渓流IN北海道

釣り歩いた北海道の渓流を画像と共に語りたいと思います 環境を破壊し生態系をも変えてしまうムダな河川工事を無くしましょう 

幌川

2007-12-30 | 環境
子供の頃から馴染みの深い川だが
ここ数年行っていなかった

真夏の暑い日久しぶりに訪れてみたが
道は変わっていなくても
周りの景色は数年でずいぶん変わるもので
林道の舗装もかなり上流まで延びていた

数年前年に何回も通った踏み分け道を見つけるのにも
苦労する

その踏み分け道はあることはあったが
あまり人が通っていないようで途中で途切れ
ほとんどヤブコギとなった

川に着いて早速釣り始めたが相変わらず魚は多くない

小さいヤマメやイワナが時々釣れる程度だった
でも川の風景が素晴らしい
そして私の知っている範囲内ではこの川には護岸はあれど
魚の遡上を妨げるような砂防堰堤はないはず・・・
実に理想的な川だがそのせいなのか釣り人はやたら多い

ちょっと気になることはあったが
小さいながらも何尾かの魚の顔も見れたし
久しぶりのこの川を満喫できた

帰りの林道脇にある農園ではさくらんぼが最盛期だ
好物なのでやたら食べたくなり作業中の若い方に頼んで
安く売ってもらった
その方もフライFをするようで話によると
この川には連日のように釣り人が押しかけてきているらしい
しかもほとんどがお持ち帰りのようなので
魚が少ないのも納得できる
そしてその後さくらんぼを食べながら
釣り談義となった
あの時のお兄さんどうもありがとう
(^^)/
またお会いした時はよろしく

大量のさくらんぼは家に帰るまでに
全部食べてしまった





胆振幌別川

2007-12-28 | 環境
この川のこの流域は自分にとってあまりにも広すぎるが
今年敢えて入ってみた
手竿片手にルアーロッドを背負って
釣ってみるとQちゃんの群れがいた
たとえQちゃんだろうと魚がいてくれるのは実に嬉しい
今迄この川でこんなに釣れたことはなかった

しかしマス族の姿は相変わらず薄い
途中中型のヤマメを1尾釣ったのと
Qちゃんではない結構いい型の魚を1尾バラした

そしてこの流域ではルアーで釣ってみる

アタリは全くなかったが釣り人のものと思われる足跡はあった

この川は広いしまだまだ知らない流域もたくさんある
来年は魚が釣れるかどうかは別として
お気楽に探索したいと思っている

幌内川

2007-12-26 | 環境
この川の名前も北海道には複数あるが
今年行ったこの川は全く初めての川だった
正直それまで存在すら知らなかった
国道がこの川を横切っているが橋がない
これではわかりにくいだろう・・・
もしかしたら穴場か

谷は結構深く川への踏み分け道も見当たらない
この川の左岸に繋がると思われる国道山側の横の細い排水溝をたよりに
下り始めたがほとんど急斜面のヤブコギである

やっと川に下りることができたと思った瞬間
川は流れているが左側(下流側)の視界がない・・・というか真っ暗闇だ
国道に橋がないので土管で通しているんだなと想像していたが
その土管はあまりにも大きく
しかも片側一車線の道路をくぐっているだけなのに
全く向こう側が見えないし土管の中も全く視界がきかない
しばらく見ていたが気味が悪くなり写真も撮らなかった

土管に背を向け上流に向かう
水量はかなり少ないが下流に工作物などがなければ
何かいるかも・・・

上の画像は土管から少し上って振り返って撮ったもの
右奥に土管がある

そして気を取り直して竿を出し上流に歩き出した瞬間

何だコレ・・・

こんなものがあるのなら遡上魚は全く無理だ
かなり古いものだが今となっては一体何の役に立っているのか・・・

泣きそうになりながら堰堤を越え
イワナでもいないかな・・・と上流に向かったところが
TOPの画像だ

少し釣り上がってみたが魚の姿はなく
川も狭くなり倒木が折り重なって侵入を拒んでいる
行って行けない事はないが無理しても期待は薄そうだ
谷は深かったが土管に戻りたくないので
強引に急斜面を這い上がる

単なる冒険に終わってしまったが
堰堤などがなければ魚が棲めそうな環境なだけに
残念な川だ

小さな川の堰堤は致命的に思える


中の沢川

2007-12-24 | 環境
この川は昔から時々入っている川で
かつて這いながらのヤブコギ中
タヌキとにらめっこをした思い出がある

水量も少なく下の画像が最大のポイントと思われるくらい小さな川だがいつもヤマメが釣れる

あまり奥まで行った事はないが
小さい川の割に歩きやすく竿も振りやすい
なのでこれからも時々訪れると思うが
ここの下流部は全くいただけない

ぎっしりブロックが敷き詰められている
段差がないのでかろうじて海とは繋がっていて魚は上れるが・・・
しかし護岸の向こうは道路(国道)だし段差がないだけ良心的なのかもしれない

ヤマメガンバレ!

石狩川 3

2007-12-22 | 環境
前回よりずっと下流の石狩川に入ってみた

こんな大きな川で釣りをするのは珍しい
しかし今後こういう大河で釣りをする気はあまりない
ルアーの練習が目的だったが
こんな広い場所で5グラムほどのルアーを
6フィート位のロッドで投げるのだから
あまりお話にならない

ルアーは15年ほど前にちょっとだけやってみたことがあるが
過去に何度か書いたように一度ひどい目にあって
自分には向かないなと思ってやめていた

冬場に久しぶりにルアーをやってみた海アメの時は
ちっとも面白いと思わなかったが
(釣れてたら違ってたかも・・・)
今春、普段私がよく行くような小さい川で
某猫族ルアーマンが器用にロッドを操作するのを見て
「面白い」と少し思った
小さい川でもタマに餌釣りの竿では太刀打ちできない場所がある
そんなところをルアーで攻めてみたいとも思った

まず狙ったところに投げれなければ話にならない
この日は釣果度外視でそんな練習ばかりしていた

練習をしているうちに一度だけかなり大きな魚が掛かったが
すぐにバレてしまった

流れる水を見ているとここより上流にある懐かしいあの川や
つい先日行ったあそこの川、その他たくさんの川の水がここに
集まってきているんだなぁと感慨深くなってくる
そして様々な川の風景が脳裏に思い起こされ
何となくニヤケているのがわかる

今後あまりこういうところに来る事はないと思うが
何年かに一度くらいなら
風景を楽しみ物想いにふけるにはいいかもしれない

エチャナンケップ川

2007-12-20 | 環境
この川もすいぶん久しぶりだった
前に来た時に何が釣れたかも忘れてしまっていた
もちろんどういう経緯でここに来たのかも憶えていない
少なくても15年以上は昔の話

多分ニジマスだろうと思っていたが
その通りだった
そして釣れるのもポツポツといった感じで
予想通り
前回もこんな具合だったのだろう

時間の余裕がなくこの日釣りをしたのは数百㍍くらい
上の写真の小さな落ち込みの上に水止めがある
その風景は憶えていた
嫌なものは印象に残るのだろう
魚がここを上るのはちょっと苦しい

この上流は自分にとって未開の地
魚がいるのかどうか気になるところだ

白炭川

2007-12-15 | 環境
初夏
この川は何年ぶりだろうか
何度も通過はしているけれど
釣りはかなりご無沙汰状態になっていた

この川には大したことではないが
二つの思い出がある

一つはここの上流域に入った時
ブヨの大群に襲われボコボコになりながらも
意地で釣りを続行し更にボコボコにされた事

もう一つは下流部堰堤を越えたあたりで
象並みに大きい牛に出くわし(多少大袈裟)
その大きさに驚いて釣りを諦め退散した事

これはその堰堤(魚の遡上は可能)

そしてそのすぐ上の橋を越える時に
犬に吠えられる
(昔もそうだったような気が・・・)

何か懐かしい・・・
昔からそんなに釣れない川という印象だったが
この日もその印象のままだった

しかしこの日は晴れ男のかげまるさんのおかげで
快晴の下気持ちのいい釣りができた






石狩川2

2007-12-13 | 環境
6月
石狩川へ行った
いつもの場所の様子見と
ルアーの練習を兼ねて行ったのだが
着いてみると思ったより水量が多い

いつもなら膝くらいの水深だが太股まである

川を渡るのに一苦労してお目当てのポイントに行くと
増水でほぼ潰れていた

仕方ないので比較的流れの緩いところで
ルアーの練習に励んでみた
結果は30弱ほどのニジマスがかかり
ランディング寸前にオートリリース

この日はもう少し上流へ行こうと思っていたが
あまりにも水流が強すぎて撤収

しかし20年ほど前だったらこのくらい増水したら
川を渡るのは無理だったような気がする
デブると有利なこともあるのだ(^^)


エゾ松沢川

2007-12-10 | 環境
この川の上流部はどうなっているんだろうか・・・
前から気になっていたが今年の初夏に思い切って行ってみた

林道をしばらく歩かなければならないが
かなり荒れ果てていて林道とは呼べない状態と化している

カーブにあるミラーや
ところどころにあるガードレールが
昔は頻繁に車が通った道であることを物語っている

やがて川のせせらぎが聞こえ
川が見えてきた
道路はここまで来たらもう崩壊して道になっていない
藪の中を川まで一気に降りた

川岸に着いて愕然とした
なんと川底がまっ平らなコンクリートで固められている

これでは魚などいないだろう

とりあえず下流に向かってみたが
コンクリートの川底が途切れるあたりで
今度は砂防ダムが見えた

下流を諦め上流へ向かう

すると護岸が終わったと思ったら
今度は堰堤にぶつかった
魚が上るのは不可能だろう

堰堤をよじ登り更に上流へ向かった
何でこんな山奥の川をこんな姿にする必要があるのだろう・・・

やっと自然河川となり至る所で竿を出してみたが
当然のように魚の姿は見られなかった

想像していた風景とはかけ離れていた

これ以上こんな川を増やして欲しくないと
切に願う

薄別川3

2007-12-06 | 環境
夏場、魚の少ないイメージがつきまとうこの川に
またしても行った
今回は初めて入った流域でやけくそルアーで挑戦

すると意外にも一発目から魚が追ってくる
バイトまで至らなかったが何投目かには釣れた
その後も至る所でイワナが釣れる

おかしいな
エサではあまり釣れたことがないのに・・・

そういえば某ルアーマンが
「薄別川ってお魚さんたくさんいますよね」
って言ってたなぁ
(^^;)

ここの魚はルアーがお気に入りなのかもしれない


湯の沢川

2007-12-05 | 環境
この川は先日UPした「真駒内川3」の記事の
一番下の画像の右側から入ってくる支流で
実は今年初めて入ってみた

本流合流点から釣り上がると
ヤマメがぽつぽつと釣れるが
上の画像の少し上に

合流点からおそらく200mも行かないところに
この砂防ダムがある
結構古いもののようだが
当然のように魚道も無く
これではあまりに川がかわいそうだ

前の記事でも書いたように
本流下流部には魚が越えることのできない堰堤があるので
魚が放流されていなければそこより上流の真駒内川本支流は
ほとんど魚のいない死んだような川になっているはず・・・

堰堤より下では護岸がひどい場所も多いが
魚もいるので夏場にはよくカワセミの姿も見られる
某北大名誉教授は「川は自然の状態が基本」と述べているが
全くその通りで
例えば砂防堰堤を魚が上れる階段状に改良したとしても
何も不都合なことはないはず・・・と思う

真駒内川上流部に天然の魚が元気に上ってくる日が来るのを
期待してやまない



真駒内川 3

2007-12-01 | 環境
解禁間もなくの頃
あまり時間がなかったが
この川のヤマメに会いたくなり行ってみた

橋から入り二股までのほんの僅かな区間
ここで大きなヤマメには出会ったことがない
この日も早速ミニヤマメが盛んに顔を出す

二股上流に大きな砂防ダムがあって
ヤマメは上れないが
今年この川の下流部にはサクラマスが結構上ったようだ
そして下流部にたくさんある堰堤にも徐々に魚道が造られている
しかしまだ高さのある堰堤が残っているので上流部まで魚が遡上することは
不可能だがその堰堤をクリアできるようになって
更に大きな砂防ダムも何とかうまく改良すれば
中上流部には産卵床となりうる環境がたくさん残っているので
今後に期待したい

二股のプールは期待のポイントだが
左右どちらへ行っても
すぐにコンクリートの壁が待っている