渓流IN北海道

釣り歩いた北海道の渓流を画像と共に語りたいと思います 環境を破壊し生態系をも変えてしまうムダな河川工事を無くしましょう 

別々川支流

2007-08-31 | 環境
昨年は鮭の遡上ラッシュで釣りにならなかったこの支流
今年はそうなる前に訪れてみた

十数年前はイワナの川だった
ボサ陰からイワナが飛びついてきた光景を
今でもよく憶えている

ヤマメが釣れた
この川でヤマメを釣ったのは初めてだった
しかし状況的にはいてもおかしくはない

かつてあれだけいたイワナは影を潜めている
上流に総移動だろうか・・・
まあ相当昔のことだから・・・

この川はかなりの藪川だ
こんなところもある

しかし笹藪をくぐりぬけると
またこのように開けてくる

今回は全体的に魚が少なく
ヤマメだけが釣れた

もうすぐ鮭遡上の季節で
また釣りにならなくなる

また来春行ってみるかな

元沢木川

2007-08-30 | 環境
この川は以前入渓したことがあるが
今回は初めての下流域から中流域
全体的に浅い流れだ
やや渇水気味のようだ

Qちゃん連発の予想に反して
釣れるのはほとんどヤマメだ
はやりヤマメの方が素早いということだろう

この日は天気が良く
歩いているだけで汗が流れてくる
最高気温になりそうな時間帯の遡行だったのもあるが
とにかく暑い

いつものカジカとは違うが今回も似たようなのが・・・

ほとんどが新子だがいい型のヤマメもいた

魚の数は多いようだ
ここからはケバリ釣りに変更
慣れない釣り方でもよく釣れる

案外倒木が多く遡行しづらいところもあるが
迂回しながら上流に向かう

水深15~20cmほどの瀬から元気良くヤマメがケバリに
飛びついてくる・・・時折イワナも

自分的「緑のトンネル」はこんな感じか・・・

川通しに戻る途中、投餌しなかった倒木下でQちゃんではない
40cmほどの魚を見かけた
こんな小さな川にも大きい魚はいるものだ

ミニQちゃんの群れ
よく見ると底にはアレも・・・





音標川

2007-08-28 | 環境
今回は時間がほとんどなかったので下流域のみの探釣

画像ではわかりづらいが全体的に浅い流れで
ちょっとしたポイントからは予想通りQちゃんが飛び出してくる

この辺まで来ると多少流れに変化が出てくるが
夏の下流域はやはりQちゃん天国の川が多い

ここは水量も十分にあり
中、上流域の釣りが楽しみだ
次回はじっくりと釣ってみたい

朝里川4

2007-08-27 | 環境
そしてつい先日
更に朝里川の前回と同じ場所を釣ってみた

今回は魚の姿が見えない
いかにもいそうな場所からも無反応
やはり釣られてしまったのかな

1尾だけ尺弱のイワナが顔を見せただけだった

それにしても今回はやけに臭う
獣臭とかではなくドブの臭いがする・・・
しかし水は見た目は一応綺麗だ

間もなくこの川の2番目の砂防ダムの姿が見えてきた
今回はこの砂防ダムの上を確認するのが目的の一つだった

この砂防ダムを軽くかわせる道はなさそうなので
ダム横を無理矢理よじ登ってみた

そして砂防ダムの端から上流を眺めてみた
かなり向こうまで水が溜まっていて深そうだ
この2番目のダムは昭和45年
下流の一番目の砂防ダムは昭和43年にできたもの
もう40年近い年月が経過している

このトゲトゲゲートは昔辺別川の砂防ダムで
横から強行突破しようとしてトゲが腹に刺さった苦い思い出があるので
無理はしなかった

そして上流側に下りてみたが
上流へ向かうにはハードなヤブコギを強いられる状況
とりあえず水辺まで行くともの凄い泥だ
ズブズブ埋まって足がなかなか抜けない

やっとの思いで足を抜いて脱出したが
その泥からはさっきから臭っていたドブの香りが
プンプンと臭ってくる
砂防ダムにせき止められた堆積した土砂が
暑さで腐敗して臭っているのだろう
これはとても良い環境とは言えない

下流に大きな貯水ダムができた段階で
この2つの砂防ダムはほぼ用無しとなるはず
欧米では環境の為に不要になったダム撤去を積極的に行っている

先日の新聞の記事に載っていた
「権力の座にあるものにとって一番の味方は国民の無関心である」
まさにその通りで山奥に密かに造られ続けるダムや砂防ダムの事を気にする
国民の割合は決して高くはない

しかしそれが川の魚を減らし、海も痩せてしまい漁獲量を減らす原因にもなっている

放っておくと大変な事になるし
気がついた時にはもう既に遅かった
という事態にならないうちに・・・

環境を悪化させる事業ではなく
環境を良くする事業を・・・




朝里川 3

2007-08-26 | 環境
砂防ダムの上流のイワナ達はどうなったか気になり
先日朝里川を再訪した

その上流にもまた砂防ダムがあるので
砂防ダムと砂防ダムの間での釣りになる
どちらの砂防ダムも魚道は全く無い

今年最初の釣行時よりやはり数は少ない
しかし何尾かの良い型のイワナが飛びついてきた

この短い区間で繁殖しているとは考えづらい
事実この区間では小さいイワナは全く釣れなかった
途中小さな支流があるが焼け石に水程度だろうか・・・

この日釣れたイワナが放流モノかどうかはわからないが
上流の砂防ダムから落ちてこない限り
釣りきられたら何もいなくなってしまうのだろう
悲しい現実だ・・・

渓相は素晴らしいのに・・・

三番川5

2007-08-24 | 環境
二番川を上がった後
当然の成り行きでもう一本行こうか
となった

最初のポイントで
「このポイントで何も釣らなかった人はいないから」
とμさんに言うと
「やだなぁプレッシャーかけないでよ」と言いながら
数回キャストした後何も釣らずに上流に向かって行った
・・・スゴイ(^^;)

やはりテンカラと餌の狙いどころは違うのだろう

そして更に

至るところで

魚をおびき出していた
何尾釣ったか聞いていなかったが
結構な数は釣ったはず・・・

かげまるポイントでは残念ながら何も出ず・・・

私は小Qちゃんや小ニジにまじって
銀色の立派なQちゃん

それと36センチのニジマス
μさんがすかさずサイズを測ってくれた

とても楽しい釣行だった
μさんありがとうございました
また一緒に楽しみましょう

二番川3

2007-08-23 | 環境
先々週の話だが
土曜の朝、μさんから連絡があり午前中で仕事が一段落するという
じゃあ午後からということで9ヶ月前に酔っ払いμさんと同行を約束したまま
行かずじまいになっていた二番川へ行く事にした

雨が降り増水+濁りが心配されたが
とりあえず現地に向かう
橋の上から川を見るとやはり増水+濁りがあった
どうしようか迷っているとμさんが
「いい感じじゃない?大丈夫!いけるいける!」

どうやら仕事に追われ釣りから遠ざかっていた為か
何でもいいから竿を出したい気持ちが伝わってくる
でも餌ならともかく浮きケバリじゃどうだろう・・・

増水+濁りを全くものともせずμさんは果敢に川に入っていく
出発時の勢いが良すぎて帽子とカメラを忘れたようだ

やはりいつもより魚の反応は良くない
そんな中でQちゃんはいつも快く出迎えてくれる

銀色に光る綺麗な魚体だ

μさんはどんどん進んで見えなくなっていたが
しばらくして釣ったニジマスをネットに入れて下りてきた
この状況でドライで出すとは凄い
そしてその後も何尾かGETしていた

餌で後攻していた私にはソコソコのニジマスと
Qちゃんが釣れた

そしてやっとμさんに追いついたときに
型の良いヤマメが出てきた
μさんが近くにいたのでネットに入れてもらった
この川はヤマメが繁殖できる川ではなく
放流モノの生き残りには違いないが・・・
サイズは25cm前後だった

間もなくスコール気味の雨となり
更なる増水も心配されたので脱渓し車に戻る事に

それにしてもμさんのケバリへの拘りも見事だ
エサアルヨの囁きにも全く動じなかった(^^)

メップ川

2007-08-21 | 環境
隣の敷生川では大雨に当たり
本流、毛敷生川とも濁って釣りにならなかった

ここに寄ってダメなら帰ろうと思っていたが
下流部を見ると水量もさほど多くないし
濁っていない

川に立つとやたら川もやが発生していて
見通しが悪い
早朝なら自重するかもしれないが
昼間なのでちょっと竿を出してみた

型は小さいものばかりだが
ヤマメが元気良く餌を追ってくるのが見える

ここで釣りをするのも7~8年ぶりだろう
久しぶりの川で魚を再確認できたときはとても嬉しいものだ
あとは川の雰囲気を満喫しながら
深呼吸・・・

ほんの1~2時間の釣りでも
心が洗われる
これだから渓流釣りはやめられないのだろう

帰りにたくさんの人で賑わうお祭り会場に寄った
出店の立ち並ぶ中を久しぶりに歩いてみた

懐かしい匂い満載の一日だった


余市川支流

2007-08-20 | 環境
この川は密かに狙っていた場所で
行こう行こうと思いつつ延び延びになっていた

川の大きさ、渓相ともに実にちょうどいい
これで魚が釣れたら言う事ないなと思っていたら

今年の定番だ
それも結構な大物だった
ちょっと面構えが違う・・・

イワナのソコソコのサイズや
新子ヤマメも釣れた

しかし狙っていた良型ヤマメが
ここまで釣れるとは思っていなかった

ほぼポイント毎にアタリがある
なかなかこういう状態には遭遇しない
同じ川でも数日違うだけで全く魚がいなくなってしまう場面にも
今迄何度も出会った
タイミングが良かったのだろう

写真を撮らなかった魚も多かった

たまにはこういう日もあっていいだろう
この川が健在なのを確認できて嬉しい一日になった

毛敷生川支流

2007-08-19 | 環境
雨が降り止まない

毛敷生川でと思っていたが
下流の橋から見ると白く濁って増水している
これでは釣りはできそうもない
林道を走り小さな支流の橋を覗けば
濁ってはいるが釣りにはなりそう・・・
しばらく車の中で小降りになるのを待つことにした

しかし全くドシャブリは終わる気配がない
このままではこの支流も増水して濁ってくる・・・
面倒だから行ってしまえと入渓

川は笹濁り状態で
ポツポツと新子ヤマメが釣れる
もう満足だが初めて入る川なので
しばらく釣り上がってみることにした

適当に蛇行し倒木などもあって
面白い渓相だ
でも通常なら水量が少なすぎるかもしれない

カーブの深みで重いアタリがきた
上げてみたら31センチのニジマス
この水系にニジマスがいるのか・・・

どんどん釣り上がっていったが
水も増え濁りもキツくなってきた
無理はせず終了

この支流
平常時にまた行ってみたい

鷲別来馬川

2007-08-17 | 環境
もうずいぶん前になるが
川又温泉の看板を見ていながら行けなかった
そしてそこを流れる川は
とても綺麗な水だったが
何も釣れなかった・・・
そんな思い出がある

なので今回は温泉まで行き
その川で魚を釣ろうという計画だ

結構上流部なので川は小さいが落差はある
でも景色は変わらず綺麗

ここまで川が小さいと
魚のいる場所は限られてくるので
そのポイントを探りながら上る

小さいアタリがあった

またしてもオヌシかい(^^;)

カジカといえど魚はいた
これで目的の半分達成

その後結構カジカが釣れたが
他の魚の姿を見ることはできなかった

渓相はいい
こういうところではカジカに加え
元気なイワナの姿が見たいものだが・・・

この辺りで温泉のニオイがしてきた
注意深く周りを見ながら上ると

あった これかぁ

浴槽の底からは温泉が湧き出していて
溢れた分が川に注ぎ込まれている
硫黄泉なのでこれが魚が少ない原因か?

しかしカジカはたくさんいた
温泉が好きなのかもしれない

一応入浴できるようにタオルは持っていたが
あまりにも温泉の温度が低いので
(多分30℃台前半だと思う)
入らなかった

魚は釣れたし温泉まで行ったし満足

欲を言えば鱒族の顔が見たかった

轟ガロウ沢川 2

2007-08-13 | 環境
この川
ヤマメの釣り場は短いが
渓相的にとても好きだ
先日雨がちょっと降ったので
行ってみることにした

しかし着いてみたら全然水量は多くない
普通の状態だった
ここは雨後にいい型のヤマメが入ることがあるので
少しは期待していたのだが・・・

竿を出してみてもいつも通り
小さいヤマメが時々顔を出す程度

そしてまたカジカが釣れた

いつ見ても愛嬌があってイイ

この川沿いに
もう二十年以上前から道路工事をしているが
いまだに完成していない
しばらく休工だったはずだが
再開したようで重機の音が賑やかだ

タマ~に比較的良い型のヤマメも出てきた

釣り始めて1キロあるかないかくらいで
この川のヤマメ釣り場は魚道無しの砂防ダムに突き当たって終わる
砂防ダムがなければ素晴らしいヤマメの釣り場が
延々と展開していただろうと想像できる

ゆっくりと釣って約一時間半
いつ見ても砂防ダムは不気味なので
この日はチラッと見る程度で近くまでは行かず
竿をたたむことにした





張碓川

2007-08-12 | 環境
この川は以前からその形状からして
魚はいないだろうと思っていた

この川に架かる国道や旧道の橋からは
渓が深すぎて下りることができない

少しわき道に入り
無理矢理藪をこいで川に出た


ちょろちょろ流れる川かなと思っていたが
案外水量がある

魚がいてもおかしくない雰囲気はあるが
アタリは全くない

いかにも何かいそうな場所からも音信ナシ

しかし渓は陽当たりも良く
散歩を楽しむにはちょうどいい

どんどん奥に入るとやたら倒木が多くなり
ヤブコギも困難な状況となり
退散

この川に何か魚がいたら楽しいなと思っていたが
思った通り魚の姿を見る事はできなかった

濃昼川

2007-08-08 | 環境
この川 昔はよく行ったものだが
ここ4~5年素通りばかりだったので
ちょっと寄ってみた

一投目から小枝が釣れたか・・・と思ったら

これで自分的にはボウズ回避だ

そういえば去年もカニ釣れたなぁ
底、探りすぎか・・・(^^;)

続いてギンピカのQちゃん

なかなかバラエティに富んでいて楽しい

ここは一番最初に来た時は自然河川だったがもう十数年前に
河口からおそらく1キロくらい上流になると思うが
砂防ダムができた
一応魚道はついている
今回はその砂防ダムまでの短い区間での釣り

いきなりカニ、Qちゃんときたが
その後は全てヤマメだった

20cmまではいかなくても
15cm前後のが時々出る

あとはみんなチビちゃんばかりだったが
相変わらずそれなりに魚はいた

小河川だが自然河川部分も多く
雰囲気も楽しめる

やっぱり大きい魚はいなくても
藪釣りは楽しい

ゆっくり歩いても1時間半ほどで
砂防ダムに着いた
魚道を確認したがじゅうぶんな水量が流れていた
やや大きめの砂防ダムだが
魚道が立派に機能していることを願いたい


魚道画像追加です






花丘川3

2007-08-07 | 環境
昨年10月
久しぶりに訪れた花丘川はイワナの渓となっていた
そして以前よく釣れたヤマメは全く見られなかった

何故だろう?

どうも下流部が気になって仕方がないので行ってみることにした
上の写真はヤブを抜け川に出て下流を見たところ
奥にある山の手前で尻別川と合流している

しかしなんという川底護岸だろう
上流へ向かってもびっしりコンクリートの絨毯が
敷き詰められている

とりあえず竿片手に上流へ向かう

コンクリートの階段が現れた
この状態ではサクラマスなど上れないし
他の魚でも上りはしないだろう

この階段の上はどうなんだろう?
不安な気持ちで上がってみると
またコンクリートだらけだ

いったいどこまで続くのか?
どんどん先に進むと
またしても階段だ

いつの間にこんな状態になってしまったのだろう・・・
腹立たしい思いで階段を上がる

階段の上は更にびっしり・・・

体中の力が抜けてしまい
とぼとぼと前に進むと
また階段・・・

階段の下に少し深くなっている場所があるので
試しに竿を振ってみると

イワナがいた

多分上流から落ちてきたものだろう

そしてこの階段の上でやっと自然河川部分が見えてきたのかなと思ったが
近づいてみると川底は石なものの周りにはしっかり護岸が見られた

ここを抜けると川は少しだけひらけて川底は岩盤となる
川岸は変わらずしっかり護岸されている

ここでもイワナが釣れた
この状態ではもうヤマメが棲むのは無理なのだろう・・・


岩盤地帯を越えると橋を迎え
その上流はまたしてもコンクリートの連続だった

ここでもうこれ以上上流に行く気にはなれなかった

この上流部は昨年10月の記事
を参照してもらえばわかるように
小河川ながら美しい渓流となっている

何故ここまでしなければならなかったのか?
そしてこれからもその上流部さえ同じ状態にしてしまうつもりなのだろうか?

この川からヤマメが姿を消した理由は明白だった

消えてしまったヤマメ
コンクリートの階段と階段の僅かな隙間にいたイワナ

橋から上流を眺め
魚たちの無念の思いを感じながら
帰途についた