渓流IN北海道

釣り歩いた北海道の渓流を画像と共に語りたいと思います 環境を破壊し生態系をも変えてしまうムダな河川工事を無くしましょう 

夕張川支流三

2008-10-31 | 環境

今回は気になっていた夕張川水系の探索

この水系は本流の水の色からして
今まで渓流釣りの観点からはあまり関心がなかったが
昨年辺りからそのイメージが変わってきた

今回最初に入ったこの支流三も
本流とはまるで違う透明できれいな水が流れている

全体的に水量が少なく浅めの渓相だが
ところどころに魚がいてもおかしくないポイントが点在している

ところで今回同行してもらったのはかます草さん
行き先を決める時に私が提案した4つのコースのうち
一番魚が釣れない可能性が高いこの夕張川支流探索を指定してきた
私より一回り以上も若いが何となく同胞意識を感じたりしている

入渓し二人で釣り上がるも
想定内ではあるが全く魚影が無い
ここにいなきゃおかしいと思われるポイントでも
全くの無反応だった

結果としてはこの滝下で
Qちゃん5尾

とりあえず魚はいたが
いない区間が長すぎる
季節的に魚の活性が鈍っているのかもしれないが
その数が極端に少ないのは間違いない
滝は綺麗だったがちょっと残念な川という印象が残った


道南遠征2008秋-2 支流編

2008-10-27 | 環境

複数で釣行の際、大抵の場合私は後方を進む
先日の道南の渓でyamameさんが前方で
足を止めて爆釣モードに入っている隙に
たまたまその付近に流入している小さな支流があったので入ってみた

水深もなく水量も少ない
しかしかつて道東のこんな川で
オショロコマが爆釣だったことがある
決して侮れない

少し上がると水深はないが流れがゆるやかな場所があったので
岩陰から覗いてみると途端に魚の群れが上流に走った

感動した
これが本来の自然の川の姿
この光景を見ることができただけでも
ここまで来た甲斐がある

竿を出してみると
大きい魚はいないが次々とイワナが釣れる

下のポイントでは魚がたくさん泳いでいるのが見えた

僅か数十mだったが
素晴らしいものを見ることができた
ここはこの水系の貴重な種川なのだろう

いつまでもこのままであって欲しい



道南遠征2008秋-2

2008-10-25 | 環境

BOBさんとyamameさんと協議の結果
巨岩の渓へと向かうことになった
昨年もこの川を訪れたがこのエリアは初めてだ

入渓してしばらくは魚信もまばらだったが
遡行するにつれ徐々に多くなってくる


そして画像でしか見たことがなかった巨岩エリアに突入

それにしても豪快な流れだ
ちょっと下流の比較的穏やかな流れからは想像し難い
心躍りながら巨岩帯を登る

BOBさんがyamameさんに通路を説明するの図

BOBさんがyamameさんに通路を説明するの図2

yamameさんドライでビシバシの図

この日もこの川一本集中の釣行となった

変化に富んだ渓相をこころゆくまで楽しみ
たくさんのイワナ達と戯れることができ十分満足

BOBさんyamameさんありがとうございました
m(__)m





道南遠征2008秋-1

2008-10-23 | 環境

秋も深まってきた
落ち葉が河原を覆い
釣っていても落ち葉が良く釣れる季節

今回はyamameさんと同行
行き先は日本海側に流れる渓
過去何度か訪れているが秋の景色は初めてだ

入渓したらすぐ釣れ始めると思っていたら
意外にもしばらく魚の気配がない
おかしいなと思いながら釣り上がると
徐々に魚の気配が出てきて一安心

それほど大きくはないが
イワナがコンスタントに顔を出してくれる
愛の季節は終了したのだろう
どれもやや痩せ気味・・・

そして時々50~60cm以上はあるアメマスが泳いでいるのが見える
試しにキャストしても全く食い気が無い

まあ例え掛かったとしても私の仕掛けでは一発で切られてしまう

この川は大きな石がごろごろした急傾斜の荒場もあり
景色の変化を見ているだけでも心が和む

この日はこの川だけを釣り上ってみたが
ここもまた奥が深く未踏のエリアの方が多い

来年以降、最上流域を目指してみようと思う

美瑛川支流

2008-10-20 | 環境

今回初めて入ってみた川だが
川を見ると予想より遥かに川幅が広く
水量も多い
しかもただザーッと流れてくるつかみどころの少ない渓相だ
しかし川に下り立った以上は竿を出す

ニジマスがそれなりに釣れる
数もまあまあ出る

それに加え新子ヤマメの数が多い
放流されたのだろうか・・・
それとも昨年サクラマスが上ったのか・・・
後者だと嬉しいことだが・・・

水量が多い上に水深もあるので
歩きにくくなかなか前に進まない
しかし進まなくてもそれなりに釣れるので
そういう意味では楽しい川だ

ホウライマスも釣れた

今回は時間の関係上せいぜい1㌔くらいの遡行
まだまだ奥は深い

また来年以降折を見て訪れたいと思う

雨紛川2

2008-10-18 | 環境

昨年の春、まだ雪が残る季節にこの川へ行ったが
その時は魚の姿を確認できなかった
一度盛期に行ってみようと思いながらもタイミングを逸し
一年半後、また季節は少し外れてしまったが
何とか再訪となった

霧がかかる中での入渓となった
前回は雪代だったが今回は当然の事ながら川の流れは落ち着いている

テーマは「魚がいるのか?」だ
今回は釣れるまで可能な限り上流へいってみようと決めていた
しかし前回同様どこからも何の反応も無い状態

川は全体的に水深はないが
一見何らかの魚はいそうに思える
だがいかにも魚が付きそうな場所でさえ無反応

この川には本当に魚がいないのかも・・・
と思いかけた時1尾の黒い影が川を走った
恐らく30cm弱の魚体だったと思う

魚はいた

それからもしばらく無反応地帯が続いたが
やっと

小さいニジマスだった
その後同じようなサイズの魚を1尾掛け損ねた
魚の種類は不明
しかしおそらくニジマスだろうと思う

今回は約3.5㌔歩いたが
魚は3尾しか確認できなかった

あまりにも魚が少なすぎる
入った流域が悪かったのか・・・
時代が変わったとはいえ昔の文献によると
ヤマメが溢れていた川である
水質には問題はないだろう
ならばこの魚影の少なさは何故か?

また課題が残った



紅葉のモロ本流

2008-10-17 | 環境

今回はhal30overさんとの釣行
場所は全てhal30overさんにお任せした

持ってくるように言われたルアーロッド持参で
着いたところは

そんなに深くはないけど
広すぎだわ・・・

とにかくやってみるが全く釣れない
手持ちの少ないルアーをいろいろ取り替えながらやってみるが
ダメだ

だんだん海アメの時の心理状態に近くなってきた
しかし1尾も釣らずに帰るわけにもいかない

そして1個しかないスピナーに変えて
やっと釣れたミニニジマス

1尾釣れるまでが苦しかったが
かつてもっと広い石狩川本流をルアーで一度だけやった経験と
海アメ釣りで少しだけ培った忍耐力、
そして十勝坊主さんのブログを見て
スピナーで釣るイメトレをしていたのが良かったようだ
(^^)




連続函の渓

2008-10-14 | 環境

今回は気になっていた川の上流部へ向かった
同行してくれたのはかげまるさん

最初は晴れになるのかなと思ったが
徐々に曇り最終的には雨になる展開となった

風が強く時折吹く突風で
落ち葉が空を舞う

この川の下流域からは想像できないほど
渓相は変化に富んでいる

その渓相が作り出すポイントからは
時折ニジマスが釣れた

数は多くない印象だが型はいい

岩盤の大きな切れ目は深く
いかにも大物が潜んでいそうだ
(釣れなかったけど)

遡行していくと川の左右から滝となって水が流れ落ちてくる

小さい高巻きやヘツリを繰り返して上流を目指すが
ついにどうにもならない函が出現
密集した笹薮の中を大きく高巻きする

川へ戻り釣り始めるが少し進むとまた函
ここでかげまるさんがでかいニジマスがいて
ルアーに反応はするが釣れないという
川底を覗き込むと確かにいる
試しに餌を流すと一発で掛かった
その瞬間私の仕掛けでは無理だと感じた
あわよくば釣り上げてやろうという気は当然あったが
釣り上げることができる範囲内の手応えではない
川底に引き込もうとする力が強すぎる
結果10秒ほどで竿先は天を向いた

また函を越える為に高巻きを余儀なくされる
高い所から見る渓谷も美しい

そしてまた川へ下り釣り始める

川は水量が減りかなり狭く深い様相となってきた

川岸を歩くのも厳しい

更に高巻きで上流へとも考えたが
時間的に難しそうなので
ここでタイムアップとした

見事な渓谷美を堪能できた一日だった

魚がいない渓

2008-10-12 | 環境

この川には約10年ほど前に入ったことがある
その時は最下流、中流とやってみたが
魚は釣れなかった

一度や二度釣れなかったからといって
安易に魚がいないとは断定できない
事実1度目はボーズでも2度目3度目で普通に釣れた川はたくさんある

魚が釣れなかった場合、何故釣れなかったのかを考えてみる
釣り人が入った直後でタイミングが悪かったのか
河川工作物によって魚の往来が遮られ繁殖できず絶滅してしまったのか
水温などの条件が悪く魚の活性が低すぎたのか
水質等環境が悪く元々魚が少ないまたはいないのか
等いろいろあるが・・・

この川の場合かなりの確率で河川工作物がその原因と思う
下流、中流域に

このような魚道の無い砂防堰堤が
正確に数えたわけではないが10基前後ある

今回はこの上流にはもう砂防堰堤がないと思われるところまで行ってみた

渓相も悪いわけではなく水も綺麗だ
しかし予想通り魚の反応は全く無い
ここに魚がいなきゃおかしいだろうと思われるポイントでも
何もナシ

途中微かにアタリがあった
その主は

言葉が話せりゃこの川はいったいどうしちゃったのか
カジカに訊きたいくらいだったが
犯人はもうわかっている

後にも先にも魚の姿を見たのはこの1尾のみ

この川にしてみれば大場所のこんなところからも
魚の反応はまるっきり無かった

前回の釣行の際にこの川の河口付近にある橋の下では
まっ平らなコンクリートの上を水が流れる状態になっているのを見た
あれでは魚の遡上は厳しいだろう
しかし遡上できたとしても最初の砂防堰堤までの距離は僅かだ

この川にも昔はたくさん魚がいたのだろう・・・

「瀬にはヤマメが群れていてあそこの落ち込みには大きいイワナが・・・」
こういう川に出合うたびにそんなことを想像してしまう

1尾だけ釣れたカジカの画像を見ていたら
「川を元に戻してくれ」と訴えているように思えてきた




哀愁の山岳小渓流

2008-10-09 | 環境

今までこの川の名前を口に出した釣り人は
たった一人しか知らない
またこの川に釣り人がいるのも
たった一度しか見たことがない
結構穴場的な川だと思う

入渓地点からかなり勾配がきつい遡行となるが
その辺りからイワナがいる

ここのイワナは白斑が少ない独特な模様をしている

川の形状からして海からの遡上は厳しそうだ
ゆえにヤマメは全くいない

ひとしきり急勾配を登り切ると川はやや傾斜を緩め
比較的歩きやすい渓相となる
そしてしばらく行くとかなり古いと思われる
低い堰堤がある

周りには石が積み上げられていて
取水していた跡も見られる

今はそんな気配もないが
昔は住民の生活と密着した堰堤だったのだろう

堰堤を越えても決して多いとは言えないが
イワナの姿は結構奥まで見られる

川は全く自然のままの状態で
歩いていて気持ちがいい

そこそこイワナも釣れる

そこに身を置くだけで心が休まる素晴らしい川だ

こんな川は本当に少なくなってしまった
いつまでもこの自然を維持していって欲しいと
心から願っている


雨の日の渓

2008-10-06 | 環境

雨が結構降った
降雨量の多いところや濁る川は釣りにならない可能性が高い
ネットで各地の降雨量を調べているとピンポイントで一箇所だけ1mmしか降っていない場所があった
そこにはちょうど行きたいと思っていた川が流れていて
迷わずそこへ向かってみたが

その場所で降ってなくても上流で降っていれば意味がない
支流も2~3まわったが同じ状態で釣り不成立

ならば近くに豪雨にでもならない限り濁らない川がある
早速移動し着いたのが冒頭の画像の渓
ほんの少しだけ水量が多いが釣りに何の支障もない

早速イワナ達が顔を見せてくれた


相変わらず雨が降ったりやんだりで
空も暗めだが景色はイイ

イワナは特別大きいサイズのは出なかったが
数、サイズともそれなり
カジカはなかなかいいサイズだった


これだけ釣れれば言うことはない

紅葉直前の渓を満喫できた




夕張川支流二3

2008-10-03 | 環境

昨年BOBさんに連れて行ってもらった流域に
今年も行ってみたいと思っていたが
この季節になってやっと行くことができた
思えば昨年も同じような季節だった
あの時は大雨+雷+ヒョウで大変な目にあったな~

いきなり出てきたのはQちゃん

そしてニジマス

このところ魚が極端に少ない場所での釣りが続いていたせいか
やたら魚がたくさんいるように感じる

これは楽しい♪
と思いながら釣り上がると
さっきまで晴れていた空に黒い雲がたちこめてきた
昨年に引き続きまたかい・・・
と思っていたら本当に降ってきた
幸い程なく雨はやんだが
やはり私は雨男なのだとあらためて実感した

あまり雨がひどければ引き返そうと思っていたが
やんだので更に上流へ向かう

そこそこのサイズの魚が出てきてくれた


昼からの入渓だったので
そう奥までは行けなかったが
久しぶりにたくさんの魚の顔をみたような気がする
いかにもクマさんが出没しそうなロケーションも楽しめた


来年もまたここの魚達に会いに行こう




キナウス川

2008-10-01 | 環境

この向こう側の川ではやや水量が少なかったので
少し大き目の支流にということでこの川に入ってみた
水量は少しだけ多いが流れ方はほぼ同じ
ここも変わらず鹿の足跡だらけだ

またとりあえず魚の顔が見れるまで行ってみることにした
ポイントには乏しいが歩きやすいのでどんどん上流へと進む
そしてちょっとしたタマリで


と来た

Qちゃんとはいえいい型が釣れたので満足だが
ヤマメはここにもいるのかな?
という気持ちになりもう少し上流へ行ってみることに

しかしその後も出てくるのはQちゃんのみに終わった

この川、昔はどうだったんだろう
もしかしてヤマメがたくさん泳いでいたりしたのだろうか・・・

この水系の全体像はあまり把握できていないが
それなりにヤマメもいたようだ
私は渓流とそこに棲む魚達全てが好きなわけで
ヤマメだけに拘る気持ちはないが
現在この川にあまりヤマメがいないとしたら
そうなった原因があるはず・・・
もう少し研究してみる価値はありそうだ