分断されている
誰かが個人的に放流したということも考えられなくはないが・・・

竿を出してみないとわからないものだ
ちょっと窮屈な環境に思えるがここのイワナに
エールを送り続けたいと思う


登川4

2008-06-14 | 環境
まだ雪のある頃から解禁後に登川に行こうと
かます草さんと約束していた

この登川には砂防ダムがあるが
私はその上流を知らないので
この際水がなくなるまで行ってみようということで
遡行開始

数年前の台風のせいなのかやたら倒木が多い
これを越えるのが一苦労だ

ちらほらとヤマメが釣れる
魚はたくさんいるようだが
大半は稚魚だった・・・ということは
とりあえず砂防ダムの魚道は機能しているということか

それほど高低差もなく全体的に浅い川だが
滑る石や動く石があり歩きにくい
それでも溜まりで泳ぐ稚魚の姿や
時折釣れるヤマメに癒されながら
上流を目指す

他の魚は一切釣れなかった
川の横に立てられている看板には
10種類の魚がいることになっているが
その中にイワナの名前はない
ということはヤマメが源流域まで棲息していると
いうことだろう

結構な距離を歩いた
帰ってから地図を見たら4キロ以上は歩いている

川が二股に分かれるあたりでは
魚の影も薄くなり引き返すことにした

この川沿いには林道はなく
川通しで戻ることになる

戻る途中、熊の痕跡も見かけた
釣りや景色に夢中になっていると
気がつかないものだ・・・

記憶の彼方の渓との再会

2008-06-12 | 環境
前回この川に来たのは
もう17~18年前になるだろうか
その時は護岸された下流域に入り
何も釣れなかったような記憶がある

今回はこの川にある滝を見るのが一番の目的だった
釣果はあまり気にせず釣り上がろうと決めていた
大昔の釣りの本にちらほらとこの川の名前が書かれているのを
見たことはあるが最近ではあまり注目されていない川という印象がある

それなりのポイントで竿を出すと時々アタリがあるが
ハリに掛からない
そんなことがしばらく続いて
やっと出てきたのが

その後は小さいニジマスが時折釣れる

好天と新緑のせいもあるが
この川もいい景色だ
川はだんだん険しさを増してくるが
どんどん釣り上がってみる

釣れるニジマスが大きくなってきた
尺前後だが元気良くグイグイ引っ張られる

川は若干幅を狭め変化に富んだ渓相となってくる

ここのニジマスは太いのが多い
案外この川は餌が多いのかもしれない

大昔はこの流域もヤマメの棲息地帯だったはずだが
全く姿を見ない
イワナも見かけなかった

今回はカジカとニジマスの棲息を確認したが
滝の上流にはもしかしたらイワナがいるのかもしれない
時間の都合上滝で引き返したが川はまだまだ続く

時間に余裕を持って再挑戦してみたい渓だ


近郊の秘境2

2008-06-10 | 環境
今回は先日行ったこの川の下流部に入ってみた
時間があまりなかったので足早に藪をこぎ
崖を滑り降りる

早速釣り始めるが全くアタリはない
そして間もなく思い切り転倒
わりと買ったばかりの3mの竿が真っ二つになってしまった

しかし開始早々に引き返す気にはならない
1.5mになった竿を握りしめて上流を目指す

がしかし・・・
景色だけは相変わらず見事だが
魚の反応の無さも見事だった
1時間ちょっとの遡行で暗くなりかけてきてタイムUP

今回はボーズ

未知の小渓流

2008-06-09 | 環境
ゆいのじじさんが秘密の小渓流に連れて行ってくれるという
現地に着くまでは「あの川かな?」と自分なりに想像していたが
着いてみたらこんな川の存在自体全く知らなかった
こんなところにこんな川があったのか・・・

今回のパートナーはかげまる2号さん
ゆいのじじさんは最後方から余裕の遡行
珍しく私がほとんど先頭で進んだ

この川は少し前の話ということだったが
ヤマメやイワナが釣れたという
流れは細いがそれなりのポイントが次々と出現する
しかし魚のアタリが無い

やっとアタリがあったが出てきたのはコレ

でも魚がいるということは確認できた

その後延々と釣り上るが全く魚の気配が無い

魚の気配は無いがこんな場所にこんな渓流が存在していること自体に
感動していた

2時間近く釣り上がったが全く気配なし
そこから上流の探索は時間切れで次回に持ち越しとなった

結局釣れたのは私のカジカだけだったが
更に上流には魚がきっといるはず・・・
とゆいのじじさんも言っていた
その魚に会いに近いうちにまた行こう

イワナの棲む渓(近郊)

2008-06-06 | 環境
最近は燃料の高騰でなかなか気軽には遠くへ行けない
しかし川へ行かないわけにはいかない
時間も限定されているので近くの川へ・・・

小さいイワナは結構出てくる
いいことだ
小さいイワナがいるということは
ちゃんと繁殖できている証拠だ

ここで釣ったイワナは33cmが最高だが
明らかに40オーバーの魚体を目撃したこともある

激しい流れの中に適当なプールもあり
渓相も魅力的だ
今回は小さいイワナ数尾だったが
常に大イワナの可能性も秘めている

しばらく遡行すると函があり
ここをヘツるのは厳しいので高巻くしかない

時間的に今回はここまでにしたが
近々この上流から続きを再開したいと思っている

近場でも魅力的な川が結構ある



ヤマメ解禁日2008 R2

2008-06-04 | 環境
最初に入った川が昨年同様まったくのハズレで
そこから約1時間かけてこの川へ移動
Sさんが温存していた川で
私はここに来るのは初めてであり
いかにもヤマメ河川という感じがする

いきなり入渓地点からSさんが大きいヤマメを釣った
同じ場所でやってみると一箇所から何尾も出てくる

これはスゴイ
川原がほとんど無くこういう川では圧倒的に後攻者不利だが
魚を食べたいSさん一家のために後攻に徹する(^^)

結構藪っぽいところも多いが
魚も多い
後から釣ってもそれなりには釣れる

しかしズブ濡れ+低気温の為やたら寒い
最近釣行回数がめっきり減ったSさんは
勘が戻りきらず結構枝等に引っ掛けて仕掛けを作り直していた
黙って立って待っているのは耐え切れないので
そんな時だけちょっとの間先行してみた

いい型のイワナも出てきたが
今回は解禁につきヤマメのみのUP

それにしてもSさんはいい型のヤマメを次々と釣っている
ポイントも至るところにあり釣り場としても面白い

雨は降り止まない
寒さが限界に近くなってきたが
周りに人がいる時には恥ずかしくてとてもできないおかしな踊りを踊ったり
シャドーボクシング等で体を温めて切り抜ける

もう結構な距離を歩いた
降り続く雨に濁りに強いこの川もかすかに濁ってきた
水量もかなり増えた
Sさんもそれなりの数を釣ったので
今年の解禁日の儀式はこれで終了

ハラサキを始めるSさん
大きいヤマメも結構な数を釣っている

解禁日とはいえこれだけ型が揃う川はそう多くはない

今回はこの川で釣りができたことだけで満足だ

帰る時には10センチ近く水位が上がっていた

Sさんは昔この川には相当通ったらしい
周辺にはまだまだいい川がたくさんあるようだ



ヤマメ解禁日2008 R1

2008-06-03 | 環境
解禁日前夜から雨が降り出した
予報通りだ
今回同行のC&E専門のミミズ師Sさんと
決めた行き先は雨に強い道南の某川

現地が近づいても雨はやむ気配がない
それでも通り過ぎる川では釣り人の姿をあちこちで見かけた

現地到着
早速準備し釣り始める
私が先行して釣った魚をみんな食べるSさんに
ほとんど釣らせない作戦も頭をよぎったが
ここは自身も含め家族が魚を食べるのを楽しみにしているSさんに
先行してもらう事にした
水量はやや多目程度で濁りはない
今日の先行者はいないようだ

しかし私にはポツポツアタリがあるが
先行しているSさんは全くアタリがないと言う
今年のここのヤマメはミミズ嫌いか・・・

しかし魚は確かに少なすぎる
この川はムラはあれどこんなに魚が釣れないことは
過去にはなかった
昨日のものと思われる釣り人の足跡はあるにはあったが・・・

試しに私が先行してみた
するといかにもいそうな場所にはいないが
見逃しそうな場所や釣りづらい場所には魚が残っている

2時間ほど粘ってみたが状況は変わらず・・・
結局2人合わせてイワナまじりの十数尾
ここは諦めてSさんの密かな川へ案内してもらうことにした
雨にも強い川だという
私は全く知らない川なので楽しみだ




近郊イワナの渓

2008-06-01 | 環境
全く人の気配がない
まだ薄暗い渓で多少周りを気にしながら準備をして
落ち込みに第一投、いきなりググッと引き込まれる
なかなかいい型のイワナだ
再度同じポイントを狙うと今度はやや小さめのイワナ
魚の反応はいいようだ

水量もちょうどいい
決して数は多くないが
大きいイワナが多い

景色もいい
時々立ち止まりまわりの景色を楽しみながら
釣り上がる
ウドがたくさん目につくが袋類は一切持ってきていないので
スルーする

タマにコレも出てきた

徐々に勾配がきつくなってくる
でもそこを通り過ぎるとまた平坦な場所が続く
そしてまた小滝の連続・・・
そういう景色の変化が渓流の大きな魅力のひとつだ

ここには魚がいるはずだと思うところからは
必ず反応がある

最近いかにも魚がいそうな場所でも
何の反応もない川に多く行っていたので嬉しさで歩くスピードも速くなり
何度もコケそうになった

そしてそのうちの一回は完璧に転倒してしまった
完璧に転ぶと
せっかく転んでるんだから誰かに見てもらいたいと思うのは
私だけだろうか・・・

いや・・・南の方に一人いたようないないような・・・

ここを越えると予定の終点に到着
イワナは最後までお付き合いしてくれた
そして準ロッククライミング状態で脱渓
川沿いに林道などないが密かな道がある
川通しで戻るよりは時間的に早い

今回のこの川はなかなかの高得点だった