渓流IN北海道

釣り歩いた北海道の渓流を画像と共に語りたいと思います 環境を破壊し生態系をも変えてしまうムダな河川工事を無くしましょう 

谷藤川

2008-04-30 | 環境
この川の下流部は護岸+堰堤で
かわいそうな事になっている
そして上流にも魚が間違いなく上れない
大きな砂防ダムがある

しかしその中間や砂防ダムの上流は
小さい川ながらも渓相が良く素晴らしい

今回は中流域で少し竿を出してみた
いかにも魚がいそうなポイントはたくさんあるが
やはり閉ざされた渓
魚はあまりいないようだ
放流の生き残りと思われる中型のニジマス1尾
だけの釣果だった

下流部の堰堤群を改良すれば
少なくとも大きな砂防ダムまでは魚が上れる
そして大きな砂防ダムにも魚道を付けてあげられれば・・・

砂防ダムの魚道はともかく
下流の堰堤群を魚が上れるように
最初から施工しても何の不都合もないように思える

そう感じる川が最近やたらと多い

鳥居沢川

2008-04-26 | 環境
この川も橋を渡るたびに気になりながらも
今迄一度も入ったことのない川だった

全体的に水深は浅いが蛇行していて
ところどころにエグレや深みがみられるという
なかなかそそる渓相をしている

季節的に浅いところはパスしてそれなりのポイントを
拾い釣りしてみるがいかにもいそうな場所からも何の反応もなかった

あまり長い距離を釣ったわけではないが
この川では魚の顔は見れなかった
やはり先述の小滝の沢川同様本流の状態が良くないか
または上流に何か原因があるのかもしれない

一度釣りに入って釣れなかったからといって
結論を出すわけにはいかないので
また折を見て入ってみようかと思う


厚別川 5

2008-04-23 | 環境
この川のあしりべつの滝上流には何度か行っているが
一度も魚を釣ったことがない
あしりべつの滝は間違いなく魚止めなので
その上流に魚はいないと思っていたが近郊マスターの話によると
放流ニジマスがいるという

試しに今迄釣ったことのある流域より
もっと上流に入ってみることにした
上の画像は川が二手に分かれるところ

今回は本流である右側には行かず
あえて左の支流に入った

ご覧のように一瞬川はひらけた渓相を見せるが
すぐに藪気味となる

二股手前では魚の反応は無かったが
この支流に入ってすぐ小型ニジマスが釣れた
放流の生き残りか繁殖しているのかは定かではないが
この流域で見る初めて魚だった

何尾か釣るうちに川はどんどん藪度を増す

藪もここまで来ればもうお手上げだ
川はさらに二手に分かれ深い藪へと消えて行った







小滝の沢川

2008-04-18 | 環境
行きたい川はどこかと自問してみると
数限りなく出てきて道内だけに限ったとしても
行き尽くすのは不可能に近い

ここも比較的近い距離にあるのに
なかなか行く機会がなかった
想像では場所的にいじくられた川かなと思っていたが
良い意味で全然違った

ここには思っていたより遥かに自然が残っている
早速竿を出してみたが残念ながら魚の姿を見る事はできなかった
渓相的には魚がいてもおかしくはない
逆にいない方が不自然なくらいだ
多分ずっと下流にある魚が上れない人工工作物が影響しているのだろう

川の名前の通りいくつか小さな滝がある雰囲気のいい川だった
いずれも魚が上れないような滝ではない
今でもいくらか魚はいるとは思うが
近い将来下流の環境が整えられて
ここでたくさんの魚が見られるようになって欲しい



千代志別川3

2008-04-16 | 環境
先月下旬、雪代覚悟で行ってみると増水気味だが
十分竿は出せる状態
早速少し上流まで車を走らせると見慣れない景色が広がっている

「川が泣いている」にも書いたが下流にあった魚が上れない堰堤が全て
階段状に改良されていた

どういう経緯でこうすることになったのか分からない・・・が
見かけは悪くても喜ばしいことだ
これでこの川にもヤマメが戻ってきてくれることを期待したい

その堰堤が改良
すぐに出てきたのはアメマス
水温が低く魚の活性は低いが
その後も数尾のアメマスや放流ヤマメが釣れた

一昨年来た時はすぐにやめてしまったが
今回は少し上流まで行ってみた
釣りながら下流の堰堤が改良されたことが嬉しくて
頭から離れなかった
他の川の砂防ダムや堰堤も徐々にでも改善されていくことを願っている

帰りは林道に出て雪をこいで歩いた
今年はあちこちで雪をこいだが
雪に埋まりながら歩くことがいかに大変かを思い知らされた冬だった




小糸魚川 4

2008-04-15 | 環境
この川の下流域はどうなのか・・・が
日頃から気になっていてかげまるさんはじめ
複数の方を誘ってはみたが
住宅街はちょっと・・・と断られ続けていた
いつか一人でも行こうと思っていたが
先月かげまるさんと同行の際に行ってみると
霧がかかっている

これは通行人からも見えにくいだろうということで
かげまるさんにしぶしぶOKをもらい河口から釣り上がる
第一関門の国道の橋も都合よく霧に煙っている

この日はブドウムシが調達できずやむを得ず柳虫を使った
間もなくヤマメ、アメマスと連続HIT
これはもしかして・・・とも思ったが
後は続かなかった

しかもだんだん霧が晴れてくる
そして散歩中の方からも声を掛けられる

川は単調な流れだが案外深いところが多く
魚が身を隠す場所もないわけではないのだが・・・

霧はここまでくると皆無となった
ここより少し上流まで行っても魚からの反応がないし
やたら人がたくさん歩いているので協議の結果引き返すことにした
下流域の現状としては魚はいないわけではないが数は少ないといったところだろう

引き返した地点から数百mで川はほぼ自然河川となる
河川工作物があまりなかったこの川に巨大砂防ダムが造られるのは残念だが(建設中)スリット式なのがせめてもの救いだ・・・

厚別川 4

2008-04-11 | 環境
先日久々に厚別川に行ってみた
この季節に来るのは初めてだが天気もいいし
雪代もほとんどないし水温もやたら低いというわけではなく
決して釣れない条件ではない
二人で1時間ほどやってみたが
魚の姿さえ全く見る事はできなかった
この川のこの区域の渓相は相変わらず素晴らしい
ここにもあそこにも魚がいそう・・・という雰囲気だが
魚が放流された後以外はここであまり魚を釣った記憶がない

やはり少し下流の堰堤が影響しているのだろうか・・・
それと千歳川もそうだがここの下流部はいつ見ても濁っている
千歳川の濁りの原因はわかっているがここは何故だろうか
しかし千歳川は濁っていても魚は遡上してくる
ここも魚が遡上できる環境であれば支流域も含め
もっと魚達で賑わう要素を持った川だ
千歳川もこの川も水系は同じである
事実4~5昔前まではここに天然のヤマメが溢れていたのだから
環境を整えれば復活しないわけがない
何とかしたい川の一つだ


秘境の小川

2008-04-09 | 環境

ここに初めて来たのは
もう20年近く前のこと
渓流というより崖を流れ落ちる小さな水流という印象
顔を見せてくれたのはオショロコマ
よくこんなところに・・・と感動した

ここにルアーマンである某猫さんを引きずり込むのにはためらいがあったが
この川の見晴らしがいいのは晩秋から早春にかけてしかないので
ちょっとだけということでお付き合いしてもらう

魚はこんな流れだけに決して多くはない

今回もオショロコマには会えた
それと今回は何より景色を見たかった
夏場は見通しが悪すぎる

この川でルアーで釣るのは難しいと思っていたが
某猫さんは提灯釣法でしっかり1尾GETしていた・・・
恐れ入りました

この滝の上まで登って引き返すことにした
川はまだまだ続くがまた今度ということで・・・

ここには堰堤や砂防ダムはない
時々海から別の魚も上ってくるようだ

この秘境のオショロコマ
いつまでも元気でいて欲しい






錦多峰川 3

2008-04-08 | 環境
前記事の苫小牧川の帰り
国道は吹雪の為大渋滞で大変な目に遭った

翌日も釣り人の部屋の釣野さんと
胆振釣行の予定だったがこの状況を報告したら
さすがの釣野さんも釣行をためらうかなと思って連絡したら
行かないなんていうことは全く考えていなかったようで
予定通りの釣行となった

いつものルートが通行止めで
再度大渋滞にハマりながら昼頃現地到着・・・
しかし川の上流に向かう道路が吹き溜まりで
事実上通行不可能・・・

協議の結果来たからには下流部で竿を出しておこう
ということになった

昨日と違って青空は見えるが
車外に出ると強烈な風が吹き荒れている
これでは私はともかくフライは厳しい
しかし苦にする様子もなく釣り上がっていく後姿
エサでやってみても竿が強風にあおられ
アタリをとるのは難しい
こんな時は以前の私の流派「ウキ釣り」が適しているが
その用意はしていなかった

とりあえず少しの区間釣り上がってみたが
二人とも釣果なしに終わる
強風のせいで寒さが厳しくそれ以上は無理
ということで合意し撤収
再度渋滞の中を帰途についた

渋滞は苦にする方だがそれを差し引いても
この釣行はとても有意義だった
魚は釣れなくても川を知ることができる
その喜びの方が大きい

単独では渋滞した時点で引き返したかもしれない
この貴重な経験は釣野さんのおかげであり
渋滞の車中では興味深い話をいろいろ聞けて
釣れなくても満足できた楽しい釣行だった




苫小牧川2

2008-04-07 | 環境
今年2月末
シェルパのJさんに連れて行ってもらった
苫小牧川
雪が降っていたがせっかくだから釣ってみることにしたが
雪が深く歩くのにかなり体力がいる
昨年まで現役のシェルパのJさんや
何かが猫並みのかげまるさんについて行くのがキツイ・・・

同行のかげまるさんが数尾の魚影を見たらしいが
結局3人とも釣れずに終わった
道路に出た頃には猛吹雪となり
車も半分埋まりかけていた

釣り人の部屋で昨日の苫小牧川の画像を見た
場所はこの画像より上流部だが
一ヶ月ちょっとでずいぶん風景が変わるものだ・・・

登別川 2

2008-04-04 | 環境
一昨年の12月に釣行して全く魚が釣れなかったので
(実際は鮭が掛かって竿だけが残った)
気になっていたが再度訪れたのは今年2月

またしても冬だが今度は鮭はいない
景色はいいがやはりちょっと川幅広過ぎで
当然のように濁っている
しかも何となく温泉の香りが・・・

更に前にもまして川底がヌルヌルだ

今回はかわせみさんと一緒だったが
かわせみさんは全然上ってくる気配がない
あまりにも滑るので止めたようだ

ポイント的には素晴らしい場所もあるが
今回も魚は釣ることができなかった
しかしかわせみさんは何かの稚魚がたくさん泳いでいるのを
見たらしい
おそらく鮭稚魚だと思うが鮭が上るということは
他の魚がいてもいいのではと思う

今度は夏場に行ってみよう



毛白老川 2

2008-04-01 | 環境
正月早々かわせみさんかげまるさんと3人で出発
途中シェルパのJさんと合流し新年のご挨拶がてら
本年渓流初釣り

現地に着くと当然の事ながら
やたらと水が冷たい
何も釣れないかも・・・などと話しながら
上下二人ずつに分かれる

私はかげまるさんと釣り上がったが
しばらくは予想通り二人とも魚からの反応は皆無

そしてかろうじて数尾の魚の顔は見れた


・・・がこの堰堤が終着地点

この上流にも砂防ダムや堰堤があり
魚の遡上はほぼ無理だ

帰りがけに猟師の方と出会う
冬でも眠らない熊もいるらしい・・・