
この川へ足を踏み入れたのは
昨年が初めてだった
下流域は広く浅くあまり食指が伸びる渓相ではないが
それほど長い川ではないし
地形的に少し行けばそれなりのポイントもありそうだ

比較的穏やかな流れの中から
頻繁にイワナが飛び出してくる

大きいのは少ないが同行のAPさんも
ドライにビシバシとヒットさせている

上るに連れ両岸がぐっと近くなり
引き締まった渓相になってきた
型は小さいが相変わらずイワナは多い

しかし残念な事にこの川は
下流から魚の遡上ができない状態になっている
いるのは陸封されたイワナ達のみ

徐々に落ち込み+プールが連続する
胸躍る状態になってきた
このあたりまで来ると時々比較的良い型のイワナも
出るようになってきた

毎度の事ながらどの辺まで釣り上がろうという計画はなかった
もう結構な距離を歩いたが持ってきた飲料水は500mlしかなく
飲み方の配分が難しい
かなり汗もかいていたが一気に飲んでしまうわけにもいかない
やはり夏の渓では飲料水は重くても余分に持って行った方がいい

水量が徐々に少なくなり
やや高低差のある渓相となってきた
しばらく行けばもうそこはこの川の源流域だろう
まだまだ行きたい気持はあったが
帰りの体力を考慮して引き返すことにした

この上流へは十分な水分を持参した上で
再挑戦してみたいと思う