渓流IN北海道

釣り歩いた北海道の渓流を画像と共に語りたいと思います 環境を破壊し生態系をも変えてしまうムダな河川工事を無くしましょう 

懐かしの渓健在

2009-06-29 | 環境

この日は某草さんとの釣行
彼と釣りに行く場合は
お互いのマニアックな思考が絡み合い
結局探渓的な釣行になる事が多いが
タマにはダイナミックに爆釣を狙おうという話になり
深夜札幌を発ち朝もやの渓に立つ

ここは私が気に入っている川
じっくり釣るのは20年ぶりくらいになる
某草さんからは他の河川も候補としてあがっていたのだが
無理矢理ここにしてもらった
それにここならフライを振りにくいということはない

早速イワナが顔を見せる
完全に明るくなるまでは某草さんのドライへの反応は
それほどでもなかったが明るくなってからはまさにビシバシ状態

そんな中
またしてもコレが・・・

最近流行なのか?・・・


この川は下流域からせいぜい中流域くらいまでしか
釣ったことがない
この日はもう少し上流の景色を見たいというのも
ここを選んだ理由のひとつ
徐々に段差が多くなってきていい感じだ

魚もたくさん釣れる


ここから出てきたのは尺上のイワナ

まだまだ中流なのだが
餌が心もとなくなり
途中で川原を掘ってミミズを調達
こんなことはあまり記憶にない


某草さんもかなりの数を釣っているはず・・・


この辺まで来るともう川沿いに道はない川通しの流域
それがまた魅力のひとつだ

遡行開始から既に9時間以上
ついに函の様相を呈してきた
上の画像の函は右からかわせたが

ここは厳しい
左側の斜面に取り付くにもその手前の水深が
首以上ある
ここを普通に行けるのは道南の某巨人さんくらいのものだろう・・・

この上流が気にはなるが今回はここでタイムアップ
いつかこの上を見てみたいものだ・・・





魚の亡霊

2009-06-26 | 環境

この川の下流域には何度か釣りに入った事があるが
上流域は全く知らなかったので探渓に行った

林道から急な崖を滑り降りると規模は小さいながらも
小気味の良い渓相

竿を出すと一発でニジマスがヒット

15cm~25cmと小ぶりのものが多いが
魚影は結構濃い
ポイント毎に必ずアタリがある

そしてどんどん遡行していくと
あるポイントでガツンという結構大きそうなアタリ・・・

しかしただ重いだけで引っ張られない・・・?
上げてみると

ナニコレ・・・!?


どうやら魚の中身のようだ
もう長く渓流釣りをしているが
こんなのを釣ったのは初めてだ
ムナビレや歯も付いている
生きていれば40cm近くあるかもしれない

釣られてバラバラにされてしまった無念を
亡霊となり私に訴えようとしたのだろうか・・・

それにしても私も昔は腹サキなどもしたものだったが
こういうやり方は見た事がない
せめて子孫繁栄の為、川の栄養素となるようにと
丁重に水中へ葬った

川は間もなく二股になったが
左側に入ってみると魚の気配が全くない
最近釣り人が入りキープされてしまった為だろう
その証拠に右側へ入ると今まで通りのアタリがあった

そしてまたしても重そうなアタリ・・・
今度は生きた魚で確実に尺以上はあったが
残念ながらバレてしまった

ここは魚道のない砂防ダムの上
いつまでも魚の棲む流域であって欲しい




藪川のイワメ

2009-06-24 | 環境

この川に入るのは初めてで
その流程からしてそれなりに雄大な川かと思っていたが
着いてみたら予想を裏切り結構小規模な上に藪川だった

私的にはそれほど問題はなく
あちこちのポイントからは小さなイワナが何尾も出てきたが
同行のマニアックFFマン某草さんは入渓地点では結構苦戦している様子

餌某を某草さんに渡し景気付けに1尾釣った以後は
彼も調子が出てきたようでドライにビシバシとヒットさせている

そんな中私にコレが釣れた

ここにもいるのか・・・

釣り上がるも川は相変わらずの藪模様だが
上流の様子を眺めると若干ひらけてくるような気配・・・

それにしてもここのイワナは何故か黒いのが多い

それから間もなく某草さんが
会心の尺上イワナを釣り上げた

川も予想通りひらけて釣りやすくなってきたので
どんどん上流へ向かう

そしてまた

某草さんによるとサクラマスが遡上するも
川にオスヤマメが少なく代わりにオスイワナが産卵に加わった場合
こうなるらしい
さすが水産系専門家

川は急勾配で流れていて流速も速い
しかし魚はたくさんいた
もう何尾の顔を見たかわからない
そしてまた

確かに釣れるのはコレ以外はイワナだけなので
さっきの某草さんの話は頷ける

更に上流へ向かうと再度藪模様が厳しくなってきたので
協議の結果引き返すことにした

久しぶりの藪川長距離釣行だった







道央の渓支流

2009-06-22 | 環境

ここはすぐそばを何度も通りながら
一度も釣りをしたことがなかった
私にとっては近くて遠い川
しかし先日何故か気が向いたので
ふらりと寄ってみた

周りには釣り人らしき痕跡がたくさんある
あまり期待はしていなかったが
入渓してすぐに魚の姿を確認
ちょっと本腰を入れて竿を出してみると

良型まではいかないが
まあまあのヤマメ
しかもたくさんいるようだ

釣り上がると意外なことにそのまあまあが
次々に釣れる

タイミングが良かったのか
この川にとってはこれが普通なのかわからないが

何故今迄ここに来なかったのかという気持ちになってくる

渓相も悪くないしこれだけの魚が自然繁殖しているのならば
嬉しい事だ

先入観にとらわれてはいけないということを
あらためて教えられた
何事もやってみることが肝要なのだと・・・

今後はこの川の動向も気にしておきたいと思う

RAINY DAY 5

2009-06-18 | 環境

最後の締めをどこの川にするかを決めるのに
私は有名河川とマニアックな河川一本ずつかげまるさんに提案してみた結果
かげまるさんはマニアックな方を選んだ・・・
というわけで藪川に着いた
考えてみたらここには秋にしか来たことがない
初夏はそれに輪をかけた藪状態
しかしかげまるさんの藪川ルアーテクニックからして
十分範疇であると判断した

藪を猫のようにくぐり抜けるかげまるさん

ここは実に小さな川だが何度か釣りに来て
なかなか侮れないという印象
早速かげまるさんは良型のヤマメを次々に釣っている
私にもそれより少し小さめのが挨拶してくれる

画像ではわからないが
川の上に覆いかぶさっているほとんどの葉には
ぎっしりと毛虫が付いていた

そこをくぐり抜けて行くので当然体のあちこちに毛虫が付いてしまう
それをお互いに払い落としながらの遡行となった

ここの釣り区間は短いがこの日も締めの川として
十分楽しませてもらった

次回は毛虫のいない季節に・・・


RAINY DAY 4

2009-06-17 | 環境

次にかげまるさんと向かったのは
7~8年ぶりの渓
昔はよく入っていたがいずれもワンポイント的な釣りだった
かといってボーズの記憶もない

既にあちらこちらに釣り人が入っている様子だが
いかにも駐車しやすく川にも近く釣り人が頻繁に入りそうな場所が空いていたので
そこから入渓
するといきなりかげまるさんがなかなかいいヤマメを釣った
同じ場所で私がやるとイワナ

次のポイントでもかげまるさんがヤマメで私はイワナ

やはりヤマメの方が泳ぐのが速いようだ

間もなくかげまるさんは何故か勢いがついて
あっという間に上流へと姿を消して行ったが
それ以降は私にもヤマメが釣れた

ルアーでは狙いそうもない小さなポイントを選んで探っていくと
結構魚がいる
それの繰り返しをしていると必然的に進むのが遅くなり
途中水没してしまったのもあって
かなり遅れて上流の橋に到着
かげまるさん大変お待たせいたしました
m(__)m

いつもあまり期待せず気軽に入っていたこの川だが
今回は短い区間とはいえ楽しい釣りだった
途中見かけた支流がどうも気になるので
今年もう一度行ってみようかと思っている



RAINY DAY 3

2009-06-16 | 環境

2本目の本流は良い渓相の連続で人気があるのも頷ける
今迄は下流のペロ~ンと流れる流域でばかり釣っていて
この日の流域は初めてだった

しかしその渓相とは裏腹
先を行くかげまるさんはなにかしら釣っているようだが
私には寄り道した罰なのか何のアタリもない

後で聞くとかげまるさんはヤマメが数尾の釣果だったらしいが
私は

のみだった

もう少し魚がいても良さそうだが・・・
下流域での印象はヤマメがたくさんいる川なのだが
解禁早々みんなお持ち帰りされてしまったのだろうか・・・

または下流域からの間に何か原因があるのかも・・・
次回は下流からずっと釣り上がってみたい

川は間もなく函となり脱渓することにしたが

ここの深みから何の反応もないというのは
どうも不自然さを感じる

この上流域も含めて近々また行ってみようと思う

RAINY DAY 2

2009-06-15 | 環境

次の渓に着き入渓すると
すぐに横から岩をかみながら細流が流れ込んでいる
ちょっとだけ入り込んで竿を出してみると

イワナがいた

こうなるともうちょっと上を見たくなる
・・・がすぐに滝が現れた

しかし滝の上流を見てみると
何となく平らになっているような気配・・・

そうなると見てみないわけにはいかない

そそくさと滝を登ると普通ならいかにも魚がいそうなポイントがあった
早速竿を出してみる

しかし何もいなかった・・・

もう戻らなきゃ・・・
本流を遡行しているかげまるさんは
もうかなり上流まで行ってしまったかなと思いながら戻ると
予想に反し割と近くでキャストしていた
そして
「きっとあの支流に入ると思ってたから」と・・・

大変恐れ入りましたm(__)m

RAINY DAY

2009-06-14 | 環境

全動的に雨の予報
どこへ行っても雨なら少しでも雨量が少ない方がいい
ということで西に向かった
問題はどの川を選択するかだが
ヤマメ解禁間もないこの時期、多少の雨でもヤマメ師達は
動くだろうと予想しヤマメ皆無の渓に決めた
問題は雪代
この季節にこの川へ入渓したことはないので
水量の予想がつかない
着いてみると増水しているものの
何とか釣りにはなりそうだ

同行のかげまるさんは
早速イワナを釣っているが
私にはしばらくの間全くアタリがなかった

それにしても見た目より水の圧力が凄い
歩くのにかなり体力がいる
しかもこの川は林道がない
行きも帰りも川通しだ
あまり深追いはしない方がいいかもしれないな・・・
と思いながら釣り上がると私にもアタリが出てきた

イワナ

オショロコマ

いずれもまあまあの型だった

雨はほとんど降らず青空も見えている
このまま行きたい気持ちもあったが
体力的には若干不安がある

二人とも魚の顔が見れたところで
協議の結果この渓には水量が落ち着いた頃また来ることにして
他の渓へ向かう事に決定


私はこの渓の最上流域で思い切り転倒し
竿を折ってすごすごと退散した思い出がある
もう20年近くも前の事だ
近いうちにあの思い出の流域への再訪がかなうことを
楽しみにしている


近郊の渓上流

2009-06-11 | 環境

この渓の上流部にはここ2年間ヤマメが放流されていない
それまでは毎年のように放流されていたわけだが
2年間放置された流域がどのような状態になっているのか気になっていたので
他の渓へ行こうと言うゆいのじじさんの提案を強引にねじ曲げて
ここへ付き合ってもらった

まずは支流からの入渓
ここの小さな滝下には

しかいなかった

本流へ出るとすぐ下流には砂防堰堤がある
魚道は無い

魚の遡上はほぼ不可能と思われる

本流を上流へ向かう

良いポイントはたくさん見られるが
ほとんどアタリはない

大場所もあるが魚の姿は見られない

更に上流へ向かったところで

良型のカジカが出た
ゆいのじじさんも同じ場所でカジカを釣り上げている

渓相はいいのだがやはりこの流域は
魚は少ないようだ

そして魚道なしの大きな砂防ダムを越えた更に上流域へ移動
2年前まではこの流域にはこの季節
放流されたヤマメの稚魚がたくさんいた


しかし景観の素晴らしさとは裏腹

この流域では私は全く魚の顔を見ることができなかった

しかしゆいのじじさんは数年前に放流された残りヤマメを釣った
ヤマメに対する想いや愛情の違いだろうか・・・

でもきっとそのヤマメも卵から育ててくれたゆいのじじさんに
会いたかったのかもしれない・・・何となくそんな気がしている



ヤマメ解禁日2009 R3

2009-06-08 | 環境

最後に選んだのは前記事と同水系の支流
橋から入渓するといきなりヤマメが釣れた

これはまだ今日は釣り人が入っていないのかと期待したが
少し遡行するとすぐに足跡発見
それに伴い魚の反応も少なくなってきた

それでもこの日最初に行った川と比較すると
全然釣れる

この川、規模は小さいがヤマメはかなり多いようだ
川底もヤマメの繁殖には良さそうな印象

平渓で遡行も楽だ
しかし釣り人の足跡ばかりではないので
注意は必要

この川は過去にワンポイント的に釣った事はあるが
長い距離を歩くのは初めてで全体的に蛇行が多く見られ
魚の住処はたくさんある

しかも砂防堰堤類がほとんどなく
自然のままの状態にかなり近い

この日は魚の往来を妨げるような
河川工作物は一切見ることがなかった
反面、釣果は良くなかったが
自然河川の中での釣りは大いに楽しめた一日だった






ヤマメ解禁日2009 R2

2009-06-05 | 環境

移動してきた渓のお目当ての場所には
残念ながら先客の車があった
仕方なくやや下流から入渓
朝のものか前の日のものかわからないが
ここにも足跡はある

それでもそれなりにアタリがあった

先程までの川とは状況が違う
それだけ魚影が濃いということだろう

ここでは小雨とブヨの攻撃に遭った
私は蚊取線香作戦であまり被害はなかったが
無防備で来てしまったSさんは
ビニール袋をかぶり目のところに穴を開けての遡行

しかし鬱陶しさこの上なかったようで
間もなく脱いでしまい結局ブヨにボコボコにされていた

ある程度遡行したところで今度は最上流域にワープ
ここでもまあまあの釣果があった

最終的に藪領域に突入
しばらくの間頑張ってみたが

このような状態が続くようになりこの川は終了

一雨後のタイミングなら結構期待できる場所なので
機会があれば今年もう一度くらいは行ってみたいと思う



ヤマメ解禁日2009 R1

2009-06-04 | 環境

今年の解禁もSさんとの釣行となった
今回は行程を全てSさんにお任せした

しかし天気予報ハズレで
あいにくの雨模様
そしてほぼ夜明け共に現地到着したが
先着者2名アリ

二人とも上流へ向かうということなので
やむを得ず釣り下がることにした

しかし川原には昨日のものと思われる足跡でいっぱいだ
おそらく解禁前にキープしてしまおうという釣り人のものだろう
それを裏付けるかのように極端に魚影は薄い

ヤマメと

イワナを
釣り人が見落としそうなポイントで数尾釣るも
いかにもというポイントからはほとんど魚信がない

本命の川だったが状況があまりにも悪い為
移動する事に決定

しかしここは季節を変えて
再度入ってみたいと思う




近郊の渓探索二

2009-06-02 | 環境

ヤマメ解禁前日
天気は良くないが日曜日なのでどこかへは行こうと思っていた
しかし当然ヤマメのいる場所へは行きたくない
そこで以前より気になっていた近郊の渓へ行ってみた

渓相はなかなかのものだが
何しろ下流に砂防堰堤がある
魚がいるかどうかは疑問だがとにかく竿を出してみた

いかにも魚がいそうな場所は随所に見られるが
何の反応もない

周りの景色もいいし
水量も水温もちょうど良さそうなのに
何のアタリもない

そしてここに魚がいないとおかしいと言える場所でかなり粘ってみたが
ここでも魚からの反応は皆無だった

やむなく引き返す事にしたが
この川が注ぐ本流には魚はたくさんいる
なのにこの川のこの状態で魚が皆無という事は
本流との合流点からすぐ上にある砂防堰堤のせい以外の
ナニモノでもないだろう

近い将来この川にも魚が戻って来れるように
砂防堰堤の改良を期待したい