渓流IN北海道

釣り歩いた北海道の渓流を画像と共に語りたいと思います 環境を破壊し生態系をも変えてしまうムダな河川工事を無くしましょう 

気になっていた支流二

2009-08-31 | 環境

この川の本流は何度か行ったことがあるが
いくつかある支流には全く足を踏み入れたことがなく
実に気になっていた
もちろん行ったことがある本流にしても支流が合流する前の上流域限定
この支流はその本流の上流と比較しても私には若干大きすぎの印象

本流との合流点近くには既に車があったので
林道を数km走ってからの入渓だったが
まだこれだけ広くひらけた渓相だ

この川に似合わない短い竿で釣り始めると
いきなり強いアタリで竿が曲がった
グイグイ引っ張ってなかなかその姿を見せない

しばらくして上がってきたのは40cm弱の太ったニジマス

その後もコンスタントに尺前後のニジマスや
20cmクラスのオショロコマが釣れる

この流域
川はまだ比較的平坦だがそれなりに流れに変化があり
面白い

入渓から一キロ半ほどで軽い函となり
そこで脱渓することにしたがその先も期待できる釣り場が
結構長い区間展開されているように思える
そして川沿いには林道が続き
多少無理すればどこからでも脱渓できるのにも安心感がある
また折を見て訪れたい渓となった


イワナの宝庫支流二

2009-08-28 | 環境

この支流は前記事のイワナの宝庫支流より大きく
落ち込みの深場などもあり釣りの観点からは面白い

ここは同行の3人から許可がおりたので
試しに100mほど遡行してみた

いたる所からアタリがある
しかし魚が小さすぎてなかなかハリに掛からない

これが釣れた最大サイズ
この川も種川としての要素が大きいのかもしれない

この小滝あたりには尺まではいかなくても
20cm以上の魚はいてもおかしくないが
小さい魚しか見ることができなかった

ここで引き返そうかとも思ったが
この小滝の上流をちらっと見てみると
なかなか良さそうな流れが・・・

当然足が前に進む

しかし意外な事に上の画像で見える範囲からは
アタリがなかった
いかにもいそうなのに何故だろうか・・・?
手前の小滝くらいは簡単に遡上するはずなのに
タマタマ魚のいないエリアだったのか・・・?

その上流が気になったがどこまでも行くわけにはいかないので
ここで引き返したが気になる支流がまた一つ増えてしまった・・・

イワナの宝庫支流

2009-08-23 | 環境

私の習性というか
よほど小さな支流だったり
滝となって流れ込んでいる支流でもない限り
どうしてもその支流が気になってしまう

そして竿を持っていれば出さずにはいられない
この時も上流の3人を追わなければいけない状況だったが
つい吸い込まれるように入ってしまった

この川にもイワナがたくさんいた
本流と比べて魚体は小さいが数は多い

気になるのは魚の有無はもちろんだが
その川がこの先どのような流れ方をしているのかが
私にとって興味の焦点となる
しかしこの日はそんな時間はない
釣行距離30mほどで終了し本流へと戻った
機会が作れればこの上流を見てみたいと思う

イワナの宝庫

2009-08-21 | 環境

この渓は今年2度目
今回は道南からBOBさんが参加し
yamameさんchuelさんとの4人パーティ

前回脱渓した支流からの入渓となった

釣り場目指してひたすら下る
私以外はみんな歩くのが速いので
付いて行くのが大変だ
BOBさんがデカい

汗をかきながらやっとスタート地点に到着し遡行開始
大抵の場合私はシンガリからの釣りだが
今回は仕掛けを作るのに手間取り大幅に遅れてのスタート
ハナから3人の姿は見えない

竿を出すとすぐにイワナが釣れた
魚の多さは相変わらずのようだ

しかし予定の脱渓地点まではかなりの距離がある
釣れるに任せて釣っていてはとても3人に追いつかない
イワナを数尾釣った後は竿を出さず
景色を楽しみながら遡行に専念
前回来た時と比べたら水量はかなり減っていて
遡行は楽だがところどころに難所はある

その難所のひとつで自らのランディングに失敗
早々に水没となってしまったが
誰にも見られなかったのは幸いだった

あちこちに見られる良いポイントを横目に竿を出さないのは辛いが
仕方がない
その甲斐あって数時間後やっと3人に追いついた

聞けばもうかなり釣果が上がっているようだ

私もこのあたりから腰を据えて釣ってみた

前を3人のツワモノが歩いているので
大きな魚はほとんど出てこないが数は釣れる

私のような流派はこのような渓には向かないのだが
大場所が多くロケーションも良好だ

そうこうしているうちにまた3人の姿は上流へと消えていた
そしてまた釣りは適当にして
遡行を強化する

途中大場所はパスして
3人が狙いそうもないポイントを見つけてキャストしてみると
必ず魚が釣れる
それも後攻での釣りの
楽しみのひとつだ

楽しい時間はあっという間
すでに開始から9時間以上経過していた
いつものことながら
とてもそんなに時間が経ったようには感じられない

今年初めて足を踏み入れたこの流域
支流も含めてまた釣り歩いてみたいと思う








気になっていた支流

2009-08-14 | 環境

前回この流域に来た時に
本流とこの川の合流点まで釣り上ったが
時間の関係でこの川に入ることができなかった
それ以来この川が実に気になっていた

今回は朝一番でこの川へ入ってみた
早速小型のニジマスがアタリを見せる

その後は細かいポイントまで
ほとんどの場所でアタリがある状態が続いた

魚種はニジマスに限らず
イワナも多い

この日の最高は35cmだった

それに加えて時折オショロコマも・・・

この川には低い堰堤が一つあるだけで
魚の往来に問題のある砂防ダムなどは無いようだ
そのせいか実に魚がたくさんいる

川の流れもそれなりに変化を見せて
格好の魚の住処を造り出している
そして人工工作物が施された川とはまるで違う自然河川の
素晴らしさを感じることができた

この川はまだまだ奥が深くて楽しい釣りができそうだ
近いうちに再訪してみたいと思う



終わりかけの流域

2009-08-12 | 環境

数年前もこの本流に立ってみたが
ろくに魚の姿は見られなかった

今回は前回よりかなり上流に入渓
釣るのは初めてのエリアだ
林道から見る川にはいくつかの人工工作物があった

いずれも魚道はない
敢えてその工作物の上流に入った

渓相はなかなか良いし
いかにも魚が群れていそうなプールなどもあるが
全くの見掛け倒し
魚はいない

しばらく釣り上ってかろうじて2尾のオショロコマの顔を
見ただけだった

これだけの流れに僅かな魚しかいないのは
人工工作物の仕業でほぼ間違いない
この更に上流にも同様の工作物があるので
魚にとっては下ることはできても上ることができない不自由な流域

そして脱渓した場所にあったいかにもポイントから
真っ先に飛び出してきたのは

これが最初に来るようでは他の魚がいる可能性は低い

良い川なのに配慮に欠けた人工工作物によって
もうすぐ終わってしまいそうな川・・・そんな印象だった




二十年越しの小渓流

2009-08-10 | 環境

この川も今まで何度も車で橋を渡りながら
一度も入渓したことがなかった

この小さな川の存在を知ったのはもう二十数年前
なのに何故今まで入ったことがなかったのかは
自分でもわからない
ただ気になっていながらも
「気が向かなかった」
ということなのだろう

この日は気が向いていた

入渓早々小ぶりのオショロコマが釣れる

気が向いているから多少の藪も突破して
どんどん上流へ向かう

大きなポイントはほとんどないが
ポイント毎に魚が飛び出してくる
魚の数は多い
イワナもいたが数は少なく魚種はほとんどオショロコマ
時折それなりの型が姿を見せる

この川が注ぐ本流にはあまり魚がいないが
この川にはぎっしり詰まっているようだ
きっと住み心地が良いのだろう

奥へ行けばどんどん川幅も狭くなり
藪気味となってくる
こういう渓相が魚影の濃さを保つ理由かもしれない

このような川は種川として大切にしなければいけないと思う


大間違いの渓

2009-08-03 | 環境

少し前からかます草さんと密かな計画を立てていた
川沿いに林道のない川の支流を下り本流を合流点から釣り上がってみようという計画
この日はそれを実行に移した

まず支流に出なければいけないのだが
その支流に向かう道路は途中で通行止め
その脇に川まで続いていそうな道があるが車は通れそうもない
二人で歩きで川を目指す

道は上り下りを経てどんどん下り始めた
やがて川のせせらぎも聞こえてきた
しかしその道は間もなくただの藪となり行き止まり・・・
川はかなり下に見えているが
仕方ないのでチョロチョロと流れる沢を頼りに崖を降りる

そして降り切った場所が冒頭の画像
川はボサに覆われ高低差もあり下りとはいえ歩きづらい
最初のうちは全く竿は出せないが
やがて何とか釣りになりそうな流域となり
そこからは釣りながらの下り
しかし全く魚の姿がない

いかにもなポイントはたくさんあるのだが・・・

数時間経った頃からやっとイワナが姿を見せ始める

目立った支流などないが山全体から水を集めているのだろう
水量もかなり多くなってきた

イワナはそこそこ釣れて楽しいが
今回の目的は本流の釣り上がり
合流点までは遠い・・・

川は相変わらずの急流で
なかなか穏やかさを見せない
もうどれくらい下っただろうか
この時点で二人とも結構足にきていた

そして4時間以上かけてやっと合流点らしき場所が見えてきた

やっと着いたか・・・と思いながら何気なく本流の流れを見て愕然とした
支流は本流の左岸に合流しているはず
ならば本流の流れは右から左へと流れていなければおかしい
・・・なのに目の前の川は左から右へと流れている
わけのわからぬまま川へ出てみてすぐにピンときた

それは見慣れた風景だった
どうやら行き止まりの林道は本来目的としていた川とは180度違う
逆側の川へと流れる支流に続く道だったようだ
出てしまった川は昔から馴染みの深い川の下流部
そして今下ってきた支流は最近はご無沙汰していたが
これも昔から私が雨後の穴場として通っていた支流
しかし完全に降り切るまで全く気づかなかった
一応釣り上りと釣り下りでは景色がまるで違う・・・
というのを言い訳にしておきたいが同行のかます草さんには
迷惑をかけてしまった
だが出てしまったものは仕方がないということで
そこで竿を出す

そして数尾のヤマメの顔を見させてもらった


だが問題はここから
車の置いてある場所に戻るには8km以上延々と続く坂道を
登り続けなければならない
こういうときに限って晴天で気温も高い・・・

半分くらいまでは頑張って歩いたが後半はバテバテ
こまめに休憩を入れながら少しずつしか進めない
途中にある湧水で体を冷やしながら頑張って登る
汗は出尽くして全身ずぶ濡れだ


そして3時間以上かけて車まで辿り着いた
そして車中にある何本かの水分を全部一気に飲み干し
全裸となってクーラーで体を冷やした
そして何とか命はとりとめることができた

また思い出に残る釣行がひとつ増えたと
喜んでおくことにしたい